
朝起きて準備を整え、「みくりや鼻の診療所」に向かいます。いつ行けばよいのか分からなかったので、LINEで問い合わせました。便利な時代になったものだと感じました。分からないことは簡単に聞けます。
入院施設で約14,000円を支払い、タクシーに乗って診療所まで移動しました。道中、まだぼーっとして外を見つめていました。到着してタクシー代6,500円を支払い、みくりや鼻の診療所に向かいます。
みくりや鼻の診療所にて
クリニックでは、看護師さんにたくさんの労いの言葉と症状を心配する声をかけてもらいました。同じ医療施設でも働く人でこんなに違うのだと改めて感じました。医療サービスは素人からすると分かりにくいものです。「医師の腕」や技術を評価するのは素人には難しいと思います。スポーツや製造業、医療、クリエイティブな領域でも、技術職は同様です。評価するには同等の知識と実績がなければ客観的な評価はできません。
ただ、「接してもらえた時の対応や寄り添ってもらった気持ち」だけは理解できます。
まるで別世界に来たような感じでした。それだけ皆さんがしっかり「患者」を診ている…。やはりプロです。
診察にて
診察室に案内され、先生に「入院施設はどうでしたか?」って聞かれました。私は上記のことを考えていたので、
「ブランディングが違いすぎて、ギャップについていくのが・・・・。」と返答しました。
建物の新しさや古さではなく、医療提供者としての質の違いに衝撃を受けていました。
先生「それでは、今から鼻に詰めている詰め物取りますので、少し痛いですよー。」
鼻の中の綿を取られます。ズズッ、ズズッ・・・。スポッ‼
取られて綿をみてびっくり。。。こんな大きなものが鼻にはいるのか!!!というほどの大きな綿が2つ。そのフォルムはまるでモスラの幼虫のようでした。
死んだモスラの幼虫が、お皿の上にコロンと横たわっているように見えました。
YouTubeで紹介されたクジラやウミガメに寄生した寄生虫を人間が取ってあげる動画を思い出しました。まさしく私の鼻はモスラの寄生から解放されすっきりしました。パンパンに大きくなっていた鼻がしぼみました。
鼻に詰まっているモスラ(綿)がいなくなると、おどろきな現象が起きました。
聞こえる音がクリアになり、自分の声も変わりました。
鼻に空気が通り始めた瞬間に「音」について変化が生まれました。
先生に思わず、「聞こえる音が変わりました」といいました。
※これは人によって感じ方が違うと思います。
そして、空気のとおりを意識せずとも感じることができました。

綿をぬいたことで、鼻血は余計に出る感じでした。
先生から
「まだ、鼻の中には水に溶けるガーゼが入っています。鼻うがいをしてもらうと、ガーゼが傷口にかぶさって保護しながら溶けだして、少しづつでてきます。」
といわれ薬を処方してもらって、次の予約を3日後に取り会計に進みました。
生まれ変わった自分を少し実感しながら、鼻にガーゼをあててマスクをして、会計に進みました。
会計は医療費最大限補助されていたので、衝撃の19円でした。www
衝撃づくめの手術と入院体験でした。マスクの中にガーゼを敷き詰めこれから数日間私はこの姿で過ごすのでした。
次号につづく