04/10(水) 入院10日目

いしかわ
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今日は朝から春らしい快晴だった。レントゲンを撮ってもらうためにエレベーターを降りると、空気がいつもよりひんやりしていて気持ちがよい。病棟では新鮮な外気に触れることがなくて温度も一定に保たれているので、病院の出入口近くを通るレントゲン撮影の道中は外を感じられるよい機会である。

胸腔は入院当初と同じように陰圧をかけていないのだが、肺はまた膨らみを取り戻しているらしい。病室に戻ると陰圧をかけましょうということで、ドレーンバックに機械がつながれて再び-5 cmH₂Oで陰圧がかかり始まる。目視や自覚できる状態は入院2日目とほぼ同じなため、ふりだしに戻った感じがする。ここまでの一週間は何だったのか、みたいな。

その後、初めて見る呼吸器外科の先生がやってくる。これまでお世話になっていたのは呼吸器内科だが、手術は呼吸器外科が担当する。今日は本格的な話ではなく、ちょっと様子を見に来ましたーという雰囲気。女性と男性の2人の先生だったのだが、特に女性の先生が元気な感じだった。今後お世話になるのだろうか。

午後は担当医・主治医の先生や看護師さんが別々にやってきては、手術の日程や大まかなスケジュールを説明してくれた。今週はもう空きがないそうで、15(月)の午後に全身麻酔での胸腔鏡手術をすることになった。今日のところは細かい説明はなく、また担当医が決まってから後日するとのこと。会社には早くて今週末には退院できそうと伝えていたのだが、手術を受けるので延びますと伝える。

ドレーン挿入部の痛みはまだあるものの、朝食後にロキソプロフェンを服用してからはある程度落ち着いた。今は痛み止めがなくても大丈夫になったが、起き上がる時など体勢を変えるとやはり痛む。これから手術までの4日は待機期間となるが、暇を持て余す予感がする。


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