午前中はいつものようにレントゲンを撮りに行く。レントゲンの結果が問題なかったのか、先週金曜日に伝えられていた通りクランプテストが始まる。クランプテストは胸腔をドレーンがないのと同じ状態にして、肺から空気の漏れがないかを検査するものである。鉗子(かんし:刃のないハサミのような器具)を2本使ってドレーンチューブが閉塞され、胸腔とドレーンバックとの間が完全に遮断される。
鉗子2本分だけドレーンチューブが重たくなったのと、どこかに引っ掛けると危ないので気を付けることがちょっと増えた。ドレーンは脇腹にテープで固定されているものの、移動するときは脇腹あたりを引っ張られる感じがするし引っ掛けた場合を考えると少し怖い。鉗子と引き換えに、これまで陰圧をかけるために繋がれていた機械が外され、機械の音とドレーンバック内の液体がポコポコ鳴る音がなくなる。病室が静かになり、これを書くのにキーボードを操作する音も気になるほどである。
午後に入院生活で3回目となる洗髪を終えると、レントゲンを撮ってきてとのこと。おそらくクランプテストの経過観察のためだろう。待ち時間もなくすぐに撮ってもらえた。その後特に音沙汰はないので経過は順調であると信じたい。ただ、さっき看護師さんが検温に来た時にドレーンが入っている胸のあたりを触診しながら、空気が漏れている感じがあると言われて気になっている。自覚症状はないが、自分で触ってみると確かに皮膚のすぐ下あたりに気泡があるような感じがする。なんだろう。肺からの空気漏れが続いていたら嫌だなと内心思いながら、明日レントゲンを撮ってもらって確認しましょうということになった。
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