abrAsusを研究

nabettu
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先日レザークラフトに入門したので、まずは研究、という事でabrAsusの薄い財布を買ってみた。

その結果、思いの外色々と発見があった。

袋構造からの脱却

今までの作り方を踏襲すると、袋型に縫った部分にお金を入れる形になるが、アブラサスではお札は引っ掛けるだけ、カードは重ねて厚みを出して型に入れるだけ、という形でいわゆる袋構造になっていない。

小銭は浅めの袋型になっているが、ジッパーもなく15枚までしか入らない制約の元、最小限のサイズになっている。

1枚の皮から作られている

1番びっくりしたのはここで、軽く・薄くするために財布に使われている皮も最小限の面積しかない。

その上でその皮が折り紙のように折りたたまれ構造化して一枚の皮で作ってある点である。

切り離す部分をまた別な部分として再利用することで本当に作る上で最小限のサイズの皮しか必要ない作りになっている。

ググったら検証している人がいた😂

10年以上覇権を取り続けている

発売からもうすぐ15年とかになるらしい。薄い財布でググってこれより上にくる財布はない。

前述した構造によってかなり薄くなっており、それを超える薄さを本革で再現するのはかなり難しいと思う。

さらに特許もとってあるからか、真似した製品も全然出て来ていなさそうだ。特許は取るだけでなく、ちゃんとした法務部がパクリを防ぐパワーの方が大切だったりする。それがしっかり機能しているのだろう。

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自分で使う財布を自分で作れたらいいなと思っていたが、これを何か一つでも超える財布を作るのはかなーり難しいので、何かしら差別化が必要そう。

今の所見えてるアブラサスのデメリットは

  • カード入れをパンパンにしないと落ちる

  • 小銭入れの中身が開けると落ちそうになる

  • お札を入れる際にちょっと引っ掛ける必要がある

くらいしか思いつかない。そしてそれぞれはそこまで致命的な欠点でもない。

まぁまずはアブラサスを真似して作ってみようかな。