THA2の電源はなるべく落としたくないという結論に至ったので、
https://sizu.me/nacht/posts/m38tnc41e8h6
使わない時はファンで冷やすという運用をやってみる。PCのケースファンに変換ケーブルを用いてあいほんの充電器から給電する。熱源がアンプの後方にあったようで、後ろだけ風を当てれば内部全体が冷えた。コンデンサーもどれも全く熱くない。かなり微弱な風量だが、アンプの中を冷やすのには十分。音も全く聞こえない。
さんざんオーディオは見た目も重要とか言っておきながらこのザマ笑
だがこれなら電源入れた手のように音がスカスカになることもない。直前まで冷やしていても普通にいい音で鳴っているように聞こえる。
さて、THA2に限らず常時通電しないと音がよろしくない機器というのは目にする。さらに、将来的にセパレートシステムを組んだら、全て天板を開けてファンで冷やすとかやってられない。てか今もクロックジェネレーターやアクティブアースはそんなことせず常時通電である。
となると、闇雲に冷やすのではなくどこまでが許容範囲なのかちゃんと調べた方がよさそうだ。
逸品館や光城精工のホームページを見ると、常時通電していると電解コンデンサーは数年しかもたないような書き方がしてある。
ここでいう105℃2000時間はコンデンサー自身の温度のように書かれているが、日本ケミコン株式会社のホームページのように、周囲温度と書かれているものもある。これはコンデンサーの表面温度なのか周囲の気温なのかよく分からない。
ただ、下のように電解液の周りと解釈できそうな記載も見られ、そうだとしたらコンデンサー自身の表面温度と読み替えてもよさそう。
THA2の内部気温は室温22℃で35〜40℃くらいだ。それでもコンデンサーは一番熱いので3秒とさわれないものもある。60℃とか65℃とかになるだろうか。2秒は触れるから50℃?コンデンサー自身の表面温度で105℃2000時間だとすると、65℃で32000時間、55℃で64000時間で、常時通電すると3.65年〜7.3年で寿命ということになってしまう。
ただ、105℃で2000時間は理論値である。理論はあくまで理論であって、大事なのは現実である。アンプの修理で数年しか使ってないのにコンデンサーの寿命が尽きてて入れ替えなんて聞いたことがあるだろうか?(あったらすいません)修理に携わる人の声などを調べると(ヤフー知恵袋の自称ではあるが笑)むしろ使わない期間が長いことの方が劣化が早まる要因として挙げられることの方が多いように思う。
ここまで考えて改めてTHA2の中を覗いてみる。
一番熱くなる真ん中のコンデンサー、側面がかさぶたみたいになってるのがすごく気になるんですが…大丈夫か?