※この記事では二次創作小説の同人誌を取り上げています。公式とは一切関係のない制作物です。苦手な方はご自衛ください。
8冊目・概要


印刷所:ブロス
サイズ:B6
表紙用紙:ファンタス ハッパ 135kg +ベルベットPP
本文用紙:美弾紙ノヴェルズ
遊び紙: なし
その他加工:箔押し KF003A(グリッターホイル)
フォント:夜永オールド明朝Regular 9pt
装丁について
(現状の)やりたいこと全部詰め!
ずっとお願いしたいと思っていたデザイナーさんに依頼。
希望:「ファンタス」をつかいたい・箔押ししたい・モチーフは平面的/シンプルな感じ(NARA BREWINGのパッケージをリファレンスとしてお送りしました)・ベルベットPPをかけたい
箔の種類は提案いただいてこちらに決めました。銀系の箔は傾けるとレインボーになるものが多いそうなのですが、こちらは銀ラメのみでほどよく存在感がある…と勧めていただきました。「ラメというよりざらっとしたノイズっぽい」というデザイナーさんの紹介文に心を掴まれ即決。


用紙は憧れのファンタス!「緑」がテーマだったのでハッパ決め打ちでした。

PPをかけると反りやすい・ベタ印刷が色抜けする可能性がある(もともと白面に印刷する仕様を想定していない用紙だそう)などの注意点を了承して、135kgを取り寄せてもらって使用。
PPはベルベット。これもいつかやりたかった!高級感ある手触りです。濃色だと埃が目立ちやすい…らしいので、淡目の色のデザインにしていただけて感謝。
「ファンタスはマットPPでもベルベットっぽくなる」というつぶやきをいくつか見かけて、「ファンタス+マットPP」を試したことのあるフォロワーさんに実際触らせてもらったりして決めました。たしかにマットPPでもさらっとベルベットっぽくなるかも?という所感です。
ブロスだと上記仕様はオフセット印刷になりました。
内容について
「社会人軸」の長編(※文字数的には中編ですが…以下略)。
当初、高校生軸の連作短編を想定していたのですが、なぜか筆が進まず路線変更。結果的に、よりタイトルとマッチする話になってよかったかなと思います。
(攻め)の二度目の挫折と復活についてを書きました。以前も言った気がするけど…初期は「(攻め)は(受け)を救う圧倒的光」という書き方が多かったのですが、最近は「どちらにとっても光であるし、先に(受け)が(攻め)の光だった可能性も高い」の思想が強くなってきています。
また、両者、完全無欠な人間ではないので、いつも盤石な支えであることは不可能だと思っており…今作では(受け)が(攻め)を助けたい、支えになりたいと思って先に行動に出ますが、支える側にだって感情も事情もあるから、不安定になったりもする。そこで(攻め)の光が射すわけなんですけど…(泣)←この展開好きすぎる
あとがきに書いた曲があまりにも「全て」なので、聴いていただけたらと思います。もはや読まなくても聴けばわかるまである。
今回のモチーフは「緑」です。わかりやすい!英語のgreenに「未熟」「嫉妬」「顔色が悪い」「鮮明」「許可」などの意味がある(※熟語含む)と知り、ニュアンスをまぶさせていただきました。
終始ハッピー!という話ではないですが、実存厨なりに「ありそう」で、未来に向かって前進するエンドにできたので悔いはありません。
タイトルは大好きなバンドの曲から拝借。「愛する音楽と自分」についての曲で、どうしても好きなものって"そう"だよね〜…と頷きが止まらない歌詞があります。彼らにとってのバスケや、生き甲斐にしている事柄もまた…という感じ。
一文目と最終文の対比をまたやっております。ギターアンプのスイッチ入れる音って、すごく「ぱちん」なんです。
⭐︎心身をすり減らす労働、反対──…!
まとめ
このイベントでは同時に新刊を3冊出しました。それぞれやりたいことを完遂できてうれし〜!今回も納得のいく本がつくれました。
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