ぷるおさん主催のharmoe Advent Calendar 2025 23日目担当の新野です。カツカツ更新ですみません。
アドカレは前年度も参加させていただきまして、今回二年目の参加となります。
今年は昨年のライブからフォロワーの吉岡さん(@0kawari_kudasai)と共同で制作してした、陽萌学園赤本、という名の自主制作ライブ情報まとめ本の制作経緯などをお話しようかなと思います。
すべての始まり
さかのぼる事1年半前、2024年6月19日(水)はるもえティーパーティー33の生配信で、3rdライブ「ii'm here」の情報が公開されていた時の私のツイートが残ってました。harmoeのライブは曲中で細かなペンライトの色の指定があるのが楽しいポイントです。観客もライブ演出の一部になっている感覚があるので。
おふたりのパフォーマンスを見るのを最優先にしつつ、できる限りペンライトの色もカチカチ変えていきたいところなのですが、曲数が増えれば増えるほど覚えることが増えていきます。これは困ったなもうテスト前の暗記じゃん。赤本みたいに問題集作るしかないじゃんワハハ！という軽口で上記のツイートをしていたのですが、
のちの共同製作者となる吉岡さんからこんなうれしい返信が。私もあったらいいよね～くらいの気持ちでお話しさせていただいていたのですが、その後二人でいやこれは本当に…作っちゃいますか…！ということになり、ライブ情報などをまとめた冊子の制作を始めることになりました。この会話がなければ私一人では絶対に作らなかったので本当に感謝しています。
構成について
ということでまずは二人で相談して何を載せるのか決めることにしました。初めてライブを見る人でも予習ができるような情報を入れたい＆せっかくなら本物の赤本と似た感じのコンテンツを入れたかったので、赤本の
学校についての基本情報
各年ごとにまとめられた過去問
傾向と対策
という構成を参考に
基本情報→harmoeについての基本情報、これまでのイベント
過去問→各年ごとのライブセトリ
傾向と対策→ペンライト演出 コール＆レスポンス集 これまでの衣装
と、当初予定していたペンラ演出以外にもいろいろなコンテンツを入れることにしました。
ここでページ数が約30ページほどになることが確定したので、どの情報がどのページに来るのか、ページのレイアウトをメモ帳を使ったりして考えていました。
情報収集
次は必要な情報を集めるターン。正直ここが一番大変だったような気がします。公式HP、Twitter、Instagram、CDブックレット、BDの販売ページなど、あらゆるページを探し、知り合いの方にも協力していただきながら情報を集めました。
情報を集めた後も、どのようにわかりやすくまとめるのか気を付けたり、表記ゆれがないように、できるだけ公式の情報に表記を揃えるよう気を付けながら作業を行いました。ライブのコンセプトのテキストなどはすべて引用元を入れるようにしています。
デザイン
集めた情報をもとにページをデザインします。いくつか完成版のページを抜粋しながら紹介させてください。
表紙
まずは表紙です。
このいかにも！！なデザインですが、実は現在の赤本では採用されておりません。ちょうど制作を始めた2024年からデザインがリニューアルしたそうで、今はかなり落ち着いたデザインになってます。(気になる方はググってみてください。)ただ、我々作者の赤本のイメージが"これ"だったので、今回はこのデザインを参考にさせていただきました。
帯の色や、右上の数字も遊び心をいれてたり。
年表ページ
これまでの活動をまとめた年表ページは、harmoeのコンセプトでもある「音楽と物語は一緒に歩く」を表現できるように、一本の道になるようなデザインで吉岡さんが作成してくださいました。この構成が4ページ分あるのですが、イベント名の文字数と、イベントのスパンがうまくかみ合わず、どうやったらきれいに配置できるか…？を何度も調整してくだいました。
アルバム収録曲＆セットリスト
アルバム収録曲とライブのセットリストのページは、各年ごとに試験概要よろしく、ライブの概要を表紙として付けました。ライブのコンセプト、物語がわかるように、アルバムやライブのイントロダクションから文章を引用させていただいております。
中身は、試験時間の代わりに公演時間を載せたり、
harmoeのモチーフとしてよく登場する●と◆をアイコンとして取り入れたり…いろいろ遊ばせていただきました。(実は2ndライブのページだけアイコンが少し違います。もし赤本をお持ちの方は見てみてください！)
ペンライト演出
この冊子を作るきっかけになったペンライト演出ページです。
ペンライトの色の順番も一緒に入れておきました。
改めてこう…まじめな見た目でまとまったテキストを見ると、何言ってるんだ？感があって面白いですね。画像には載っていないですが、「アンチクライアント」の我こそは炎と思う方はレッド、面白すぎるでしょ(ちなみに私はずっとレッドにしがち)
Okey◎Dokey!は演出があまりにも細かいのでちょうど半ページに収まるようにレイアウトを調整しました。
衣装ページ
テキスト情報のレイアウトが完了したら最後の大仕事、衣装集のためのイラスト制作です。できるだけ絵の個性を消して服のデザインをメインにしたかったので、身長差などは考慮せず、ファッションデザインの素体を参考に人体のテンプレート素体を制作。それをもとに二人で衣装を書きまくりました。
この衣装アシンメトリーだ！これは二人一緒のデザインだけど丈感も柄も違う！！この衣装の素材何！？すごい！！(´;ω;｀)と感激しつつもわっかんね～～～！！！と思いながら二人とも必死で描きました。harmoeチームのみなさんってほんとすごくってぇ…。
ネップリ
何とかライブまでに中身の作成が完了したので、今回はライブ前でも手軽に印刷できるようにネットプリントを利用してみました。どうしても表紙はカラーページで印刷したかったので、わざわざ表紙と本文を別ファイルで登録。試しに何回か家の近くのコンビニで印刷してレイアウト崩れがないか確認してから、正式にお知らせするようにしていました。
当初は数名気づいてくれた人が印刷してくれたらいいね！くらいの気持ちでいたのですが、思っていたより多くの方が印刷してくださったようで…。ライブ会場でなぜか赤本を開いている人の姿を見かけてニコニコしてました。とても嬉しいです。なにより、初めてharmoeのライブに参加される方が気になって印刷してくださったのが本当に嬉しかったです！！！！ありがとうございます！！
harmoeのライブ、気になってるけど初めてだしどんな感じかな…と思っていらっしゃる方の手助けになる物が作りたかったので…。こんなに嬉しいことはない。
そして衣装本へ…
Q 2024年に赤本を作り終わったらどうなる？
A 次の赤本と衣装本を作ることになる
赤本を作り終えた2024年の年末。ちょうど今から一年前くらい前のこと、
「来年も赤本作ります？」
「あとせっかく来年でharmoeがデビュー5周年なので、赤本で使用した絵も使って衣装本作りませんか？」
ということで今年度も企画が動いております。今年度版の赤本は無事夏に作り終わり、あとは衣装本の制作だけ。一年前から企画したはずが絶賛原稿中です。
たくさんの方にご協力いただいているので、いいものが作れるように最後まで楽しみつつも頑張ります💪すべてが終わったら衣装本のお話もいつか書きたいな～～～ッ