人生の複利を意識する

nztm
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新NISAのことを調べていて「複利」という概念を知った。

簡単に説明すると、複利は「利息の上に利息がつく」仕組みのことだ。お金を投資したときに年利がついたら、次の年は再投資された元本とその利息に対しても年利がつくので、数年間続けていると、資産が指数関数的に増えていく可能性がある。なので、始めるのが早ければ早いほど、続けている期間が長くなり、将来的なリターンも大きくなる。

この複利の考え方は、金融資産だけではなくて、人生のあらゆることにも適用できるのではないだろうかと思った。もちろん、お金のように数字が単純に増えていくものではなく、確かな指標があるわけでもないので複雑ではある。

例えば、経験であれば、それがその後の人生の考え方や選択に影響を与え続けるので複利的だと言える。良い作品に触れたり、色々なものを作ったりした経験は、のちのクリエイティブに影響を与え続け、積み重なっていくだろう。

実績やスキルにもかかるかもしれない。単純に積み上がっているようにも見えるが、実績であれば、過去の制作物が新しい仕事を生み出し続け、またその仕事から新しい仕事が生まれ続けることもある。プログラミングの習得であれば、既に持っている知識が新しい技術を獲得するのに有効的に働き続ける。

ただし、これは複利が効く何かを「続けていること」が前提にある。前に書いた投稿の話だが、ウサギのように一時的にやるだけでは複利が効きにくい、カメのように長期的に続けていると複利が効きやすいとも言えるかもしれない。やはり長く続けることは重要だ。

あまり好きな言葉ではないが、お金や時間を使って自分の価値を高めることを「自己投資」というらしい。これは闇雲にやるのではなく、こういった複利をどれだけ最大化できるかを考えてやっていくべきなのかもしれない。読書や留学のような、汎用的にあらゆることへ複利が効きそうなことは、若いうちに積極的にやっておくと良さそうだ。そんなことを思いながらも、貯めたお金をうまく使えずに、新NISAに突っ込んでいる自分が情けない...。

もし、これを読んでいる方で、20代のうちにやっておいてよかったこと・やらなくて後悔したことがあったら、ぜひ教えてください。

@nztm
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