文具女子博pop-up、至福の空間。

odobu
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公開:2025/9/15

知らなかった、天国には六甲おろしが鳴り響いてるって。


せっかくだから新しいことやろう!

私の中で友だちに会いに都会に行くブームが来ている。合わない間も通話しながらスプラとかしていたけど、友だちと物理的に会って遊ぶのはやっぱ楽しさが違う。しかも彼女がいるのは都会。あそこ行きたいあれがやりたいという気持ちさえあれば、無限におもろいものが転がっている。何もかもがイオンモールで完結する田舎のおもろさより雑味の多い複雑なおもしろさだ。

久しぶりに行った時はキンツアを観た。何もわからない状態で、関俊彦さんのGet Wildに釣られて。しかもいきなり応援上映に行ってエリートさんたちの素晴らしい合いの手を真似しながら楽しんだ。

次に行った時は友だちの推しを求めて、まねきねこにコラボグッズを買いに行った。通販では買ったことがあるがコラボグッズ取り扱い店に行ったのは初めてなのでどうやって購入するのかなど興味深く眺めた。

楽しい。知らないところや新しいものを体験するのはささやかなものでも楽しい。それも友だちと一緒なので最高だった。例えつまらなかったとしてもきっと同じ温度で文句を言い合えるだろう。それはそれで楽しいはず。

「展」だ、「展」に行こう!

次は、田舎でもやってなくはないけどどこでやってるかわからない。多分、街はずれの美術館とかなんとかホールとかでやってるのか…?そういう展示やらポップアップに行きたい!都会ってなんかそういう文化的なものにもすぐ触れられるイメージあるし、何らかのイベントが常にやっている気がする!

そんなこんなで行ってきました!文具女子博pop-up in 梅田!


やばい文具、やばい熱量、やばい購入システム。

六甲おろし鳴り響く阪神百貨店8階催事場。簡易に区切られた会場入り口でチケットを渡すと代わりに透明なビニールバッグを渡された。中には1枚、イベント概要と会場マップが印刷されたリーフレットが入っている。文具女子博どころかイベント系はほぼ行ったことがない私たちは混乱した。なんだ、このバッグは…。

見渡すとレジは各ブースではなく出口に集中して置かれているらしい。つまり、ブースを見て回って欲しいものがあればこの透明なバッグの中に仕舞い、最後に出口でお会計をして帰る。そういう仕組みなのだ。

戦慄した。

欲しいものに対してブース毎に財布をカバンから出すという行為は、購買意欲へのワンクッションになる。欲しいけどいちいち財布を出す手間かけるほどか?その一瞬のブレーキが、無い。

しかもその購入方法がやってみるとめちゃくちゃ気持ち良い!うわーこれかわいい!欲しい!その気持ちのまま自分の透明バッグに入れちゃうあの楽しさ!私が手帳デコに凝っていてハンコとかマステとか欲しいタイプの人間だったら破産していた。それほどかわいくて欲しくて使いたい文具が集結しているのも恐ろしい。

来場者の熱量も凄まじく、いうて時間での入れ替えブロック制なので混雑しすぎることもないだろうと甘く見積もっていたが、通路を埋めるほどのぎゅうぎゅうぶりではないのはその通りだったけど、ブース前は熱心に文具を吟味する人で溢れ、熱心すぎるあまりなかなか動かない。そんなところに後ろから新たに入場してきた人たちが詰めかけるものだからまともに見れるか?!と不安になるほどだった。もちろんブロックの入場開始時間から30分もすればそれぞれが会場中のブースに散らばり、比較的落ち着いて見ることができた。

ロルバーンだけは壁サーを張っており専用の待機列が用意されていたので、ロルバーンお好きな方は並ぶ時間も考えて回るのが良いと思います。

瞬く間の2時間。

気づいたときにはもう終了時間が迫っていた。楽しすぎる。

ロフトで文房具を見ているのだって、いや普通にスーパーの文具売り場を見ているのでも楽しいのに、各ブースで趣向をこらした展示をされている主力商品、それらを愛情持っておすすめしておられる出展者さんたち、並んでいるもの全てがキラキラ輝いてみえる空間だった。

あれもこれもとピンと来たものをバッグに入れて、お会計は1万ほど。マステやハンコ、シール類の出店が割と多く(ブース毎の個数も多く)、前述のとおりそこはまだ足を踏み入れていない私はだいぶ助かった。私が特に弱いのはクリアファイルとノート類とブロックメモ、一筆箋などで比較的種類としては少なかったように思う。

マステが刺さっていた友だちはかなり吟味していたので、心当たりのある方は予算にだいぶ余裕をもった方がいいだろう。隣で会計していた見知らぬ方は5万くらい行ってた。

会場を後にした私たちはすっかりへとへとになっていて、体の疲れに反比例するように心は浮き立って晴れやかだった。また文房具のイベントに行きたい、そう思える楽しさに満たされたまま帰路に着いた。


購入品の一部、見て見てー!

① ブロックメモたち

まずはブロックメモたち!ブロックメモってなんでこんなにかわいいの…小さくて四角くてそのうえ分厚い、ギュッと好きが詰まっている。個人的には意外と使い道がありそうで無い文房具第1位なんですが、大好きなので4つも買ってしまった…手帳術ならぬブロックメモ術をご存知の方は教えてください。

② ポケットいっぱいクリアファイル、Pokeful

お次はポケットが3つついてるクリアファイル!キノコ柄がかわいすぎる…。

中身はこんな感じ!サイズ違いのポケットがいいですね!どこに何を入れようかワクワクする…!

これには3Dハウスステッカーの作ってないやつを収納しようと思ったんですが、ひとつだけ誤算が…。内側に挟み込むタイプなのでA4サイズ以上は内ポケットに入らない…。仕方ないので内ポケットには小さめのやつを挟んではみ出してるやつはクリアファイル自体で挟み込んであります。こうなったらデカいやつから消化するか…。

③おとなのラジオ体操カード(ノート)

ここのブースはやりたいことリストを預金通帳に見立ててあったりポイントカードで任意のポイントを集められたりなど、おもしろい手帳がいっぱいあってかわいかった!ビールやソーダの形をしたレトロなクリップも素敵でした。

中身はこんな感じ。運動したらシール貼る、みたいな使い方をするつもりです。好きなシールを貼る機会を得るためにがんばれるかもな…。

④スタンプ帳

これは完全に表紙一目惚れ!ゆるっと御朱印集めしてるので、その際に一緒に持って行って押せそうなスタンプ探してみようと思います。埋まる日が楽しみですね。

⑤展示サンプルも最高でした!ペンケース付きノートカバー

ペンなど収納できるケースがついた手帳カバー。機能性だけじゃなく、絵柄がゆるくてどれも最高。それぞれの絵柄に作例としてノートとペン類、チャームがついたサンプルが用意されていましたが、どれもカバーと色味を統一していて本当にかわいかった。チーターのA5サイズが欲しかったのですが、売り切れていたのでB6サイズを買い…手帳用にA5サイズも買うという惚れっぷり。

さっそく手帳入れてみた。持ち歩かないのでカバーなくてもいいんですけど、この一か所にまとまってる感じがたまらない…。これひとつ持ち上げたら完結してる感じ好き。

何も考えずに買ったけど手帳の色とそこそこ合ってるかもな…。

HPとか見に行ったけど、ロフトとかでもっと色んな柄展開ありそうなので、また探してみようかなぁ。


手帳好きな人の動画とかみて、なんでみんなあんなに何冊も手帳を使い分けているんだろうと不思議でしたが、理解できました。

使いたいノートがありすぎるからだ!!!

「使う必要の前に使いたいツールがある。」それはどの界隈でも同じ、普遍的なロマンなのかもしれません。そういうことに思い至れた楽しい体験でした。また参加したーい。では。