短期間でダクソ1→ダクソ3と遊んだので、そのままの流れでエルデンリングを開始し少しだけ(30時間ぐらい)遊んだのですが、あまりにもモチベーションが低く、継続するには厳しい部分がとても多いと感じています。
エルデンリングが辛いので、ダークソウル3の3キャラ目を作ってみたらめっちゃ楽しく続けられており、ゲームに疲れたわけではなさそうです。(3キャラ目だけでそろそろエルデンリングのプレイ時間を超えます)
この差はなんなのでしょうか。何に耐えられてないのか、整理してみようと思います。
「お前の遊び方は間違っている」という部分があればどんどん意見をください。私もエルデンリングを楽しみたいとは思っているんです。
これゼノブレイド2のときに見たな?
成長の実感が薄い
ステータス1あたり、武器レベル1あたりの数値の伸び方がダークソウルと比べて非常にしょっぱく感じます。
敵が強く感じるのでステータスを上げよう、と思っても全然数値が伸びず、敵側が落とすルーン量も全然インフレしていかないのでロストのリスクがいつまでも高く、育成周りでずっと息苦しさを感じています。
特に、私は耐久切り捨てて火力ぶっぱするビルドを好む傾向があります。しかしステータスを上げても全くダメージが伸びず、敵を倒せないのにこちらは紙耐久で最初大変な目にあいました。
オープンワールドなのに序盤と終盤のダンジョンで敵の強さに大きな差があると結局自由に動けないので大幅にデフレさせて差を少なくしていると想像はつくのですが、ダークソウルからの流れで遊ぶとここのプレイフィールに引っかかりを覚えます。今のところ、育てるぞーって楽しみが全然ない。
ダークソウルするにはオープンワールドが邪魔
エルデンリング、ほぼダークソウルをオープンワールドに載せたようなシステムになっているので、やはりプレイフィールはダークソウル感がすごくあります。
しかしダークソウルらしく遊ぶためには、オープンワールド要素がただ純粋に邪魔だなと感じるのです。
ダークソウル無印は序盤から多少の選択権があるものの、正規ルートと呼べる攻略順は存在しています。この順序で遊ぶと適正帯の敵と戦える、というルートです。
ダークソウルは難しいゲームなので、適正帯だろうと結局YOU DEADは無限に見ることになるわけですが、しかし特にボス戦に関してはもう少し工夫すれば倒せそうと感じられる絶妙なバランスを何度も味わえます。常に"旬"といえる時期のボスと戦えるわけです。
一方エルデンリングでは、一本道ではないのでチュートリアルを終えればたいていどこにでもいけます。ツリーガードを筆頭に、見た時点ではかなり厳しいボスも各地に存在しています。好きなときに好きな順で倒せという、オープンワールドらしくプレイヤーに進行を委ねる形になっていますが、これが私に合わない部分に感じます。
ダークソウルらしく手に汗握る戦いを楽しみたいのですが、敵のレベルが示されていたりするわけではないのでどのタイミングで戦うのが適切なのかが判断できません。戦うのが早すぎると低レベル攻略を強いられている状態になり、一方で時期を逃したら楽勝になってしまうので "旬の時期" にそのボスと戦うのが極めて難しくなります。
旬を逃さないためには定期的に見に行くしかないのですが、そうすると全く歯が立たない敵と何度も戦わされることになります。つらい。
歯が立たないならマシで、ここで「勝てるかも?」と感じてしまうと退きの判断がかなり難しくなってきます。
「このボスはこういうもの」なのか「挑むのが早すぎる」のか、旬を把握する手段がないのでそこから何度も死なないとわかりません。コマンド式RPGなら前衛が一撃死したら到底無理だとすぐ諦められますが、アクションゲームの場合はプレイヤーが上手ければ倒せるのも厄介です。
「何時間も粘って完璧に捌ければいけそうだけど……」という形で諦めて結局撤退するときのストレスは、私のエルデンリングへのモチベーションを大きく削ぎました。
特に聖杯瓶の仕様にかなり難を感じていて、個数が少なすぎて厳しいので敵を全無視して世界中走り回ってかき集めたのですが、「ギミック全無視して報酬だけかき集めている」という行為は抵抗感が強く、全然楽しめませんでした。
踏破だけ先行しちゃうとどこを探索したのか全然わかんなくなるのも厄介で、見落とし箇所の検討が難しい感じにちょうど今なっちゃってます。加えて、初見の風景と、一度見た風景では探索のモチベーションも大きく異なりますし。
「たぶん全部見た!」と思っても平然と取り逃がししているのがダークソウルですが、エルデンは常時「これで全部見れてるのか…?」となっていて、探索しきったという仮初の自己満足感すら得られる機会が少ないと感じます。
これはオープンワールドで広すぎるのも一因だろうなあ。密度の低さとかも、満足感を得るのを難しくしているように思う。ダクソのマップはみっちり詰まってて、ちょっと歩けば武器が拾えたりするからね。
オープンワールドを楽しむにはダークソウル要素が邪魔
そもそも、これはダークソウルではなくエルデンリングです。ダークソウルらしさを求めて期待外れとなるのは当たり前といえます。
エルデンリングはオープンワールドなので、切り替えてオープンワールドらしく遊ぶことにしました。
マップはダークソウルに負けず劣らずしっかり作られています。ここはさすがフロムですね。
じっくり探索すると意外な発見があったりするので、隅々まで探索は欠かせません。
そのために、敵との戦闘は避けられません。
……結局、ここでダークソウルに引き戻されてしまうのです。探索だけするのは難しい。
聖杯瓶をかき集める必要性に駆られたのもこのあたりが原因で、回復リソースが少なすぎるとじっくり探索すらおぼつかなくなりますが、それを集める行為で探索の喜びが減ってしまいました。どうすればよかったのでしょうか。
ブレワイのように、回復リソースが無尽蔵であればこうはならなかったと思うのですが、まあダークソウルで回復無限はゲーム成立しないよな…。信仰振るのは構わないのでFP自動回復序盤にないのか?
冒険感がない
ダークソウルは各マップかなり凝った作りになっていて、マップごとに風景も激変します。
ダクソ1であれば、病み村の進みたくない雰囲気、アノール・ロンドに着いたときの感動、結晶洞窟の神秘的な風景などなど、印象に残るマップはたくさんあり、楽しく探索を進めていけました。
エルデンリングでは、地形は起伏に富んでいたりと探索自体は捗るつくりにはなっていますが、自然がベースなのもあって風景は地平線までほとんど変化がなく、点在する墓系ダンジョンも全部同じ材質になっていて新鮮味がありません。
ギミック周りの背景設定にも弱さを感じて、例えばダクソ無印の病み村後半毒沼地帯は本当に最悪でしたが「まあ、たしかに病んでるな…」という納得感があったり、デーモン遺跡でアホほど配置されたデーモンを見たときはどうすんだよこれと絶望するものの「まあデーモン遺跡だしな……」と、理不尽でも筋の通った演出的側面は感じられたのですが
エルデンの墓にあるギミックにはそういった世界とのつながりを感じられず、「ここはただ報酬を置くために作られた場所で、ギミックはただの単発初見殺しで、味わいのない純粋な理不尽」を押し付けられる感覚があります。
最初から全部いける分、ボス踏破後に次のマップへ踏み込む楽しみがないのも、報酬をひとつ取り上げられている感じで物足りなさがあります。しかも、苦労して踏破しても報酬は全然使えない遺灰や戦灰だったりすることが多いと。ボス撃破で欲しい報酬はアイテムじゃなくて次のマップだったんだなって、エルデンリングを遊んだことでとても良くわかりました。
ストームヴィル城のように大きなダンジョンであれば踏破しがいがありますが、次のマップが提供されない問題は解決しないのと、そこ以外を探索する時間の方が長いので「ちょっとだけマシになる」ぐらいの感覚です。美味しいメイン料理の前にまずい前菜を食わされまくっている感じ。
つまり、最後だけにボスではなく、入口にも強い門番を置いてくれれば楽しいってことか……?
わりとそうかも……
あとトレント禁止エリアってどういう原理なんですかね。結界みたいな感じで踏み越えると強制的に降ろされる線がダンジョン入口に敷いてあったりするけど、どうしてそうなるのか説明された記憶がない。どこかに書いてありましたっけ?
いまのところエルデンで良かったのは、偶然井戸を見つけて地下に入ったときでした。
それだけしかなかったので、今続けられなくなっているのですが…。
敵の不快感が強い
最初の感想は「ダクソ3のDLC3かな?」でした。あまりに敵の挙動に爽快感がない。
ダクソ3はDLCで、こちらの手札も多い状態でのエンドコンテンツなので敵が強くても納得できる部分はありましたが、それを最初からやらされるのはストレスフルすぎる。
特にディレイの挙動、節操がなさすぎます。そのへんの雑魚ですらディレイかけまくってくるのなんなんだ。あまりに不快すぎるので打刀は捨てて、技量から上質に移行して特大剣メインに持ち替えました。特大剣の怯ませ力ならディレイモーション中にそのまま叩き潰せるので、だいぶマシになりましたが……。
ボス戦も、1つの動作が無茶苦茶長いので殴りかかっていいタイミングがかなり少ないんですよね。HP半分にすると今まで見せてたコンボの最後に明らかな悪意を感じる一撃が追加されて、こちらを狩ってきたりします。なにあれ?
SEKIROより攻撃チャンス少ないんじゃないかな?そもそもSEKIROは攻撃できなくてもちゃんと弾けてれば体幹溜めていけるから、殴りチャンスなくても成立するんだぞ
戦灰も良くなくて、使ったら背中を殴るだけ、使わなかったらクソモーションを正面から相手にすることになるので、どっちにしても楽しみが薄いという…。
〆
こんな感じで、いまエルデンリングを休止しています。代わりにダークソウル3をやっている。
ダークソウルから間髪入れずに遊んだのも良くなかったかもしれません。数年あけたら楽しめるかも。
最初に記述したとおり、「こう遊べばマシになるよ!」とか「こういう見方にすればもっと楽しめるよ!」いうエルデンリング好きからのご意見があればぜひ頂きたいです。よろしくお願いします。