人は自分の才能に気が付かない

pencilrocketer
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タイトルはちょっと釣り気味な気もするが、才能がない部分に比べて才能がある部分って自覚が難しいんじゃないかって話。

数値に置き換えやすい能力、例えば学生時代の数学の能力なんかはテストを使って他人と比較すれば自分の才能があることはわかりやすい。

一方、EQのようなものは気づくことが難しい。

私はある時期まで自覚はなかったが、どの組織でもマネージャーや同僚からムードメーカーとして評価をもらいがちだったので、30手前にしてムードメーカーとしての自覚がでてきた。

この言い方はなんだかおかしい気もするが笑

うぬぼれているわけではないが、ほとんどの人はムードメーカーのような才能を身に着けたいとか考えるのではないだろうか。

逆に言えば自分はそういうことを考えたことはなかった。

言われてみれば良いよねとは思うけど、もっと自分に足りていない特性の方がずっと気になっていた。

例えば、早起きを続けるとかそっちの方が私にとっては重要な問題だった。

当たり前かもしれないが、「言語化もしないで自然にできていること」というのは自覚ができない。

だって、基本的に考えるときには言葉を使っているから。

言語化を経なければ自覚のしようがない。

そして、「言語化もしないで自然にできていること」ってのは才能といえるので、才能というのは自覚が難しい。

逆に苦手なことはどうすれば克服できるんだろうと自然と思考が働いている。

「人生と択ゲー」でも書いた通り、人生の中盤以降は序盤に積み上げた能力に投資をしていくのが良いと思っている。

苦手なことにフォーカスをすることすべてが悪いというつもりはないが、得意なことを強化していく方が人生は得だろう。

数値にならないような強みは見落としがちだし自分の弱みは目につきやすいが、弱みを克服するよりやることがきっとあるので自分の無意識とか才能を見落とさないようにしたいね。

@pencilrocketer
シアトルに住んでいるソフトウェア開発者です。 不定期更新なので「ひかえめなニュースレター」で気長に読んでください。 @pencilrocketman