鉱物の展示即売会があった。
近場でありながら開催されることを全く把握しておらず、偶然インスタグラムに広告が流れて来て知った。しかも開催日前日に。何という僥倖か。これは行かねば!と鼻息荒く会場へ乗り込んだ。
今回は、春先にあったミネラルショーよりも全体的に価格帯が少し高めの印象(私には高めというだけで石の値段としては妥当だと思う)だった。これでは貧乏人は2つ3つとは買えないなと思いつつ何か目ぼしいものはないか探していると、「Hauyne」とラベルが付いたアフガニスタン産の石が並んでいるのが見えた。
えっ?
アウイナイト?
原石!?
アウイナイト(鉱物名アウイン)は、青い石の中で私が最も好きなものである。サファイアとはまた違う突き抜けるような青色をしており、ずーっと眺めていても飽きない。ドイツ産のものが高品質として有名だが、産出量が少なく結晶もそう大きくならない(大きくても数mm程度)ため希少石として扱われており、他の石ほど市場に出回らない。しかも硬度が低く宝石加工しにくいと来た。そのアウインが目の前にある。
一方で違和感を覚えたのが石の大きさだ。アウインは大きくならないのに、目の前の石は横幅が3㎝ぐらいある。凝視していると、店の方がUVライトを当てながら色々と説明して下さった。会場内が騒がしくきちんと聞き取れなかったが、
・(アウインであることは)保証(と聞こえたような気がする)済み
・〇〇と△△と✖✖が一緒に入っている(記号は鉱物名)
・採掘されても業者が独占してしまうからここに並んでいるアウインは当店でもお勧め
というようなことをおっしゃっていた。
そこで次にんっ?と感じたのが、「〇〇と△△と✖✖が一緒に入っている」という点だ。あれ…アウインって単一鉱物じゃなかったっけ…他の鉱物が混じるってことがあるのか?
だが目の前の石はとても美しい青色を呈しており、心惹かれることには違いない。もし仮にアウインでなくても、例えばアフガナイトやラピスラズリやソーダライトだったとしてもいいかと思える金額だったので、唯一その石を購入して会場を後にした。アフガニスタン産のアウインはドイツ産とは事情が異なるのかも知れないし。
帰宅後、アフガニスタン産のアウインについて色々と調べ始めた。その過程でまた疑問が湧いて来たが、長くなりそうなので記事を分けることにした。続きは後日。