ポイントカードとか割引券に踊らされるかそうでないかと聞かれるとする。興味はなさそうなフリして実はめちゃくちゃ情熱的なダンスを披露しちゃうくらいのツンデレ、それが私だ。
近所にある優しいマスターがいる喫茶店ではごく稀に、体感にして10%くらいの確率で、ランチもしくはケーキセットの50円引きクーポンをくれる。50円ごときで世界は大して変わらないのに、レアクーポンをゲットできて結構嬉しい☺️ けど、せっかく貰ったんだからきちんと使わないといけない!という謎の義務感が発生してしまい、いそいそとお店に通うことになる。我ながらチョロすぎる。ただ、私は思う。Suicaよりも小さくペラペラの紙切れなんて失くして下さいって言ってるようなもんだ。
昨日は11時に自宅作業中にお腹が減り過ぎて、クーポン発券場こと喫茶店に入店。平日限定のナポリタンを楽しむところまでは良かった。お会計時、あるはずのクーポンは財布の中を探せど出てこない。50円を余計に支払う。完敗だ。
こんなこともあった。ある日怠け者の私はUbereatsで天津飯を頼んだ。売れないバンドマン風の配達員さんから白いビニール袋に入った容器を受け取る。居間に戻りガサガサ開けると、そこにはお店のポイントカードが同封されていた。この瞬間、完全に来店動機が出来てしまった。ちなみに、このお店はリアル店舗にも何回か通っていて、よく教育を施された店員さんが毎回レジで「ポイントカード要りますか?」て聞いてくる。「いやいや、大丈夫です」一円も生まない格好付け。それがUbereatsに紛れて渡されるとさすがに受け取ってしまう。
忙しないチャットも急な着信もない穏やかな一日を締めくくるべく、昨日の夜はポイントカードを握りしめてニラレバ炒めを食べに行った。平和な一日だった。
なお、余談だが喫茶店のレジ前にもポイントカードは静かに置いてある。正直言って興味はあるが、まだ手に触れてはいない。