先に書いた「グラボ編」の続きです。
PCの性能を左右するのが、当たり前だけどCPU。
PC(ワークステーション)を選ぶのにCPUも比較したので、その方法をつらつら思い出してみます。
まず、コア数。メッシングとかマルチスレッド対応のシミュレーションソフトを使うので、そこはコア数は大いに越したことはありませんね。CPUでクロック数が異なるのですが、例えば2が2.2になってもほとんど変わらないので、1.4と2くらいになると話は別ですが、クロック数よりもまずはコア数!(正確に言うとスレッド数ですが)。
あと、シミュレーション用とかワークステーション用というとXeonが一般的ですが、Xeon高いので、「なぜXeonが使われるのか?Intelのiシリーズじゃダメなのか?」ということを調べてみたら、
・Xeonは連続稼働にも強い(でも、iシリーズが相対的に弱いという話は特にないんですよね)
・デュアルCPUのマザーボードに対応している。
上記の2点がXeonのメリット・・・え、2点だけって?!
Xeonの大きなデメリットとして、「グラフィック機能がない」。お高いXeonを搭載すると、必ずグラボも搭載しないといけないのですよ・・・
ということで、ざっくり、ベンチマークでXeonとiシリーズがあって同じくらいのベンチマーク評価だった場合、価格やグラボ不要という点でiシリーズに軍配が上がることもままあることで・・・
あと、グラボって3DCADとシミュレーションのポスト処理とかで必ずしも必要なものではないので、安く済ませるためには、iシリーズにしておいて、実際の運用で「やっぱりグラボがないと不便だな」と思ったときにグラボを足す、という方法もありますね。
まあ、だいたいワークステーションって事務用のPCよりも高いし、「こんなに高いPCの必要ってある?」と思われるがちなので、初めからXeonで高価なPCを狙うよりも、まずはiシリーズのワークステーションで実績を積んで「やっぱり能力不足なので次のワークステーションはXeonのデュアルコアでグラボ付きで!」と申請しても通りやすくなるはずです(経験上)。
では、CPU編としてはこのへんで。