チュニジアに行きたいと初めて思ったのはもうずいぶん前のこと。チャンスを狙っているうちにアラブの春があり、バルドー博物館の襲撃事件があり、もう行かれないかもと思った時期もありましたが、ついに念願叶って行くことができました。ガイドさんによれば今の大統領は国民の支持も高く、政情は安定しているそうです。
実際行ってみると、フェニキア人の遺跡はほとんど残っていませんでしたが、ローマの遺跡はどれも規模が大きく、かつての繁栄ぶりが良くわかるものばかりでした。
南西部へ行けばラリーも盛んな砂漠やスターウォーズの撮影地、ベルベル人の洞穴住居など、異世界感も満喫できます。見どころが多すぎて行かれなかった場所もありますが、天気にも恵まれて良い旅ができました。
このページは基本的には自分用の旅の記録です。
ザグーアンの水道橋
チュニスに到着してまず移動途中で見学した水道橋。ローマの水道橋はヨーロッパ各地にも残っていますが、こんなに長い距離残っているのは珍しいのでは。ここだけでなく、延々と続いています。
カイルアン(ケロアン)
ホテル「ラ・カスバ」
オスマントルコ時代の要塞を改造したホテルです。
アグラブ朝の貯水池
9世紀のアグラブ朝時代に作られた貯水池で、今でも使われています。大小2つの池が1セットになっていて、かつては7セットあったそうです。残っているのは2セットのみ。
シディ・サハブ霊廟
ここでは男の子の割礼が行われるらしく、写真とは別だけど、床屋さんが待機している小部屋がありました。高いお金を払って病院でやって貰えば痛くないけど、こういうところで床屋さんに頼むと、安いけどめちゃくちゃ痛い!とガイドさんが力説してました。
後で気がついたけど、ここで床屋が割礼を行うのは、埋葬されているのがムハンマドの友人の床屋さんだからなのかな?
グランド・モスク
7世紀に建立された北アフリカ最古のモスク。ケロアンはイスラム教ではメッカ、メディナ、エルサレムに次ぐ4番目の聖地らしいですが、このグランド・モスクに人の姿はほとんどなく、とても静かでした。
水の濾過設備。今は猫の水飲み場にもなってます。
この中には観光客は入れません。
周辺の街並み
聖なる井戸ビル・バルーダ
メッカに通じていると言われる聖なる井戸。旧市街の中にあります。
ラクダがグルグル回って水を汲み上げてます。
スフェチュラ(スベイトラ)遺跡
チュニジアにおけるビザンティン終焉の地。
3人の神様を祀った3つの神殿が並んでいます。