どうも。
相も変わらず動物を操作するお散歩ゲーでよく遊んでるマンです。鳥になって空を飛び回る夢を捨てきれず、今日も今日とて鳥を操作して飛び回れるゲームを探しています。
今回見つけたのが、EpiXR Gamesが発表している『Aery』シリーズ。なんとこれまでに15作以上もシリーズ作品が出ているらしく、自分がダウンロードした『Last Day of Earth』は10作目。
「1日の終わりに鳥を操作して飛び立って、多忙な日常から離れてリラックスする」というコンセプトで作られたらしい。
(え、なにこれ、鳥になって世界を飛び回りたい夢を持つ自分にぴったりのシリーズでは……?)と震えながらプレイをし始めたのだがーー。
なんだか思ったのと違かった。
半分くらいクソゲーに片足を突っ込んでいるような気もするのだが、とりあえずどんなゲームの感想をば。
どんなゲームかというと
鳥になって空を飛ぶゲーでお馴染みの三人称視点。プレイヤーはいつもの俯瞰画像で、鳥を操作してマップを進んでいく。Switchの場合スティックで方向転換が可能であり、一応加減速もできるような気がする。
プレイヤーはマップに現れるオレンジ色の羽のオブジェ集めることがゲームの目的だ。1ステージに羽のオブジェは44個あり、全て集めることで次のステージに進んでいく。一応ほとんどのステージを飛んでいると、最終的に灯台に行き着くので、迷子になった時もとりあえず灯台を探すとステージの終わりを把握できる。
なんとこのAeryシリーズは、これまでに10作以上タイトルが出ているインディーズゲームということもあり、作品ごとにプレイヤーが飛び回るマップにテーマがある。
今回のソフトのテーマはタイトル通り『地球最後の日』。プレイヤーは、荒廃した惑星の姿を見ながら飛び回る。全体的に崩れ落ちたビルやら、戦争の跡やらと、世紀末感がビシビシ漂うマップとなっている。
操作する鳥の他に地球上の通常の生命の存在は認められず、都市のようなマップでも、鳥だけが虚しく空っぽの世界を飛び回る。
街中で停まったままのバスやタンクローリーなどが朽ちた姿と成り果てている。文明の終わりを迎えてから何年も経っているようにも見えつつ、昨夜パタリと人がいなくなったようにも見える。
こういう「確かに人間の生活があったのに今はない」ように見えるところ、ミステリーと終末系SFが混ざりあった感じがしてすごく好きです。
また、世界が荒廃した理由は多々あるようで、結構世界観強めのステージをいくつかご紹介。
こちらは戦争をテーマにしたステージ。一昔前のレシプロ戦闘機の機体にUSの文字があるので、アメリカ合衆国は存在している世界らしい。
大きな人型の何かに街を破壊されている様子のマップ。
……進撃の巨人かな?
宇宙船とかあと画面外には謎の宇宙モンスターが出てきたりと、異星人からの侵略受けてる感満載のマップ。宇宙大戦してます。
たびたびマップに出てくる上下が反転しているように見える世界も、独特な雰囲気を醸し出している。巨大な風力発電とビルが互いに逆転しながら聳えているように見えるステージは、どことなくエッシャーの騙し絵を思わせる。
ステージは8くらいあり、どれもがそこそこに広いため飛び回っていると結構時間が経ってしまうのだが……。
プレイしにくい点
まず鳥の操作性がよろしくない。
鳥→人の変化で弾丸のように打ち出された『AER』もなかなか操作が難しかったが、あくまで着地に限定した時の話。
全体的に動作がもっさりとしており、鳥で飛んでいることの爽快感が少ない。
また、ステージによってはSwitchが処理落ちするんじゃないかレベルでカクつく場所がある。このゲーム、途中セーブができないので(もう一度最初からやるのは勘弁!)とヒヤヒヤしながらプレイした。
マップによっては全体的に赤が配色されているものがあるのだが、鳥がオレンジなことと、集まる花のオブジェが赤いことで、視認性が最悪になっている。
なにも見えないんですけども!!!
あとバグ。
雪が降る世界のマップで最終盤で見えない壁に阻まれるという致命的なバグがある。ぶつかるとぶつかる直前でリスタートになるため、一瞬詰んだかと思った。
一応の回避方法はあり、急上昇してしばらく進んだ後、前方のアーチ付近で下降すると、壁にハマらずに進むことができる。
そして、そもそもとして、ゲームとしてやることが『羽のオブジェを集める』だけなので、正直ボリュームに欠ける感はある。
じゃあマップ探索もやればいいんじゃないかと思うのだが、オブジェを1ステージ44個も集めなくてはいけないので、割と脇目を振らずに飛び回る必要がある。2周目プレイしたいかと言われると…微妙なので…。
マップで表現されている「地球最後の日」の世界観は嫌いじゃないが、浸れる!というほどでもない。
ステージが変わった冒頭には、上記のようにテキストが表示されるのだが、なんかふわっとしたことしか言っていないので、世界観の考察まで行くかと言われると、そうはらなず。そして、多分そこまで考えられてない気がする。
地味にセーブ機能がないこともストレス。オートセーブだと思って一度電源を落として、再び立ち上げた時に最初のステージが見えて絶望した。ま、またこれ最初からなんの?!と…。
おわりに
と、まぁ色々ぐちぐち言いましたけど、ゲームの目的、操作性、致命的なバグ、世界観等々、全て含めていざ定価を出してゲーム買ってプレイするかといわれると微妙。セールになっていて空飛ぶゲームやりたいと思ったとしても、「それFeatherで良くね?」となる。
鳥操作ゲーとしては、本当にFeatherが神ゲーなんですよね。マジでおすすめです。(過去記事載せてみる)
「Aeryシリーズ10作品以上あるなんてしばらく飛び続けられるぜルンルン」となどと思っていたのですが、残念ながらその野望はお蔵入りになりました。
まぁ、そろそろ鳥で世界を飛び回るのも飽きてきたので、今度はキツネとかオオカミとかケモ系を操作するゲームに切り替えていこうと思います。手始めに、『大神』『Aka』『Tunic』あたりを…。
そういえば鳥の癒しゲーの代表格『A Short Hike』もまだ未プレイなのでやりたいですね。セールになれー?
おまけ
こんな風に水に浸かって傾いているビルを見ると「あ、ファーバンティーだ!」となるエスコン脳を何とかしたいと思っています。
既プレイではあるものの、今年の夏に発売されたSwitch版エスコン7、応援のために一応買ったんですが、まだ懲罰部隊でバンドッグに罵倒されている最中なんですよね。年内には終わらせたい。
せっかくニンテンドーオンライン加入してるので、Switch版で対戦とかやりたいですね〜。