昔は6時間眠れば十分だった。一時期は4時間半睡眠だった。
今は7.5-8時間寝ていないと朝から強い眠気に襲われる。とくに0:00を回ってから寝たあとの午前中の頭は、コーヒーを飲んでもモヤに包まえる。
眠気は睡眠時間の短さによるものだけではなく、自分の場合、読書中によく起こる。
とくに英語が苦手だった時期、英文を読むだけで異常な眠気に襲われた。もう条件反射的に、あくびが止まらないのだ。
英語のReadingの勉強がまったく進まないのでひたすら立って眠気をしのいでいた。英語が少しずつ読めるようになると、次第に眠気は遠ざかっていった。
しかしこの類の眠気は、とくに興味のない、あるいは苦手意識のある分野の文章を読んでも起こる。要は頭が読書モードに入れず、謎の拒絶感が働き、それがあくびの連発と強烈な眠気を誘発している。
立って勉強をするか、骨盤を立てて座ると多少は緩和されるが、それでも恐ろしく眠い。受験期はカフェインの錠剤で乗り越えていた。
不思議なのはこの眠気があるとき、強烈な覚悟を決めると眠気は消える。覚悟を決めるというのは、HUNTER×HUNTERのゴンさんのようなノリで「これで終わってもいい、だからありったけを」の心境だ。これは勉強を神聖化して、それ以外は捨てる覚悟があるときにできた技で、そのモードになるとさっきまでの眠気が消え失せ、過集中モードになる。まさにHUNTER×HUNTERの制約と誓約だ。
そんな無茶苦茶なやり方も、前の記事で書いたように、精神的ダメージが大きくもうしなくなったので、今は純粋に眠気と戦っている。小手先ではパワーナップを入れたりしているが、根本的にはこの精神的要因の眠気は解消されていない。
自分のなりたい像がありそれに向けて勉強しているのにこの眠気が来る事実にに辟易する。どうも内なる自分は変化を望まず心理的ホメオスタシスを盾にかわいい今の自分を守りたいのだろう。
それでも変わっていく姿勢は止めてはいけないと思っている。