以前ダイヤで出した本の装丁をまとめたので、ツルネで出した本もまとめてみる。体感的に「ひと段落ついた」状態なので。
1冊目



表紙:(基本用紙)アート系220kg
加工:マットPP加工、本文インク替え(ミッドナイトブルー)
遊び紙:模様入り遊び紙しずくライン
本文紙:淡クリームキンマリ90kg
印刷所:オレンジ工房
発行日:2019/10/14
ま、まだ表紙をSAIで作ってやがる…!!だいぶわかりにくいけど本文インクが紺色です。当時は「レインボーPPセット」というセット名だったけど今は「表紙フルカラー×本文単色ダークカラーPPセット」のものですね。「雨」がイメージのカプなのでめっちゃ雨!暗い!ロゴもがんばって作ってる!このあとも「雨」っぽいデザインの本は同じカプです。
2冊目


表紙:ミランダスノーホワイト180kg
加工:なし
遊び紙:色上質 中厚口(若草)
本文紙:クリームキンマリ90kg
印刷所:San24
発行日:2019/10/14
これはなんの変哲もない。ただミランダでキラキラしている(写真ではわかりにくい)。遊び紙は攻めのメンカラで。ダイヤで出した本は9割が同じカプだったけど、ツルネはなんと4つ(5つ)のカプをローテーション的に出しています。このカプのイメージは「青春の光」。San24は同人印刷業を廃業してしまい悲しい😭
3冊目


表紙:アートポスト180kg
加工:クリアPP加工
遊び紙:色上質 中厚口(桃?)
本文紙:ルンバピンク84kg
印刷所:サンライズ
発行日:2019/10/14
これはアホなエロ本なのでピンクピンクしている。本文紙ピンクは自分で選んだけど、無料の色上質紙遊び紙を「おまかせ」にしたら、ピンクが選ばれていた。ですよね〜😂濃いめなのでおそらく桃?と思われる。5日くらいで書き上げて入稿したのでミスも多々あるし、特別なことはできていない。出したという事実が大事な本だったので。
4冊目


表紙:色上質 厚口 (桜)
加工:なし
遊び紙:なし
本文紙:色上質 厚口 (桜)
印刷所:San24
発行日:2019/10/14
お気づきですか?ここまでの4冊は全て同じ日に発行しているということに…。1つのイベントに新刊4冊合わせた。バカの所業。これはWEB再録の折り綴じ本。まともな人間は新刊4冊合わせとかしないほうがいいです。
5冊目


表紙:アートポスト?
加工:なし
遊び紙:色上質 中厚口(空)?
本文紙:クリームキンマリ90kg?
印刷所:San24
発行日:2020/8/23
注文の詳細メールなどが残っていなかったため、???ばかりで恐れ入ります。2冊目の本の続きにあたるので、遊び紙は受けのメンカラ。PPすら貼ってないけどマットコート紙だったかな?時間がなさすぎてイベント1週間前に、イベント当日の自宅受取指定にして入稿していた。それじゃ間に合わないことに気づいていなかった。担当者が気づいてくれたのかは定かではないが、「早めに送付できるけどどうする?」と連絡が来なかったらと思うと…。(前日受取にして手搬入した)
6冊目




表紙:エスプリコートVエンボス 180kg アラレ
加工:角丸加工、本文インク替え(セイラーブルー)
遊び紙:シープスキン 80kg 白
本文紙:上質紙90kg
印刷所:オレンジ工房
発行日:2020/8/23
「アイスクリームセット」という夏限定セット。とってもかわいい!ポップでキュート!なイメージの装丁だけど内容はかわいくない話が多々(WEB再録)。お気づきですか?1年経たずに6冊出してます。しかもこのイベントはアンソロの寄稿もあった。1つのイベントで〆切を3つ抱えるな。
7冊目



表紙:アートポスト180kg
加工:マットPP加工
遊び紙:色上質 中厚口(りんどう)
本文紙:書籍クリーム72kg
印刷所:サンライズ
発行日:2023/11/23
3年ぶりの同人誌!!とにかく中身が終わらず〆切の遅いところを選び、本そのものに特別なことはない。これは宇宙を走る電車に乗って旅するSF(少し不思議)話だったので、チケットを模したキラキラしおりを作った。作中でチケットが出てくるページに挟んで頒布するという粋な(?)演出。スターダストホロPPのしおりはプリントオン。このカプのイメージは「宇宙・星」です。遊び紙は受けのメンカラ。突貫で作った表紙なので背表紙にあたるところが不自然になっており、担当者さんが「真ん中に線が入ってるように見えますが大丈夫ですか?」と確認の連絡をくれた思い出。背表紙だからいいか…と安易に判断した結果、無駄な稼働をかけて申し訳ない。
8冊目





表紙:ミランダホワイト130kg
加工:表2・3印刷(満開)、本文インク替え(からくれないいろ)
遊び紙:トレーシングペーパー(さくらドット)
本文紙:色上質厚口(さくら)
印刷所:オレンジ工房
発行日:2024/3/17
期間限定の「春爛漫セット改」。わたしがやったのは表紙のデザインと選択だけなのにこのかわいさ!!ここからクリスタで表紙を作っている。オレンジ工房はここ数年、こういった「あらかじめかわいいデザインをご用意しておきました」系の限定セットを多数提供しており、気軽に凝った装丁の本を少部数で出せる。ありがてえ!折り綴じ本のカプと同じで、このカプのイメージは「ピンク色」かな?メンカラが赤×ピンクのカプなので。ピンク紙に赤色インクってチカチカしないかな…と不安だったけど、あらかじめ選択肢として用意されたセットならそのあたり検証しているでしょうと信じて選んだ。意外と読める!という感想。しかもこの「色上質紙さくら×からくれないいろ」のセット名が「朝桜」だったので余計に、タイトルに合うから選びたかった。ミランダだから表2・3もキラキラで最高ですね🎶
9冊目





表紙:ホログラムペーパー195kg レインボー
加工:マットPP加工、エンボスニス加工、きき紙(巻頭・ミランダ空、巻末・ミランダあさぎ)
遊び紙:ミランダあさぎ(巻頭)、ミランダ空(巻末)
本文紙:淡クリームキンマリ72.5kg
印刷所:プリントオン
発行日:2024/3/17
最高装丁🎶この本の詳細は以前紹介したのでかんたんに。プリントオンの「エンボスニスセット」を使用。見るたびに「良すぎる…天才すぎるな…」となる装丁。ミランダのきき紙にしたい→遊び紙と並べて自カプカラーにしよっ🎶→ん?そうなると巻末は逆配置になるな……許さんっ!!!!(左右絶対固定思想者)→オーダーメイドで最速〆切をさらに前倒し。イベントの1ヶ月以上前に入稿してます。
10冊目




表紙:オレンジエンボス180kg 梨地
加工:クリアPP加工、擬似小口染め(スターダスト)、本文インク替え(サックスブルー)
遊び紙:なし
本文紙:淡クリームキンマリ 72.5kg
印刷所:オレンジ工房
発行日:2024/9/22
「小説本PPセット+本文色刷り」のセット。本文が文字のみなら格安で刷ってくれる。初めて文庫サイズにしたもの。「本文が文字のみ?なんか星柄が印刷されているじゃないか🤔」なんと、この擬似小口染め、サービスオプションです!!!本文色刷りなら好きなパターンから選択可能。太っ腹すぎる。トレペしおりも(期間限定)サービス。「秋の花言葉しおり(月下美人)」で、ツルネのキャラは全員イメージフラワーがあるけど色優先で選択。表紙のミスもあるけどちっちゃくてかわいい本。このカプの本は全部オレンジ工房で本文色刷りになった。文庫版の組版に自信がなかったのでALBA LUNA様の有料テンプレを使わせてもらいました。一部の小さい文字でかすれがあったので、色刷り本には向かなかったのかも。
11冊目



表紙:おとぎのくに200kgてんのはごろも
加工:グリッターPP加工、変形断裁(A5正方形)
遊び紙:なし
本文紙:コミック紙クリーム
印刷所:プリントオン
発行日:2025/5/3
またしても最高装丁!!「おとぎのくにセット」を使用。写真では写せないキラキラさ!やはり人間はキラキラ光るものを見ると「なんかすごい!」という気持ちを抱く。「おとぎのくに」というパステル系メタル紙をグリッターPP加工(追加料金)してもらったんだけど、かんたんに言えばミランダレベル100になる。ゴールド系はこの「てんのはごろも」と「ようせいのこな」があり、どっちにするか最後まで迷ってシャンパンゴールドっぽいこちらに。「ようせいのこな」はローズゴールドっぽい。新しい紙なのか実際使ってる人も少なく、作例が少なかった。この紙にグリッターPP、超おすすめ!マジでかわいい!!手触りはザラっとします!2冊目と同じカプが大人になった話だったので、表紙の紙もミランダ→グリッターPPでミランダレベル100になっており、良い。反省点は、タイトルロゴ以外の白押さえはいらなかったなーというところ。
12冊目




表紙:偏光ラメペーパー170kgスター
加工:なし
遊び紙:箔押し遊び紙 オレンジ/星柄 パープル箔
本文紙:タブロ65.5kg
印刷所:プリントオン
発行日:2025/10/19
「オータム特殊紙セット」の期間限定のもの。表4のサークル情報などはレイヤー統合ミスで実際印刷されてませんが…。星柄の偏光ラメペーパーで、遊び紙も星柄!ハロウィンイメージのものだけど、このカプは7冊目のように「星・宇宙」がテーマなのでこんな感じ。七夕に関するエピソードがあるカプだから。ゴールドっぽい色合いの紙に紫を基調にしたデザインはちょっと合わなかったかも…という反省はありつつ、かわいいのでOKです👌本文用紙をタブロにしたらめっちゃ軽くてびっくり。友だちは「これめっちゃいいじゃん!目が疲れない!今後もこれにしなよ!」と大絶賛だった。
絵が描けなくてもかわいい(本)は作れる
ダイヤで本を作ってた時代はかなり手探りだったけど、2020年以降は印刷所があらかじめかわいくなるセットを用意してくれるようになったり、素材が手軽に手に入るようになりましたよね。特に小説本は「絵が描けない・頼める人もいない・センスに自信がない」で表紙作業がイヤという人も多いと聞くし。
わたしは同人誌を作る上でもっとも楽しい作業のひとつが「表紙作り・装丁決め」で、「絵が描けなくてもかわいい(本)は作れる」をモットーにしている。かわいい紙を使えばなんとかなるし、デザインはセンスだけじゃなくて理詰めでいけるところもあるし。
わたしが初めての同人誌を出す少し前、たまたま買った小説同人誌がめっちゃかわいいお菓子とかリボンとかの素材を使った表紙だったんですよ。「え?!同人誌ってこんなにかわいくしていいんだ!表紙にキャラのイラストが描けなくても、こんなにかわいくできるんだ!」と驚いたのを今でも覚えています。
その同人誌を参考に素材集の本を買ってみたところから、今はクリスタの素材でなんとかしたりしています。あとは日々「かわいいデザインの紙もの」を見ておけば、こういうバランスがかわいいんだな〜というインプットになる。全部独学。ただただ、自分の大切な自カプを「どこに出しても恥ずかしくない」見た目にしたいから。中身は未熟で下手くそでも、表紙や装丁で外側だけはかわいくできるから!
かわいいフリーフォント、フリー素材、ときに有料素材、かわいい紙!かわいい加工のフェア!そのあたりをぜ〜んぶ詰め込んで、自分好みの装丁にして、物理として残せる同人誌って最高🎶でも中身を書くのは苦痛🎶中身を書く苦行の報酬として、かわいいデザイン・装丁の本にしてるところがある。
かれこれ30冊以上作ってきましたが、凝った装丁にするのにいちばん大切なのはとにかく早めの作業だと思います。中身が書き終わるのなんか待ってられねぇ!この紙・この加工・この装丁で出す!と強い気持ちを固めてから作業を始める。紹介してきた本の中で、大した加工のない装丁はすべて作業時間が短いものなので。(とはいえここ数年は中身を書いてから表紙作業をすることが多い)
今後やってみたい装丁としては、パチカカバーと本文2色刷り。表紙含めての多色刷りでもいいかも。アホなエロ本の本文2色刷りで♡喘ぎの♡だけ蛍光ピンクとかアホみたいなことやってみたい気持ちは、ある。寸足らずカバーとかもかわいいよね。カバーを巻いて映える厚い本を出してみたい、が、いかんせん長い話を書きたくない。擬似小口染めもリベンジしたいな〜薄い本だと迫力がなかったので。
やりたい装丁はあるけど中身がない!ので、やりたい装丁のために週刊ふらみんちゃんを物理にしようかなと思い始めている。来年の目標にしようかな🎶