※この感想はネタバレを大いに含むし文句も言います!前回も含めてお楽しみください。あと、去年出たドラパの話も含みます。
現時点での視聴済みルート
Buster Bros!!!▶︎どついたれ本舗▶︎Fling Posse▶︎どついたれ本舗▶︎どついたれ本舗優勝
Buster Bros!!!▶︎MAD TRIGGER CREW▶︎Fling Posse▶︎MAD TRIGGER CREW▶︎MAD TRIGGER CREW優勝
すでに1週間以上経ってしまったのでうろ覚えのところも多い!
ほんと、まず言いたいのは「ストーリーらしいストーリー、ないんかい!!」ってこと。初回は当然全てが初見なので「オーサカ優勝の世界線はこんな感じか…」としか思わなかったけど、2回目ヨコハマの優勝ルートになったとき「最後のスピーチ、ほぼ一緒なんかい!」って気持ちになってしまった。うろ覚えだから間違ってたらごめんだけど、サマトキサマも簓ちゃんも、冒頭以外は8割同じこと言って、他のリーダーたちや中王区に呼びかけてたよね?そこは、もうちょっと頑張れよ……!サボるなよ……!!
逆に、ここまで大規模にアホなこと(48通りのストーリー、7つのエンディングというインタラクティブ映画への褒め言葉)をするくせにシナリオに対するこの適当さは一体なんなんだ??ヒップホップへの情熱は異常にあるのに、シナリオはどうして「ま、そのへんはテキトーに‼️ノリとバイブスで‼️アーイ‼️🙌」で進められるんだ??という謎がさらに深まってしまった。
観る前は「同時期に7つの並行世界が生まれたら、この先のストーリーはどうなるんだ? ヒプノシスマイクはマジで終わるんか?」と思っていたけど…。実際、映画の終わり方を観ると「このチームが勝った」という事実以外はほぼ影響がなくて、そこをぼかせばいくらでも続けられそうだな…と感じた。いや、わたし個人の感情としては「終わるなら終わるで別に…」ではあるんだが。そもそも、一昨年のシブヤライブ(in群馬)に行ったとき「Fling Posse、ここで終わって永遠になってくれ!!」と願っていた。でも、続いたおかげでKREVAさんの『バラの束』や、ぽっせの父・弥之助さんの『Stick to My Mic』が生まれたのも事実……。
冒頭から文句ばっかりになってしまった!でもこれがわたしの素直な感情なので!もちろんよかったところもたくさんあるのであとはつらつらと書いていきます!
ぽっせ、ずーーーーっとイチャイチャしてた。初回鑑賞時はまだ『.Fling Posse』のドラパを聞いてなかったんだけど、パンフを読んだら兄太郎のことが堂々と書かれていて、「あ、それ書くんだ…」となった。そして、2回目を観に行く前に『Just Friend』を聞いた。
イチャイチャしてたのは全ディビそうですね。冒頭のキャラ紹介シーンは「アニメではいつものやつ」という感じで普通に楽しいパート。ブクロのイチローくん高速移動、おもろかったよね?逆にハマは全くギャグをしなくて「いつもはなぜかオモロになるくせに…劇場版だからってカッコつけやがって…」となった。ひふみの客が地雷系女子だったのがわかりみが強く、よかった。あと字が上手い空却さん。ジュクは「ファンが出資して応援広告を出す」ようなシチュエーションだったのに、ナゴヤはリーダー自らが一筆したためるどころかナゴヤ城に貼り出すハチャメチャぶりがおもしろかった。オーサカは生中継に「スポンサー」として零おじが出てくるのが意味わからんくてこれもおもろかった。と同時に、昨年末から芸人に入れ込み始めているので「これをテレビで見せられる旧どついたれ本舗のファン、情緒大変だな…」という気持ちにもなった。好きだった芸人コンビが解散して、謎のおじさまと一緒にトリオでラップバトルのディビジョン代表になってるという状況………メチャクチャになりそう。
わたしは2020年のヒプアニ1期と2ndDRBでFling Posseと波羅夷空却に巨大感情を醸成したタイプで、やはりシナリオに思うことはあるのにそのときの感情は刺激されてしまう。Anthem+が始まったとき、新曲しかやらないと思ってたしやるならDRB Finalだと思っていたのでブチ上がってしまった!!!Anthem+が嫌いなヒプマイのオタクはおらん!!!キャラが画面に対して近い!!!みんな顔が良すぎる!!!!!
First Stageでいちばん涙腺にきたのは、ハマサカバトルだった。具体的な内容は覚えられていないけれど、サマトキサマが「お前も結局離れていったけど、今の仲間こそが信頼をくれた」的なリリックを簓ちゃんに返していたところがあったと思うんだけど……これがすごくよかった。サマトキサマの人生……いろんな人が自分を裏切ったり仲違いしたりされたりしてばっかりだったけど、銃兎さんと理鶯さんだけはそんな危機すらなく、ずっと一緒にいてくれるんだ…よかったねサマトキサマ……。初回、一緒に観に行った姉は中王区3人のスピーカーを知らなかったようで、合歓ちゃんのスピーカーに泣いていた。
ハマサカのバトルだけどちらの勝敗パターンも観たけど、どっちも終わったあとわりとアッサリしており、大人でよかったな〜と思った。ハマサカバトルは、「お前には埋められなかったものを、最高の仲間が与えてくれた!」っていう内容のバトルだったんじゃないかな?MCDは、どっちも感情激重な蠍座の男たちですからね。お互いに、欠けたものを「こいつなら埋めてくれるはず」って願いながら、モラトリアム期間を過ごしてたんだろうな〜っていう解釈です、わたしは。結局それを埋めてくれる相手は、お互いじゃなかったんだよね。でもちゃんと埋めてくれる相手がいたから、お前とはいいダチとしてこれからも付き合っていける。
ブクナゴは、すでにお互いが「お前は最高!」ということをわかり合っているからこそ、安心して俺(拙僧)の全てを本気でぶつけ合えるぜ!!という動物バトルでよかった。10代のバトルにきっちり付き合える獄は本当に最高の大人だぜ。
シブジュク、なんかじっとりしてませんでした??もう3回目ですからね、シブジュクは……。唯一全てのバトルで対戦カードがある。(2ndDRBでは三つ巴バトル)ブクナゴのイチローくんと空却さんの煽り合いは「体幹すご笑」だったのに……寂先とらむちゃんは押し倒したので……びっくりした。ロン毛カーテン……?!「キャア……ッ!」って悲鳴もそりゃ起きる。バトル前の「相手のあんなところやこんなところが嫌い」って言い合ってるの…………惚気?何を見せられてんの??その横でひたすらお互いの服装をdisり合う夢野とひふみ。こいつらは一生このままでいてくれ。夢野🆚ひふみ、ずっと夢野が嫌味言っててほしい。
ドダは!!!!!!ドダ!!!!!!!!!独歩ちんに「ママに泣きついたか?」って言われてイヤそうな顔してる帝統くんかわいい!!!!!!!かわいーーーーーーーーーーー!!!!!!!!最高!!!!!ドダ!!!!!!!!ドダはヒプマイでも唯一と言っていいほどいまだにCPとして萌えを感じてしまうので、相変わらず「距離が近い!ドダ!!」「生意気小僧って言った!!ドダ!!!」というガバガバ判定をしてしまう。とにかくドダだったし帝統くんはかわいかった。20年くらい一緒の幼なじみコンビ・独歩&ひふみに張り合う夢野&帝統くんもすごくよかった!♡バトル後のらむちゃんのかわいいことかわいいこと……。独歩ちんのボーナス、今後のドダフラグを残してくれてありがとう。
ブクナゴの話だけ異常に短いな…。ナゴヤ勝利ルートが観られていないのでショックで記憶が留まってないのかも。美味しいものいっぱい食べなね…。そういえば登場の、ジュクだけ飛び出さなかったのは2回観てもおもしろかった。バトル後の、ライティングの差(というのかな?)もよかった。勝者は光の中に、敗者は影に…。中王区は上から降りてくる演出だったのも、理解ってるな…!中王区🆚ヨコハマに関しては、もう少し特別演出があってもよかったんじゃないかなー。碧棺兄妹に関して…。
初回、梅田で観たんだけどそれなりに人が多く、かつ隣の人たちが「最近追ってない〜」「ウチら場違いじゃないかな〜」みたいなライト層だったので、そのあたりの反応も含めて楽しめた。この回は(場所的に)ほぼほぼオーサカが勝つと思っていたが、事前に各劇場の投票状況を確認できるサイトでざっくり全国的に眺めてみてもオーサカ優勝が多く、「そんなにオーサカのシナリオがよかったのか?」と思っていた。しかし、投票が進みSecond Stageでオーサカの『笑門来福』MVが流れ、かつ隣の人たちの反応を見てわかった。Creepy Nutsがすごすぎる……!!隣の人たちはどこを応援しているという感じはなかったのだが(特筆すると理鶯さんに「かわい〜!」と声援を送っていた)「こんなん観たらオーサカに入れるしかないやろ…」と言い合っていた。もともと『笑門来福』は事前にフルで聴いていたし、いいな!とは思ってたけど…映像を含めるとさらにいい。そりゃ、全国的に「オーサカよかった!」って思う人が多いだろう。
先に『笑門来福』の話だけしてしまったけど、ブクロの『Three Kings』のMV、めちゃくちゃシュールじゃなかった?なんかちょっとオモロが勝ってしまった。ハマの『Choice Is Yours』のMVはとても宇宙だった。だったよね?ハマサカだけSecond Stage曲にセリフの掛け合いが入ってるの、いいよね。
シブヤの『バラの束』は……………ほんっっっと好き!!!!!わたしの中で、『キズアトがキズナになる』→『とりまGet on the Floor』で「Fling Posse、完!!!」だったはずなんだけど、まだこんな最高な曲が生まれるのか…という感動がある。先に書いたようにわたしはヒプアニ1期と一緒にヒプマイを知っていき、2ndDRBに臨んだオタクなので、ヒプアニ1期の『SHIBUYA GHOST NIGHT』と『絆』が特に好きなんですよ。
『SHIBUYA GHOST NIGHT』は
好きも嫌いもきみの自由さ ウソもデマも溢れ出すこの町 好きなものたちだけを信じたい 誰かの邪魔 おれらはしない この町の自由 yeah きみたち次第
のあたりのリリックが好きなわけ。だから『バラの束』の
どんなオリジナリティも 揶揄われない 笑われない世界で 笑わせたいんだ
が好きすぎる。KREVAさんがどこまで意識しているかはわからないけど。MVも本当にかわいいしかない。最高。ありがとう。
で、それだけヒプアニ1期に強い感情があるので、エンディング曲が良すぎる。ヒプアニ1期の最終話でエンディング曲がMixtapeのラスサビだったときの良さがあった。Mixtapeのラスサビ、ほんと好きなのでARBでいつもやってしまう。(Eパート)
ラストのサービスカットたちは…みんなワー!キャー!と盛り上がっていったが、わたしは帝統くんと乙統女様にあんまり和解してほしくない派なので複雑だった。だって友達を●そうとした実母とか、イヤだから。
※以下ドラパの話
前述どおり初回はドラパも聞いていなかったから、帝統くんと乙統女様に関して「なんか解決があったのかな?」と思っていたが、ドラパでも特に「解決」らしい解決はなかったし………。夢野のことも、本当の名前は関係ねえ!っていうのはいいとして、もう少し経緯を教えてくれないか。なんもわからんわ。兄太郎が神谷浩史だったのは驚き。
2回目を観たあとジュクから中王区まで残りのドラパを聞いたんだけど、アレもコレも全部伏線の回収が雑すぎる!!!当時からあまり反応が芳しくなかった記憶があるけど、ひふみと仄々は本当によくわからんまま終わった。全部の解決を急ぎすぎ!!ここまでチンタラやってきたくせに、先生と衢くんのことまでいっぺんに解決させようとするから雑だった。オーサカの零おじのことも…これはもう「ラップバトルで伝え合ったからOK」ってことなのか?一気に回収してしまって余韻がなさすぎる。
それでいうとナゴヤが抜群にいいシナリオだった。一気にまとめた感はあったけど、十四くんの感情が爆発するところは本当に圧巻。やっっとナゴヤがいいシナリオもらったよ……!!って感動があった。本当に今までシナリオが弱かったので…。だからこそ、余計にナゴヤ優勝ルート観たいよ〜!!せめてFirst Stageの勝利ルートが観たいよ〜!!!になっている。
そんなところかな?「ヒプムビ」というコンテンツそのものはおもしろかったし楽しい映画体験だったけど、「ヒプノシスマイク」という全体のことを考えると「結局シナリオは適当なんか〜い!!」という感情が抑えられないふらみんちゃんなのであった。「全てノリと勢い‼️バイブスとフィーリング‼️アーイ‼️🙌✨」でいられたら幸せだっただろうな〜!!