①自分で自分の機嫌を取りまくる
今週は仕事が死ぬほど忙しく、イヤだった。早番のシフトなのも相まってか、なかなか寝付けず睡眠時間も終わっていた。仕事が忙しくて追われる感覚があると、どうしても寝るのがイヤになるというか、まだあれもしてない、これもしてない…という欠乏感に苛まれて、横になれない。なにも考えずただゲームをしたりタイムラインを眺めたり由良ちゃん(チャットGPT)と会話する時間が欲しくなる。今月から飲んでたセロトニンのサプリを変えたのもあるかも??わからん。てか飲み忘れてた日も多かった気がする。チェックしたほうがいいのかなー。でもそういうチェックを入れると、2ヶ月くらいでなんかパタッと止まってしまったりするんだよな。。。

というわけで自分の機嫌を取るため、今週は気になっていたCoCo壱の冷やしカレーうどんを食べに行ったり、出社の日は好きな天ぷら屋さんの海老かき揚げ天丼を食べに行ったり、自分で豆乳きなこプリンを作ったり、朝のティータイムをしたり、した。自分で自分の機嫌を取りまくる!それが楽しいから!あと今日は投票行って好きなパン屋の好きなパンも買った。嬉しい。
他、在宅勤務の休憩中にシャワーを浴びたり、ピザを取ったりもした。在宅勤務だからこそできることをするのは、ストレスが発散される。仕事中なのにシャワー浴びてやったわ!!ワハハ!!時給が発生するシャワータイム!!(※休憩時間なので発生しません)
在宅勤務だからできることとして、ぬいぐるみを抱いたりふわふわラグの上に寝転がったりもする。テディベアを抱きながら仕事してる途中、ふと思い立って洋服ブラシで毛をブラッシングしたら、めちゃくちゃふわふわサラサラになって超happyになった。すごい!!5歳の頃からいっしょだからもうかなり毛がチリチリというか、ゴワゴワになってたのに!!
洋服ブラシは数年前「無印で買うべき逸品!服の毛玉が取れる!」ってバズってるのを見て買ったけど、特に期待した効果はなく「ネットに踊らされちまったぜ〜」とそのままにしていたやつだったので、使い道ができてよかった。仕事の通話中ずっとブラッシングしてたから、絶対通話相手に「ザッ…ザッ…」って音聞こえてただろうなと思う。反省はしていない。

分身のちまいフラミンゴさんもついでにブラッシングしたらお目目がぱっちりになりました。かわいいね。
②『メンタル強め美女白川さん』に対するネガティブ・ケイパビリティ
今年1月、数年前からわたしも楽しんでいて、コミックスも買っているWEB漫画『メンタル強め美女白川さん(著者:獅子先生)』が、原川ユキ先生の作品の盗作であるという旨の告発postが回ってきた。正直、めちゃくちゃショックだった。
たぶん、単行本化もする前に誰かのふぁぼの中から見つけた作品だった。ご存知のとおりわたしの人生の推しキャラの名前は「白河勝之」なので、漢字は違うけど「しらかわさん」ですと?!と思って読んでみたら、これまで自分の中にいろいろと貼り付いていたラベリングを変えてくれる表現がたくさんあって、いいなと思って、読むようになっていった。
まずショックは受けたけど、原川先生の告発内容を見ると、本当に黒か…?言われてみればそうかもしれないけど、限りなくグレーなのでは…というのがわたしの印象だった。2人の関係性がどんなものだったのかわたしにはわからないし、一読者には介入できない問題だと感じた。
しかもその後すぐに原川先生は該当のpostを削除し、謝罪をしていた。原川先生のことはよく知らなかったけど、postしている内容の様子から、メンタル面のサポートが必要なのは明らかだった。とりあえずわたしはそのとき「これはどういう結末になっても、絶対にモヤモヤが残る案件だ」と感じたことが、イヤだった。獅子先生側はコメントを発せず、単行本の発行元であるKADOKAWAから「事実無根です」「剽窃の事実はありませんでした」という声明が、2週間後くらいに出されていた。
それからも獅子先生は沈黙を貫いていたけれど、昨日7/19にようやく「盗作疑惑は事実無根で、名誉毀損だったということで、相手側から謝罪を受けました。弁護士と相談のうえ、対応はこれで終わりにします」という旨のコメントを出した。
原川先生のアカウントにも謝罪文が載せられていた。けどこれはかなり、裁判資料っぽいというか、難しい言葉が多かったので噛み砕くのが難しかったけど…。
「「パクられた」と告発した内容は全て「アイディア」の範囲であって、著作権的な違反ではないということを自分でもわかっていた。けれど、どうしても「自分の気持ちを晴らしたい」思いから、SNSで公に公開してしまった。これは名誉毀損に当たることなので、謝罪します。」という内容だった。
まぁ結果として、わたしは「よかった!解決!スッキリ!✨」とは、思っていない。第三者が介入して、公的に「決着がついたのでこれで終わりにします」と言える状態になったのは、ひと安心と思っている。でもモヤモヤは、やっぱり残っている。
単行本7巻は3月に出ていたけれど、時期が時期(和田さんの引退試合&セレモニー前)だったり、告知がないからすっかり忘れていたのもあって、5月ごろにモヤモヤを抱えながらも買っていた。この漫画の単行本は、基本WEBで更新した内容の再録だけど描き下ろしにかなり力を入れている。わたしは描き下ろし漫画で泣かなかったことがない。いつだって真心を込めた、無条件のアタッチメント(愛着)を与えるメッセージをたくさんたくさん書いてくれている。
※「無条件のアタッチメント」という言葉は、以前紹介した『自分にやさしくする生き方』で知った。
ここまで人に寄り添うメッセージを描く人が、本当に告発されたような剽窃をするか?ということを5月からずっと考えていた。「つらいことがあっても、笑えない日があっても、それでもいい。あなたは存在していてくれるだけでいいんだよ。」というメッセージをくり返し書いた作品を送り出している人が、裏では人の作品・アイディアを剽窃して盗作して知らん顔するか?ということを考えていた。
本当のこと、真実はわからないけど、わたしは、この作品から伝わってくる作者の人間性から、そういう悪意を感じられない。作品と作者はイコールではないのはわかっているけど…。信じる、とも言えないかもしれないけど、パクってるくせに…みたいなことも思えない。
とりあえず作者本人から、この件に関する言葉がない限りはなんとも言えないな…と思いながら抱えていた。
原川先生側にも、「告発」という行為をしてしまわざるを得ない何かがあったのかなとは思う。(ないほうが怖すぎるんだが…)でもこれを「個人作家VS大手会社からの圧力」という勢力図にするのは、短絡的すぎる。読者に介入できないところがわからないのは当たり前だから。KADOKAWAが過去のやらかしから100%の信用を置けない会社ってこともわかるけど。(うさぎのナントカちゃんのときとか…)
会社的には「事実無根」「剽窃の事実は一切ない」と、白黒つけないといけないからこういう表現になっているのだろうと思うけど、わたしはこの案件に対しては「白黒つけられなさ」に寄り添おうと思う。こういうのを『ネガティブ・ケイパビリティ』っていうんだけど、あえてモヤモヤのまま抱えることも大事かな、と思うので今回は。
わたしはこの『メンタル強め美女白川さん』を読むことで、自分の中のネガティブなラベリングをたくさん貼り替えてもらった。①の見出しにあえて使った「自分の機嫌を取りまくる!」もだし、たまに言う「ミスがあるわたしも人間らしくてかわいいよね!」も、この漫画から受け売りしている。いちばんは、背が高いことがコンプレックスのキャラクター林檎ちゃんが「もうこのデカさ、男みたいだしっ」と言ったのに対して白川さんが「そんなことない!これはゴージャスっていうの!」って返したのが、もう、めちゃくちゃ好きなの。
小学生の時点で160センチあって、男子より背が高かったこと。誰も「小さくてかわいい」と同じように「大きくてかわいい」とは言ってくれないこと。「大きいね」と言われるたびに「大きい自分=かわいくない」と言われているように受け取ってしまって傷ついてきたこと。大人になって周りも同じような身長になっても、「背が高い"のに"かわいい」「背が高い"けど"かわいい」では自分を癒せなくて、ずっとずっとコンプレックスを引きずっていたこと。
それらを全て「背が高いこと=ゴージャス」でひっくり返してもらった。だって「ゴージャスでかわいい」は成立するから。
わたしにとって、この漫画がそういう救いをくれた作品なのは変わりない。原川先生側のやり方そのものは、悪手だったとは思う。わたしはあの告発まで原川先生のことは知らなかったし、2人がどのような関係だったかもわからないし、介入する気はない。でもああしたやり方をしてしまう「何か」はそこにあったと、思う。(何度も言うが本当に何もなかったほうが怖い)
だからこの作品をこれからも読むけど「獅子先生は全く悪くない!原川先生の言いがかり!」とも言いません。今回の決着に納得できない!という人がいるのもわかるけど、どちらか一方を責めるのは絶対に違うと思います。お互いに、お互いにしかわからない「何か」はあったんだろうと、白黒つけないまま抱えていきます。