クレカ沼(クレジットカード自転車操業)脱出までの道のり

ととのえ
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公開:2024/7/15

クレカ沼を脱出したい

2024年から変動費を1か月35日でやりくりするスライド式家計簿に取り組んでいるが、きっかけはクレカ沼を脱出するためだ。

金利のかかるリボ払いや分割払いはしていないものの、いつの間にか無自覚な利用が増えていた。今月の生活費が入ると先月のクレカの支払いでほぼ消え、またクレカを使うという悪循環になっていた。

これ以上無自覚な利用が増えると、毎月の生活費だけでは支払いができなくなるかもしれない。そんな危機感が常にある。

  • クレカの封印はしたくない

  • 固定費の削減(ローンなし、格安SIM、保険の見直しなど)はしている

  • 過度な節約は望めなさそう

  • ボーナスなし

このような条件でクレカ沼から脱出する方法は何だろう?50代の私には、若い時のように勢いや熱意で一気に取り組んで解決!というのはハードに感じる。無理なく継続できるやり方が望ましい。

節約系のブログやインスタで変動費を1か月35日でやりくりするスライド式家計簿を発見。月の生活費を少しずつ抑えるこのやり方なら、時間はかかっても無理なくクレカ沼から脱出できるかもしれない、と考えた。

クレカで支払っているもの

基本的にカード払いできるものはカード払いにしている。

  • 固定費〜電気、ガス、水道、サブスクなど

  • 特別費〜NHKや子どもの通信教材など年払いのもの

  • 変動費〜食費や日用品など

このブログでは35日やりくりの変動費のみを記事にしているので、やりくり費とカード代は一致していない。

スライド式家計簿開始時の現状

  • 2023年12月末の引落口座残高は2,672円

  • 2024年1月引落(12月利用分)のクレカ代は231,369円

  • 不足分は228,677円

大晦日にこの事実を受け止め、マイナス家計でスタートした新年。約23万円をこれからリセットしていく。月1万円の家計改善をすれば約2年でリセット完了、という計画を立てた。

(スライド式家計簿がうまくいけば年末に約1か月半分の変動費が余ることになる。家計改善と合わせて1年くらいでリセットできるかも、と後で気づく)

1月の生活費から162,677円がカード代の引き落としに回った。それでも足りず、特別費積立から53,000円、洋服積立から13,000円をカード代に充てた。

特別費積立をしていてよかったが、この積立はカード代のために積み立ててはいない。予定していた特別費が支払えなくては意味がない。特別費からのカード代補填はこれで最後にすると決めた。

もしかしたら家中のお金をかき集めればカード代を一気に返済できるかもしれないが、無自覚なカード利用をする体質が変わらないとリセットしてもまた元に戻ってしまう。35日スライド式家計簿をすることでお金を意識的に使う習慣に変えたい。

リセットまでの進捗状況

2024年1月を終えて

  • 2024年1月末の引落口座残高は853円

  • 2024年2月引落(1月利用)のカード代は142,558円

  • 不足分は141,735円

月末の引落口座残高が1,000円以下という…。2月の生活費をカード代にあてた。特別費からカード代補填しないと決意したものの、どうなるかわからない不安でやりくりしていた。特別費からのカード代補填をしなくて済みホッとした。


2024年2月を終えて

  • 2024年2月末の引落口座残高は77,115円

  • 2024年3月引落(2月利用)のカード代は188,000円

  • 不足分は110,885円

月末の引落口座残高が増えたようにみえるが、この残高には特別費で用意していた年払の金額なども含まれている。3月の生活費をカード代にあてる。


2024年3月を終えて

  • 2024年3月末の引落口座残高は105,028円

  • 2024年4月引落(3月利用)のカード代は222,600円

  • 不足分は117,572円。

4月の生活費をカード代にあてる。不足分が先月より増え、足踏み状態。とはいえ、春休みや新生活の準備で物入りの時期。この程度で済んでよかった。


2024年4月を終えて

  • 2024年4月末の引落口座残高は96,322円

  • 2024年5月引落(4月利用)のカード代は210,188円

  • 不足分は113,866円

2月、3月、4月とカード利用が多く足踏み状態。スライド式家計簿の効果が全く感じられない日々。以前と同じ生活費で1か月35日のやりくりをしているのだからトータルでは生活費が抑えられているはず、と自分に言い聞かせる。

ここで奇跡(?)が起きた。カード引落口座とは別の子どもの高校諸経費引落口座に卒業時の戻り金があることが判明。この残高をカード代引落にあてることにした。特別費などから補填しないと決めたが、これは役割を終えた口座なので残金を迷いなくカード代に回す。

  • 諸経費引落残高からの補填 41,563円

  • 最終不足分は72,295円

この奇跡のおかげでカード代不足分が10万円以下になった。チート技だが思わぬラッキーはしっかりモノにする。神様からクレカリセットを応援してもらえたような感じがした。


2024年5月を終えて

  • 2024年5月末の引落口座残高は102,129円

  • 2024年6月引落(5月利用)のカード代は122,700円

  • 不足分は20,571円。

5月のカード利用が少なかったこともあり、リセットまで一気に近づいたように見える。実は、水道代や生協がカード締め日の関係で翌月の明細に上がっている。次月のカード代にこの水道代と生協利用分が入ってくると思うと、手放しで喜べなかった。問題を先送りにした感じ、とでもいうのか。


2024年6月を終えて

  • 2024年6月末の引落口座残高は161,359円

  • 2024年7月引落(6月利用)のカード代は168,200円

  • 不足分は6,841円

遂にリセットまで1万円を切った!

先月の水道代と生協利用分が明細に入っている(生協は5月利用と6月利用の2つが明細に入ってる)のにリセットに近づいていて驚く。6月は停滞すると思っていたのだ。

ここにきて、クレカ代リセットに確信が持てた。少しずつリセットに近づいているとはいえ、「今月は出費が少なかったけど、来月は出費が増えるかもしれない」という思いが常にあり、なかなか確信が持てずにいた。


2024年7月を終えて

  • 2024年7月末の引落口座残高は174,662円

  • 2024年8月引落(7月利用)のカード代は140,800円

  • 差引残高は+33,862円

リセット達成!当初の返済計画は2年(→その後、スライド式家計簿で発生する年末ボーナスで返済計画1年に変更)だったが、7か月で達成できた。やったー🙌

8月の生活費から7月のクレカ代にあてる必要はなく、8月の生活費は8月の生活費として丸々使える。何て気持ちがいいんだ。通常の金銭感覚を取り戻せた。

投げ出さず継続して良かった、に尽きる。特に効果の感じられなかった2月〜4月の時期を耐えたことが良かったように思う。ターニングポイントは4月終わりの高校からの戻り金があったことかなあ。スライド式家計簿のやりくりと関係ないけどw とはいえ、継続していたからこそ思わぬ所から運を引き寄せるものだな、と私には思えた。

クレカリセットを終えて

ひとまずクレカリセットは達成したので次の目標を考える。

1月に特別費積立から53,000円、洋服代積立から13,000円をあてているので、まずはそれを戻そう。

早速7月末の差引残高から洋服代積立に13,000円を戻した。

差引残高はまだあるが、8月は子どもたちが夏休みなので生活費が膨らむと予想し、残りはカード代用としてキープする。

特別費積立への返却と今後も適切なカード利用をするために、スライド式家計簿は今後も続ける。

▼リセット後の状況▼

@totonoe
これまでの日々の振り返り、これからの日々を綴るページ。 手帳、家計簿、iPadを愛用。1973年9月生まれ(51歳)