相変わらずの、この「何がかは分からないがじんわりと進んでいる」感じ、楽しい。
3
今日はまず、Feldsparに会いに行く。ヒントは別にまだいらないが、もしかしたら何か新しい情報が得られるかもしれない。
つつがなく到着。おじゃましま~す。
ヒントはいっぱいもらえた。なんて丁寧なんだ。
ただ、ほとんどのヒントはヒント然としているというか、自分が想像している範疇の内容だった。本当に詰まった人向けのヒントなんだろうな。
北部観測所:とりあえずは情報収集しろ。たどり着くのが困難なところへ挑戦しろ。
闇のイバラで困難と言われると、そりゃもう内部のことしか浮かばない。なんてことだ。
村の壁画:やはり明かりを消すこと。
壁画のヒントを絞り出すFeldspar。草。
研究塔の最上部:階段の代わりになるものを探せ。
ほう……?
プロジェクションプールの家:目で見えないなら信号を探せ。
やっぱりそうだよね~。信号で追うことは自分も少し考えたが、肝心の追える信号がないので何ともしがたかった。Daturaの家に量子の岩ならあったが……。
一通りの会話を聞いた。本編同様にフラグ解禁的なことはないようなので、地殻に戻るとする。
戻りたかった。行きはそうでもないのに、戻るのは苦手だ。
Feldsparエリアから出たらアンコウのすぐそばに出ちゃったし、どれが出入口の穴なのか分からない。とりあえず、最も近そうな光が出口であることに賭けた。負けた。
2ループ目。横着したやつから死ぬんだ。
次は何から試すかな~と思って、とりあえず地表を歩くことにする。
イバラの村の幽霊物質。とてもきれいな色をしていて思わず撮っちゃった。
これで毒さえなければと思うが、毒があるこそきれいってものもあるからな~。
同じく村の、着陸場のようなスペース。「おかえり、友よ!」と看板がある。初見はよく分からなかったが、今なら分かる。いつもここでFriendを迎えていたんだな……。
探索済みの箇所を巡るだけでは進歩がない気がしたので、未探索の場所へ向かう。
衛星。よ~~く見たら生身で入れる部分があるんじゃないか? と思って。
ありませんでした! ループ終了! のつもりで探索していたが、あった。
近くを生身で調査していたところ、急に着地した。びっくりした。ここは重力があるようだ。重力があるということは、着陸を想定されているということだ。いけるぞ。
側面を見に降りてみたら、普通に開いている壁があった。やった~。入れた。
ここは「イバラ動力ステーション」というらしい。イバラの種の空間のねじれで送信ケーブルをワープさせ、闇のイバラ各地に電力を送る仕組みのようだ。めっちゃ賢い。DaturaとFriend(と、その船)で作ったらしい。やはり船をスクラップにしたのって……。
ステーション内は、イバラの種を中心に、5つの部屋に分かれていた。看板は地名を示している:北部観測所/初期キャンプ場とシャトル粉砕機/研究塔とプロジェクションプールの家/イバラの村/アンコウハントの隠れ家。それぞれの部屋にスイッチがある。これで各地の電力を操作できるということだろうか?
よくあるシステム表示のオブジェクトもあった。太陽コロナ(太陽の外側の空気の層)のせいで重力安定化システムが壊れ、巨人の大海に過剰に接近するようになってしまったようだ。メンテもなしに何万年も稼働していたのならそうなる。
とりあえずスイッチを全部オフにして、各地を巡ってみることにした。
まずは研究塔。スイッチオフで内部の重力が切れてないかと思ったが、そんなことはなかった。やはり最上階に登るためには階段の代わりになるものが必要か。
でも、Outer Wildsというゲームで、例えば「梯子というアイテムを手に入れる」みたいなことはない気がする。う~ん。
お次は初期キャンプ場とシャトル粉砕機へ。
見かけたので寄ってみたが、予想通り変化はなかった。好奇心でシャトル粉砕機に探査艇を掛けたが、さっき動力を切ったから粉砕機は動かなかった。ちぇ~。
次はイバラの村へ。本命だ。電気が消えていることを期待してFriendの家へ向かう。
覗いてみたところ、絵画の明かりは消え、扉が開いていた。やった~!
中には、流れ者でもよくあった、隠し通路を示す投影機があった。くらげの付近から通路がどこかに伸びている。
これは多分、Feldsparが味見したやつのところかな。さっきFeldsparのキャンプに寄ったときは、まあ何もないだろと思ってスルーしちゃった。見ておけばよかった。
部屋の奥にスクロールが一つ置いてあった。DaturaとFriendで眼について議論を交わしたときの記録のようだ。
記録を確認していると、不意に小屋が傾き、壁に叩きつけられた。時間切れだ! うわあああ! 気合でまず全文のスクショを撮り、それから読める部分を読み直す。壁に叩きつけられて死にかけ、さらに視界が水没したが、何とか生き延びた。落ちた海中で爆発を見た。
重力も天候も動植物も安定している木の炉辺って、なんて安全で最高の星なんだろう。何にも邪魔されることなくスクショを見返す。
いい文章だ。「ただ、宇宙のリセットボタンの場所を皆に聞こえるように言いふらされたら困るだろう?」「死ぬのが怖いからといって鍵をかけたままにしておくのも。だから――」
Daturaは死を恐れていない。Friendに今を生きようと呼びかけて、スクショは終わった。
すごくいいスクロールだった……。喧嘩の内容かとちょっと身構えたけど、いい感じに着地していて安心した。二人は出会えてよかったなあ。一人だったら、双方ただ燻って過ごすことになりかねなかった。
次に航海日誌を確認する。イバラ動力ステーション:探索できる場所が残っています。え? 嘘……?
なぜDaturaは自分・Friendの船を破壊したのか?
✅あいつら建材にしやがった。
拾得者とは?
プロジェクションプールの家。
研究塔の最上階。
くらげの隠し通路。
4
情報があるなら行かない理由はない。まずはくらげの隠し通路を探しに行く。アンコウに絡まれることもなくくらげの場所へ。
見える範囲に分かりやすい変化はなく、くらげの中も同様だった。通路があるはずの方角にスカウトを飛ばしても、引っ掛かる気配はない。透明な床ではないようだ。さらに先にスカウトを飛ばしてみると、人工物のような床が見えた。
少し先に、地表にあるものと似たような橋がかかっていた。くらげに近い部分は落ちてしまったらしい。なんて怖い橋だよ。崩れている個所を飛びつつ進む。闇のイバラは浮遊しやすいから、生身の行き来が楽だ。
終着点には建物があった。
何の建物だろう。扉は閉まっている。
建物の外にDaturaの記録があった。中へ呼びかけている記録のようだ。
ここはFriendの隠れ家で、Daturaはそこで何かやらかしたようだ。
「他の者たちは去っていった」「やつらは俺に二度と入ってほしくないということかよ」やつらって誰のことだ? Nomaiっぽくはない。
建物は金属製の扉で、檻まで付いている。Daturaは「開けるためには爆発を起こす必要がある」と結論付けた。
前言撤回。この人は十分Nomaiかもです。開かないから爆発させるって発想はやばいでしょ。何か切羽詰まっているような感じはしたが。何があったんだ?
経緯はさっぱりだが、攻略は察した。もしかして、自分が入るにも何かを爆破させる必要があるんだろうか。
何か手掛かりがないかと、屋根の上も見回った。檻は屋根にまで続いていた。
避雷針みたいに伸びているオブジェクトがある。これ、流れ者で見なかった?
爆発を起こせというのなら、心当たりがひとつあった。探査艇だ。正確には、探査艇が壊れるときの爆発。
探査艇は、打ち所が悪いと派手に爆発する……気がする。たまに。ただ「爆発するために狙って破損させて……」なんてテクニカルなことは現実的でないので、違う気もする。
とりあえず妥協として、探査艇の緊急射出で衝撃を与えられないか、試した。無理だった。ただ帰りの足を失っただけの飛行士となった。
イバラ動力ステーションをうろついたり、イバラ内部に入ったりして1ループを浪費したが、収穫はなかった。ただ、無為なループ中に思い付いたことがあるので、次はそれを試したい。
「金属製の扉を開けるために、爆発を起こす必要がある」。爆発と聞いて思い浮かんだものがもう一つあった。
シャトル粉砕機。航海日誌によれば「シャトルに損傷を与えると警告を発して、しばらく待つと爆発した」とある。爆発。爆発!
探査艇はNomaiのシャトルとは別物だが、何はともあれやってみることだ。探査艇はスクラップになるが、実験に犠牲は付きものだ。
まずは粉砕機に掛けて……
スイッチオン!
叩かれた探査艇から嫌な感じの警報音が鳴る。ごめん探査艇。とりあえず急いで乗って、隠れ家の方向を目指してみる。
離陸時に柱にぶつけたため、右舷だか左舷だかを損傷してしまい、舵すら取れなくなってしまった。一生片側にくるくる回る宇宙船。あ〰〰〰。入り組んだ道にも阻まれ、結果としては隠れ家へ到着する前に爆発した。
でも、粉砕機に掛けてから実際爆発するまで、意外と余裕がある。体感だと、建物付近に着陸して待つくらいの時間はある。これは、いけるぞ。
いけるぞと思いつつ、いろんなミス実績を解除しながら死亡を重ねた。
間に合わず途中で爆発した。
速度同調が利かず、かなり操作しづらい。速度同調は確定で故障するようだ。目視しながら出力を調整する必要がある。遅まきながら道順の下見をした。
着陸に成功し、降りて傍で爆発を待っていたら巻き込まれて死んだ。
そりゃそうと言えばそうである。そりゃそう。
じゃあ中で爆発を待つべきか~と中に留まったら、それも死んだ。
どうやら今までの爆発で死んでいなかったのは、ただ幸運なだけだったらしい。船から大きく離れる必要がある。
到着したが、脱出が間に合わなかった。これで2、3回は死んだ。
降りた直後にまた探査艇に収容されてしまって時間をロスするなど、シンプルに凡ミスである。アクション苦手かつコントローラーでない人は厳しそうだ……と思った。
ようやく成功。爆発の瞬間をとらえた。でかいきのこみたいに見える。
こうして見ると、爆発範囲って結構大きい。Feldsparがうんざりするような着陸の記録を残した気持ちが分かる。また、爆発を受けた扉が実際に開いているのかどうかを今まで確認できていなかったので、もしこれで当てが外れていたらどうしようかと思った。扉はちゃんと吹っ飛んでいた。よかった~。
中はあまり建物っぽくない。氷が壁代わりになっているし、インテリアっぽいものもほとんどない。
奥に光るものが見えた。
あ~~~~~~~~~~~~
あ~~~~~。Friend……。
傍らには、初めて忍び込んだときのDaturaの録音が残されていた。
Friendがときどきふらっと姿を消すことが気になって、確認しにきたらしい。今、Friendと数人の流れ者がここに集まっているようだ。
Daturaはランタンを拾ったあと、段差につまづいて転び、意識を失った。
あ、あ~~~~~。察した。やっぱあの入眠方法は問題がある。判定が広すぎる。
案の定、あの夢の世界で目覚めた。夢世界のFriendの家を出たあと、流れ者の姿をたくさん見た。
Daturaは周囲を探索することにして別の建物に行った(星明かりの入り江)。あの橋で警報を鳴らしてしまい、一人の流れ者を目覚めさせた(=殺した?)。
追われたので、Daturaは燃えた廃墟に隠れた。しばらくして目が覚める。
Daturaの行いと引き換えに、Friendはこの建造物に閉じ込められることになった。
おい!!!!!!!!!!!!!!!!!
Friendの記録もあった。短い記録で、「また会えるよ」と言い残して録音は終了した。
おい!!!!!!!!!!!!!!!!! バカ!!!!!!!!!!!!! なんでそんな悲しいことするの! 友達だろうが!!!!1
録音の10分後にはもう眠りに就いたようだ。外にあったDaturaの記録は聞こえていない可能性がある。
ああ~~~~~~~またこいつら幽閉してるよ~~~~~~~~~~
「爆発すべきか」と言っておいて今扉が壊れていないということは、Daturaは破壊を取りやめたのか、それともその前に幽霊物質に呑まれたのか? 一度爆破して入って修繕した、とかだとしても、ちょっと苦い気持ちになる。
さて。
Friendは焚火の前で眠りに就いていた。自分もその焚火から夢想できるということだ。隠れ家内にランタンは見当たらなかったので、流れ者でランタンを調達してから闇のイバラへ向かう。
「流れ者→闇のイバラ→探査艇破壊→隠れ家着陸→退避」のチャートを何度もくり返すのは正直きつい気がしていたのだが、無事一度でたどり着けた。よかった~~。
焚火の前で眠ると、岩場に覆われた区画に出た。すぐ横に室内が見える。
棚にはスクロールがいっぱい詰め込まれていた。すごいい量だ。全部読ませてくれ。
また、壁には絵が飾ってあった。星明かりの入り江の、燃えた廃墟で見た絵だ。てっきり重力砲が描かれているのかと思ったが、よく見たら絵自体が引き裂かれているようだ。どうしたんだ。
びびりなので、まず手ぶら状態でクリアリングをする。また追いかけられたら怖いから……。
ベランダから外を見下ろすと、眼下にかなり大きな建物が見えた。まさかここ全て探索の必要があるのか!? と戦慄しかけたが、よく見たら見覚えのある景色だ。ここは果てなき峡谷だ。
この建物は、闇のイバラにあるFriendの家と同じ間取りだ。バルコニーにまたあの大小の椅子があるのかなと思って階段を上ると、流れ者の姿が見えた。
びびりつつランタンで照らす。襲ってこない。
Friendだ。生きている。
あ~~~~~~~~~~全てを理解した。あ~~~~~~~~~~~~~~~~
傍らには、闇のイバラのミニチュア模型が置いてあった。
闇のイバラの模型を作ったのも、大味に表現すると「この場所と自分を忘れないでね」みたいな。もしそんなことがあったら泣きます。
なってる!!!!!!!!! おい!!!!!!!!!!! 「理解」した瞬間にちょっと泣いた。
気を取り直して、Friendはお喋りをしてくれた。Solanum式で、しかも返答はNomai語で。なんて助かるんだ。たくさん学んでくれてありがとう。
Nomaiがこの星系に来た時、生身で生きている流れ者は最も若いごくわずかしかいなかった。既に死んでいる長老たち(=年長者たち?)は、眼を見つけないようNomaiを密かに監視する指示を出した。
「年長者たちは喜んで朽ち果てたが、最も若い者たちは不思議なことに同時に死んだ。」幽霊物質のことだ。あれについての認識や調査はできなかったらしい。
Friendという名前は、彼がNomai語を理解する前にDaturaが使った呼び名のようだ。あ~~~~~~~~~
後日にFriendの意味を説明されて、本名で呼ぶかと提案されたが、断った。「どうせ昔の名前なんてもう似合わないのだし、と思って。」あ~~~~~~~~
「Daturaは私にとって良き友人だったが、彼の一族にとっては、あるいは彼にとっても、必ずしもそうではなかった。」こいつこんなこと言ってますよ! おい!
「彼がこの星系から脱出できたのを願う気持ちもあるけれど、分かってる…それは叶わなかったんだと。」おい!!!!
囚人はいずれ解放される予定があったようだけど、Nomaiの来訪でちょっと厳重にし直したようだ。あ~。悲しいなあ。
Friendはやはり、囚人の幽閉後に星を飛び出して、Daturaと出会ったようだ。意見の相違は大した問題にならなかったらしい。よかった。
いわく、彼と一緒に遠くへ行きたくなることがあった。二人で。
あ~~~~~~~~~~~~
何にも考えられなくなった。
Daturaはたいてい、闇のイバラ内部か研究塔、観測所にいた。(そしてSolanumはそこを訪れてこなかった。)
観測所の扉に量子のかけらを使ったらしい。「だから、入るときには扉を見てはいけないんだ。」これがセキュリティ対策らしい。OKOKOK!
彼らは「眼の信号がイバラの内部で反響したため、Nomaiの母船はイバラにワープした」という仮説を持った。この解釈いいな。自分も今日からこれにします。
大量のスクロールが残されていたのは、Nomai文字でいっぱい書き物をしていたんだろうか。きっとDaturaに宛てたお手紙とかも書いたんだろうな……。
なんやかんやの後、北部観測所へ向かってみる。
「入る時に扉を見てはいけない」を試してみたが、通れる気配はなかった。Datuaraは「セキュリティ対策を二つ」と言っていたから、そのうち一つがこれというわけなんだろう。なのでもう一つ、例えば「別所に正規入口がある」とかをこなす必要があるか。
他の場所に扉があるかと上下左右を周囲を見回ったが、それらしい空間はなかった。
さっぱり諦めて、最も近いアンコウハウスに寄ってみる。
変わり映えはしないが、そういえばここも気になるものがあるんだった。ワープゾーンだ。忘れてた。書いておかねばプレイ記録の意味がない。
今は機能していないように見える。白いコアがはまっているから、おそらくここは受け皿なのかな。どこかからここへワープして来れるというわけだ。
イバラ動力ステーションに寄ってみた。もしかしたら元々電力が切られていて、付けることでワープが復活しないか、と思った。電力を切って、ひとまず変化の確認のためにイバラの種にスカウトを飛ばすと、航海日誌が更新された。ん?
航海日誌いわく「イバラの種に偵察機を発射したところ、闇のイバラの別の場所に出た。」え?! そうなの!? よく見てなかった。
とりあえずアンコウハウスに戻ったところ、ワープゾーンに変化はなく、室内が真っ暗になっていた。電力を切ったんだから、そりゃそうだ。
つい長時間プレイしてしまった。Friend幽閉の衝撃がでかすぎて。
流れ者って終身刑大好きかよ~。喧嘩とかしないで、二人が友達のままでいてくれたのは本当によかった。でも、ほとんど生き別れのような形になってしまったことになる。Friendは幽霊物質のことすら知らなそうだし。
伝えるべきことなのかどうか。Nomai語の書き出しができないのは幸運だったのか否か。でも死ぬまで友達として過ごしてくれよ~~…………………。月にDaturaとFriendも呼びませんか?
全く関係ないが気になったので。
流れ者の角比較。
Friendは本編の流用だろうから、被るのは分かる(死体と夢想世界も角の形が違う)。が、他の人たちにバリエーションがあるのは意外だった。
角で人を識別するとか、個性を出したとか、異性(?)へのアピールポイントになるとか、あるのかな。囚人みたいに根元から折れている人は流れ者の中でも珍しいことだろう。角が生長しないのかは気になるが、少なくとも夢想世界では不動なんだろうな。
時系列?
Daturaが母船を探すため、闇のイバラに(シャトルで?)来る。
Friendが闇のイバラを訪れる。
両者間で芸術・学術のやり取りをする。
船とシャトルを破壊し、イバラ動力ステーションを作る。
Daturaが隠れ家から夢の世界に入り、結果として流れ者を殺す。
Friendを幽閉。
幽霊物質により両者死亡。
探索
イバラ動力ステーションのアンコウハウスのワープ先を確かめる。スカウトを入れっぱなしなら場所が分かる。
イバラ動力ステーションの電力は5種類(北部観測所/シャトル粉砕機/研究塔とプロジェクションプールの家/イバラの村/アンコウハウス)。アンコウハウスがこうなら、他の施設もワンチャン変化ある?
北部観測所も電源を落とした後なら入れるとかない?
拾得者とは? 未だに一切の情報が増えていないの、気になる。
プロジェクションプールの家。
研究塔の最上階。
星明かりの入り江、Daturaが隠れた場所に何かあったりしないかな。
5
発射コード入力台を見ることすらせず探査艇に乗るのは、自分だけではないと思う。
さて、イバラ動力ステーションへ。航海日誌に従って、まずは各部屋のワープがどこに繋がるのかを確認したい。
日誌の更新を見て、てっきり「電力の操作により、アンコウハウスに繋がる種のワープ先が変わった」のかと思っていたが、実際は「スカウトを使えばプロジェクションプールハウスの現在地を確認できる」という意味だった。
種に飛ばしたスカウトの信号は、闇のイバラの内部から発されていた。内部、行くか~~!! ステーション内の重力水晶を見てひとつ思い付いたことがあるが、これはあとで試そう。
イバラ内部へ。数度アンコウに吠えられたが、無事通過した。
目的地には建物が浮いていた。枝に引っ掛かっておらず、ふとした拍子に落ちそうで若干怖いが、ごく狭い範囲だけ重力が効いていて、意外と歩きやすい。
ここはプロジェクションプールハウスで間違いなさそうだ。プロジェクションストーンも複数落ちていた。
壁には設計図のような絵があった。地図かな? この下手さはDaturaなんだろうなあ。要領を得ないが何の絵だろう。たぶん地図だとは思うんだけど。右下は母船で、左側の絵は……何だ?
ストーンの記録を確認する。
慌てた様子のDaturaとBellsの会話記録。
シャトルが使用中であることと、Solanumが既に巡礼に出たことを知り、DaturaはSolanumとFilixへの伝言を頼んだ。
Datura、死ぬのか? 内容自体はたいしたことなく見えたが、でもこれは遺言の言い方じゃないか? 死ぬのか?
二つ目、SolanumとDaturaの会話記録。Nomaiとの無理解に怯えるDaturaへ、Solanumが仲介を伝えたようだ。実は今、Nomai全体が既に星系脱出に傾いているらしい。
Daturaもちょっと安心した様子。あ~。よかったなあ。大人の安心って本当によい安心だ。そしてSolanumはいい娘だ。
「パパのイマジナリーフレンドにもよろしくね!」草。イマジナリーフレンドだと思われているFriendはちょっと面白い。Nomaiは異種族がいると聞けばはしゃぎそうだと思っていたが、まず信じてなかったんだ。
三つ目の記録は、摩耗しているのか、ほとんどの内容を読み取れなかった。灰の双子星との通信記録だ。
Daturaは慌てた様子でYarrowとSpireに呼びかけた。
何かを告げたが、Spireは既に知っていたようだ。
何の話だろうか。さっぱり分からないが、重要そうな気がする。関係ないけど、いかにもシステム的なエラー表示ってちょっとわくわくする。
部屋を眺めているところ、隅にげじげじみたいな虫が見えた気がしたが、近付いたら消えた。何? え?
一通り調べ終えたら、外へ。出る穴を間違えたせいで無限ループを起こしたのは怯えた。ようやく出口にたどり着いたらアンコウハウスの真下で、アンコウの腹がまず視界に映り、それも怯えた。よく見たら後ろに星空が広がっていた。外か~い。
さて、無事に闇のイバラの外に出られた。次は、ステーションで重力水晶を見て思い付いたことを試したい。
ステーションと同じく、研究塔の内部にも重力水晶があった。ということは、つまり量子知識の塔と一緒だ。塔がイバラの地表を離れた後は重力が弱まって、かつ振り回されないための内部の重力は据え置きで、中を探索できるのではないか?
太陽は既に膨張し始めていて、やや気は急くがちょうどいい。探査艇を各所にぶつけかけつつも研究塔に到着。
中で宇宙の終わりを待つ。やがて建物の傾く音がして、ジングルが流れ始めた。HUDの重力表示が軽くなったのを確認してから、スカウトを道標にしつつ、あわあわ浮いて突入する。
若干わたわたはしたが、入れたぞ~! 中にはベンチのようなインテリアが複数、それから書見壁が一つあった。
記録の内容はDaturaとFriendの会話だ。
北部観測所への悪ガキ(Lami)の侵入を防ぐために、セキュリティを考えたようだ。
「闇のイバラの地表に他の船(俺たちのを除いて)がいると扉をロックする検知器を追加してやろう!」
そ、そんなことあります!? 「軌道上から飛び降りでもしない限りは」万全だと付け加えられていた。なるほど、そうしろということか……。
他の訪問者が来たときは、どうするつもりだったんだろう。もういっそ誰も呼ばないつもりだったのか。それはそれで星の私物化っぽくて、ちょっと楽しいかもしれない。
やることは分かった。北部観測所へ。
やれと言われたからにはイバラ動力ステーションから飛び降りるべきだが、開幕で船を失うのはちょっと怖い。地表からイバラ動力ステーションへ戻るのはなかなか安定しないし。
まずは北部観測所の天井に停めて、セーフ判定にならないかを確認してみる。駄目だった。性能のいい検知器め。
潔く諦めて、ステーションに駐車してした。おい身一つで来てやったぞ。扉を視界に入れないよう、後ろ向きに扉へ進む。壁に当たることもなく、入れた!
テンションが上がる。中のスペースはかなり広いが、内装は回廊みたいになっていて、一本道で歩きやすい。Daturaはここで何を観測したんだろう。
入口近くには絵と記録が置いてあった。見たことのない惑星の絵だ。
Friendいわく「これは新作だね? きれい! 収拾者、だよね?」え!?!?!??!?! 収拾者?!?!?!?!
収拾者は、致死性の物質を放出する危険な惑星の名前。熱い時には膨張し、冷たくなると強く圧縮され、水で無毒化される。
星間飛行技術を持っていなかった時代の流れ者にこの収拾者が訪れ、Nomaiに助けてもらったらしい。
全てが繋がった。ついに出てきた。収拾者。
この記録を読み終わるまで、画家の名前か何かかと思ってひたすら混乱してた。侵入者と対か……。すっかり流れ者的な種族名だと思っていた。騙された~。
DaturaはSolanumと通話したあと、Friendの録音を聞いた(このDaturaがちょっと元気そうでよかった)。
「収拾者に勝利した後、流れ者が他の種族と共に発つのではなく、流れ者の故郷に帰るのを選んだのはおかしいんじゃないかと。」
そして、ここの望遠鏡で、来たばかりの侵入者を観測した。侵入者が太陽に近付けば爆発する。Daturaはこの警告のために通信を開く。
書見台の傍らに投げ出されてた筆記具が焦りを物語っている。あ~。
彗星のことはNomaiもみんな知っていて、Daturaはそれ以上のことをうまく伝えることができなかった。
通信すべきだったのかどうかをめちゃめちゃ後悔している。かわいそう。
まだできることがある、とBellsに通信を繋いで、「待って、ちょっと、ああ、俺を――」そこで記録は途切れた。これがプロジェクションプールの家の記録に続いている。
最奥、回廊の中央は、インテリアも何もない、やたら広い空間だった。
ああ~~~~~~。最奥に一人寂しく残されていた。Datura………。
骨のそばに置いてあったのは、Bellsと通信した後の、最後の独白の記録だ。
自分と家族だけでも星系を脱出しようとしたが、シャトルは全て運用中だった。
残る記録にはDaturaの後悔が連なっていた。Solanumは一人で量子の月の巡礼に出ている。月にいる間にNomaiが滅びれば、彼女をひとりぼっちにさせることになる。
「正しいことをしたかっただけなんだ。…そんなつもりは…そんな…」「…それでは…十分でなかった? …いつか俺は言った:善意と言うには十分でない…。」
囚人~~~~~~!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
記録は終わった。Daturaは「なんて時間を無駄にしたんだ」と嘆きを残して、侵入者の爆発を浴びた。
Daturaだけかわいそうすぎるだろ!!!!!!!!! という心がありつつ、なんて美しい終わりなんだ……という気持ちもちょっとある。善意がうまいこと行かなかった人たち…。あ~。正しいと信じきれれば、まだよかったのに。
航海記録が更新された。おそらく、これで全ての探索が終了した。
航海記録を確認するために船に戻りたかった。駐車場であるイバラ動力ステーションには何とかたどり着けたが、勢いよくぶつかりすぎて死亡した。やっぱり生身の着地は難しい。
航海記録を確認する。
拾得者の記載が埋まり、さらに項目が増えた。ん?
なんだこのテンションの上がる誘導は。こう言われたら行くっきゃない。
灰の双子星へ。何度やってもここからの行程はどきどきする。毎回新鮮に命をかけている。
灰の双子星プロジェクト内部には、プロジェクションストーンが増えていた。
破損していた記録の完全版だ。やはりDaturaは侵入者について警告をしようとしていたようだ。あ~~~~~。ただ一人明らかな滅びを知る人間の心境よ。
コアを回収した後のBGMもアレンジがあってよかった。ここの音楽好きだ。行きでアンコウに引っ掛かることもなく(毎回わりと心配している)、眼に到着する。
ついでに宇宙の眼バリアを観測した。DLCクリア後にあることを知って、ずっと直接見てみたかった。
宇宙の眼到達前もBGMが変わっており、かなり怖い雰囲気だった。原作はこんなんじゃなかったよね。かなりおどろおどろしかった。毎回思うが、量子の雷に偶然打たれてしまう気がして、ひやひやする。
宇宙の眼に入ると、いつもの観測ではなく、スライドが流れた。
クリアした
!?!?!?!?!?!??!?!??!!??!
超新星爆発を起こし、母船は量子の月を訪れ、それに乗ったSolanumが14.3億年後に到着し、新しい宇宙を見て涙をこぼした。エンドロールが流れた。
クリアした~~~~~。なんて面白いゲームなんだ。
EDまで含めて、原作に対するいろんな解釈が見られて面白かった。普段二次創作を見ない・しないアカウントには新鮮だった。ギミックも考察と発見があってよかった。
爆発と、研究塔の入り方に気付いたときは特に「勝った」と思った。爆発は~もう~初期から散々目にしてきたものの活用法が分かる瞬間って、なぜこんなに楽しいんだ。この製作者ってパズル作るのうまいな……。
「ループという安全装置があるからこそ試せる解法」なのもよかった。コア取り出しといい自殺入眠といい、探査艇の爆破といい、ループがあってもだいぶ勇気が必要なことだ。
このゲームはループに慣れるせいか「これをやると本当に死ぬ」の意味が重い。勇気を試される解法。これが求められるゲームって意外と少ない気がする。
とりあえず全て失ったDaturaはまず救われてほしいんだけど、宇宙の眼からしたら、人間程度の悲喜こもごもなんてどうでもことなんだよね。そもそも生物とはスケールが違う。宇宙のほとんどの単位は「億年」「光年」とかが普通だし、それも50光年とかが当然のように使われる。それ何mだよ。生物の認識する一秒、一日なんていう単位はもはや誤差だ。
自分は「宇宙の眼は宇宙を創造する機能を持っていて、それをただ新陳代謝みたいに繰り返している」と思っているんだけど、その中における生物とかいう矮小なやつら、もう秒だよ。秒。それはそれとして囚人・Friend・Datura・Solanumで宇宙の眼で踊ろうね。
あ~面白かった。MOD自体はあらゆるゲームで触るし盛るほうのプレイヤーだが、こういう「しっかりストーリーがあるもの」は初めてやった気がする。よい体験だった。他のやつもやってみようかな。
MOD導入やプレイ後のロスでお世話になりました: