『仮面ライダーゼッツ』の最終話を見た。うーむ……
良かったところから挙げていく。まずは、全体通してカッコいいこと。ライダーのデザインはスタイリッシュで、ゼッツもヒーローながら黒を基調にしているのがすごくいい。ベルトの音声や、戦闘シーンの演出も冴えている。エージェントが退場する演出(スリーやシックスなど)もイカしてた。結局のところ、ライダーはカッコよさが一番大事ですからね……(諸説ある)。
登場人物としては、主人公側というよりはアウトサイダー寄りの、ジークやザ・レディが好きだった。特に中盤、明晰夢の後で「状況を把握した上で最初から強化フォームを使える!」って状況から未知の敵・ジークが現れる流れは定番だけどワクワクした(後期OPも好きだったな~)。敵としての役割を終えてからも自由な立ち位置としていい味を出し続けていたと思う。
ザ・レディもまた行動原理がシンプルで、敵にも味方にもなり得る感じのポジションに良さを感じていた。所々で見せるザ・レディの"怪演"は流石で、特に49話は凄かったな~
また個人的にゼッツは劇場版のCODEのメンバーの大集合!が定番だけど良かった。劇場版、ゼッツの良い部分を上手く抽出してきたような出来で、こういう作品が一本あるかないかで本編への印象もかなり変わるなと思う。
一方で楽しめなかった点としては全体を通して設定、状況が把握しづらく、今何をしたいのか、どうなるのか、を受け取るのが難しかった。色々と説明するよりは雰囲気で感じられれば十分、というスタイルとは思うが、どう受け止めればいいのかわからないシーンが多いと退屈に感じてしまう。
それと関連して、一部戦闘が少ない話があったのも気になった。仮面ライダーではなく、生身のエージェントとしての活躍を描いていたというところもあるかもしれないが、やはり見たいのは仮面ライダーの戦闘なのでね……自分は展開にあまりついていけてない分、戦闘以外の場面はそんなに長く見せられても、となってしまっていた。
どうかな~と思う部分はまあ少なくなかったが、この作品特有の良さも感じられたのは間違いなく、トータルで見て良かったなとは思う。近年はライダー少数制の作品が続いているが、次作の『仮面ライダーマイス』は久々に多人数制で、楽しみだ。