今日は、東京オペラシティで開催中の『拡大するシュルレアリスム 視覚芸術から広告、ファッション、インテリアへ』に行ってきた!オペラシティ周辺って自分はオペラやバレエを見に行く時くらいしか行かない場所だから、展示を見にいくだけでもちょっと非日常っぽい気分になったかも。
同じく新宿近辺の「ぴえろ魔法少女シリーズ POP UP STORE」にも寄ってきた(ルルットリリィ以外ほぼ見たことはない身ですが)。


拡大するシュルレアリスム 視覚芸術から広告、ファッション、インテリアへ

自分がシュルレアリスムに興味を持ったのは、シャニマスにシュルレアリスムをモチーフとしたユニット「Fumage」が追加されたのがきっかけ。Fumage(フュマージュ)という単語自体、シュルレアリスムの技法の名前だそうだ。↓のユニット紹介PVを見てもらうと、特に知識がなくても「っぽい!」ってなると思う。
さて、この展示会では「拡大するシュルレアリスム」とあるように、シュルレアリスムがどのように広がっていったかを、章区切りで展示されていた。
第1章は「オブジェ」から。『泉』でも有名なマルセル・デュシャンの作品が展示されていた。コートを掛けるフックを地面に置くことでまるで何かの罠に見える(タイトルもそのまま「罠」)。

マン・レイの『不滅のオブジェ』はメトロノームに目の写真を取り付けただけだが、異質な感じが伝わってくる作品(撮影禁止だったがググればすぐ画像も出てくるだろう)。先ほどのFumageのPVで度々登場していた「目」を思い出す。またフランシス・ピカビアの『黄あげは』も、色合いも形もFumageの衣装を想起させるものだった。
第2章は「写真」。現実を写すものとしてただ撮るだけでなく、色々な技法を使って写真を撮影していく。この『義眼』で使われているのはフォトモンタージュ(要は写真の切り貼り)だ。

第3章は絵画。シュルレアリスムと言えば(キービジュアルになっている『王様の美術館』のような)特徴的な絵画のイメージだったが、当初は絵画とは相容れないものとされていたらしく、ちょっと驚き。

ルネ・マグリットの作品はどれもパッと見で印象に残る(目立つように展示されている補正もあるかもだが)。

全員がバラバラに描いた絵を繋げる試みを「甘美な死骸」と呼ぶ由来が良かった。遊び心を感じる。
シュルレアリストによる言語を用いた集団実験で、ある時「甘美な/死骸は/新しい/酒を/飲むだろう」という一節が偶然に得られました。以後、絵によるこうした共作は「甘美な死骸」と題されました

そして↓はジョルジオ・デ・キリコの作品。キリコ…………霧子!?!?
ということで、幽谷霧子さんとシュルレアリスムを絡めるのは最初期から仕込んでたネタなんだろうな(いや、流石に偶然なのか?)。

続いて第4章は「広告」。今までのエリアは「美術館の展示だな~」という印象だったのだが、このエリアでは急に身近なものが並んでいるように感じた。なんというか、そういう風な広告も確かにあるよね、みたいな。これが芸術作品に留まらない範囲に「拡大」していったということなのだろう。


第5章は「ファッション」第6章は「インテリア」と、どんどん日常にも広がっていく。



唇のソファ、こうして見る分にはいいけど自室に置きたくはなさすぎる。

また、映画『アンダルシアの犬』も上映されていた。冒頭の、目に剃刀を当ててから細長い雲が月を横切る有名シーンで、Fumageのイベントコミュ「十瞬」で浅倉透さんが言及していた映画か~と気付くなど(遅い)。
というわけで、Fumageの元ネタらしきものを少し拾いつつ、特に関係ない部分も含めて非常に興味深く見ることができた。シュルレアリスムに関する書籍も入手したので、時間があるときに読んでいきたい。