摂食行動へのアプローチの難しさ

蟒蛇
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診断がつくかどうかは分からないんですが、自分は小学生のころから摂食行動に問題がありました。自室などの人目を避けられる空間に食べ物をためこんでコソコソ貪るという、過食症によくある行動が出始めたのが確か小学校中学年くらいのころなんですよね。

馴染めない環境(学校)に身を置かざるを得なかったことの強烈なストレスや、絶えない人間関係のトラブルからくる苛立ちを、糖質ドカ食いによる一時的な幸福感で無理やり薄めるというやり方を自然としてしまってました。小学校高学年〜中学生になると、学校から帰ったら即PCを立ち上げてプラ皿にお菓子を山盛りにし、無心で食べながらネットサーフィンするという逃避行動がほぼルーティン化してた気がします。

そんな行動が環境の変化によって強まったり弱まったりしつつ大人になってもずーっと続いてるんですけど、最近SNSを控えめにしたことで少しだけメンタルに余裕が出て、乳酸菌サプリを忘れずに継続できるようになりまして、そうしたらなぜだか過食衝動が少し治まってきたんですよ。

医者じゃないので自分の体内で起きている変化をハッキリとは言葉にできないんですが、恐らく ストレスで過敏性腸症候群の症状が悪化する→腸内環境の乱れにより過剰な食欲の増進が起こる というループから脱することができたんじゃないかと思ってます。医者嫌いの蟒蛇が珍しくちゃんと診断されてる病気なんですよ、過敏性腸症候群。

ただ、摂食行動の問題って単純な食欲とは違うので、食べる回数と時間は正常になっても糖質が異常に欲しくなることは変わってないんですよね……かなりマシにはなってきてますが、食事内容の偏りと、今の自分の運動量に見合うカロリーを大幅にオーバーしてしまっているところまでは改善できてません。

一説によると糖質の依存性って覚せい剤並みらしいので、一般に健康的とされる食事にするには自分一人の力ではどうにもならないのかもしれません。そして、ストレス状況によっては今後また最悪の摂食状態に戻る可能性も高いです。やっぱりお金を出してでも、以前の記事で書いた摂食障害の相談サービスを使うべきなのかもしれません……

現代はヘルシズム社会な上に、日本はいまだ体型ジャッジが酷く、(女性ものは特に)服のサイズもアホみたいにミニマムなので、リベラルと呼ばれる人でもルッキズムや体型ジャッジやファットフォビアに毒されてる人が散見されます……事前に完璧に避けるのって難しくて、目に付いたら距離をとるということしかできないので、一度はそういった言動を浴びることになってしまうんですよね。そしてそういう言動が過食の引き金になることも。辛い。

話しついでに、BMIの問題点をデータに基づいて語っているpodcastでも貼っておきます。こういう情報を知っている「リベラル」の人っていったいどれくらいいるんでしょう。自分の観測範囲では見かけたことがないですね……

摂食障害やダイエットへのアプローチをしてる方のpodcastで、他のエピソードもオススメです。利用者の方との対話を配信してる回もあるので、みなさんが軽い気持ちで発したファットフォビア発言や体型ジャッジ社会が人の心身をどれほど破壊するのか、実際に聴いてみることをオススメします。

@uwabami
オタクィアフェミニスト。社会やら趣味やら雑多に語ってます。 詳細なプロフィールや語りの傾向は固定記事にて。