着せ恋をよんだので感想 #1 はじめてのコスプレ

ヴォッチー
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公開:2024/12/5

はじめに

自分には漫画でこのシーンが来たら一気読みすると決めている漫画がいくつかある。そのうちのひとつ、「その着せ替え人形は恋をする」で五条新菜くんと喜多川海夢さんが付き合ったので一気読みしました。というか、言葉に表せないくらい凄くよくて一瞬で4周したし同じシーン何度も読み返したりしました。あえて言葉で表すと汚ねぇ声になりそう。

全部読んでいろいろと思いがあったので吐き出すような感じで感想を書きました。量が多いので物語の区切りごとに分割しています。

次:着せ恋をよんだので感想 #2 ジュジュ姉妹との合わせ


というわけで、つらつらと感想です。お付き合いいただければと思います。

はじめてのコスプレ

新菜くんとまりんちゃんが出会って雫たんのコス衣装をつくるお話。初めてということで、コスの衣装をつくるのは凄いことで時間もかかること、そしてコスの楽しみ方というのを読者に知識として与えている部分です。

それに加えて新菜くんとまりんちゃんがどんな人物なのかを丁寧に作っていると感じました。特にまりんちゃんはギャル特有の明るさだけでなく芯の強さや喜怒哀楽の多さ、他人を思いやる優しさが垣間見えます。 個人的に新菜くんのことをごじょー君と呼ぶアイデンティティが良くて、脳内でボイスが流れるくらいにはキャラが定着しました。

新菜くんは頼られることに慣れていないけど責任感は人一倍、しんどくても誰かのことを思うと表現者としてやりきるプロの魂胆は、単純にすごいと思いました。そして女子への耐性のなさというかうぶな感じ、こういうのでいいんだよ。

コスおわりの電車の中でまりんちゃんが恋に落ちるのがいいですね。てか、こんな風にふたりで電車で一緒に帰るのいいですよね、尊い。この時間を見るだけで助かる命があるんですよ。そして、夕食から帰るときは"ひとりの乙女"が完成ってか?全然フツーの会話なのに緊張するの最高なんだが?尊い。

あと、まりんちゃんが話す内容はわりとおおざっぱだけど軸を捉えているというか、自分がいいたいことを言語化するの結構うまい気がする。新菜くんは内面での気持ちがあふれることは多いけど自分の伝えたい思いをうまく言語化できないみたいなキャラ付けがされていそう。ふたりが合わさると最強ってか?

あとがき

まずは伏線をはりつつ、キャラやこの趣味の世界ってどんな感じなの?を丁寧にやっていると感じました。早いうちにまりんちゃんを恋に落とすのもいいし、新菜くんは人を好きって感情があまり表にでないし、どちらかというと女子の前だからドキドキするといううぶな感じがすごくイイネ

あと、新菜くんの苦労や技術力のすごさが自分はかなり伝わってきた。というのも、自分自身がミシン(JUKIの古いやつだけど)を使って何か作ったり、ガールプラモ系で顔をつくったりしていたので、これ2週間はヤバイ、失敗して色々と材料も消費しそうなんて思ったりして見ていました。新菜くんがんばれ!

@votchy
漫画の感想書いたり競馬の予想書いたりしています。チラシの裏みたいな使い方しています。