今週寝覚めた時に、単に「まだ眠いから眠り続けたい」とは少し違うような、心を重たくさせる憂鬱を感じることが多い。「起きたくない」というより、「無意識のままでいたい」という嘆きだ。昨日と今日の違いが無く、無味乾燥な日々で、「これがずっと続くのか」「この心の状態が続けば耐えられない」と、前向きさを失っていた。
希望がある時、起床時の精神性が大きく形を変える。言葉として表層化していなくても、「今日も頑張ろう」「楽しんでいくぞ」「コツコツやっていれば何とかなる」みたいな、しなやかな希望が土台にある。意識の向け方次第でどうにでもなると強く思える。そんな希望を抱えている時、朝起きたときの心身の軽さが全く違う。
ここ数日特に、希望が薄れているように感じる。「何かをやってやろう」「いい方向に持っていける」よりも、「こんな毎日を続けてどうなるんだ」「全く前に進んでいないじゃないか」という情念が強い。「朝=憂鬱」という認識が戻ってきた。重苦しさを纏いながら、起きるか起きないかの境界性を意識が漂う朝が続いている。困る。できるならば、澄んだ気持ちで朝を迎えたい。