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3日目
コッツウォルズ観光でくたくただったはずなのに、なぜか朝4時に目が覚めてしまい、眠れない。おそらく時差ボケだったと思う。しばらく布団の上でだらだらその日の計画を立てたりしつつ、周辺のお店が開いてきたころに朝ごはんの調達に出かけました。
ホテルから徒歩すぐの The Brompton Deli でフォッカチャとベーグルサンドをゲット。朝早すぎてベーグルサンドがクリームチーズサーモンしかなかった。

店員もフレンドリーで、ごはんも美味しかった!電子レンジがホテルにあれば最高なのにな~

ロンドンらしく雨が降っており、天気の悪い暗い朝です!
雨なのもあり、この日はまず V&A East Storehouse に行くことにしました。V&A Museumは観光客にも定番の美術館だけど、こっちは最近オープンしたばかりで、倉庫の一部を使ってミュージアムの保存やキュレーションなどに関する展示がされているとのこと。
ホテルからは1時間くらいでちょっと遠い。途中で電車の行先が変わったりして、意外とロンドンの地下鉄・電車は難易度が高かった……ちゃんとアナウンスを聞いてなければならない……

ミュージアムはQueen Elizabeth Olympic Parkというオリンピック会場跡地のエリアにあります。Hackney Wickという駅から少しだけ歩く。この駅の周りは倉庫街だったみたいで、倉庫の建物を再利用したオシャレなバーやレストランが並んでいましたが、朝早かったのでとても静かでした。

運河もあるよ!この右側に移っているピザバーがとてもおいしいらしく、次回は行ってみたいところ。


運河を渡ると、再開発エリアらしく新しい建物が並んだ綺麗な区画に。地面にミュージアムへの矢印案内が出ているので従って歩いていきます~

ミュージアムは開館時間ちょうどくらいでまだ人少な目。入ったら無料のロッカーに荷物を預けるように促される。
入り口を上がるとすぐに大量の収蔵物が迎えてくれます!


リノベしたら置きたいチェスカチェアも格納されてました

右側のおじさんに相当びびったのだけど、これは過去にV&A Museumでダミー警備員として使われていたパネルとのこと。確かに角とかに急においてあったらびびる。

歩き回れるエリアは一部で、ガチ倉庫エリアは相当広そうだった

演劇で使われた巨大なタペストリー(といえばいいのか?)

古今東西の漫画コレクション。東京ミュウミュウと攻殻機動隊というチョイス

修繕オフィスの様子も展示の一部的に公開されてたけど、私が見に行ったときは特に作業中のものはなかった。

解体された団地の外壁と部屋の一部をそのまま保存展示しているスペースもあって面白かった。このコンクリートの壁は外壁。

いろんなマイノリティ属性に目を向けたスペースもたくさん。この後の日程で行った他の美術館もそうだったけど、西洋文化・白人文化以外のところにちゃんと目を向けようとか、大英帝国時代に踏みつけていたものをちゃんと見直そうという意識がいたるところにあって、いろんな視点から展示物を見て学べる場所が多くて興味深かった。来日展示なんかでは省略されがちな部分だと思うので、現地に行ってこそ各ミュージアムのスタンスが知れてよかったです!(大英博物館やナショナル・ギャラリーはまあ、そうでもなかったが……)
V&Aは歴史ある西洋絵画から古楽器、陶磁器、建築物、近現代アート、ミュージシャンゆかりの品、商業的な日用品…などさまざまなものを収蔵していて見ごたえ抜群でした。きっと誰もが気になる一品を見つけられるはず!
この後の予定も大して決めていなかったので、雨の中オリンピック公園の中を少し散歩。かなり広そうでした。大阪の万博公園っぽい雰囲気かも?



公園を抜けると綺麗なマンションが立ち並ぶコミュニティスペースに。すごく暮らしやすそう~でも高いんだろうな~

マンション街を抜けてトイレ・ランチ休憩もしたいのでWestfieldというショッピングモールに立ち寄り。イオンみたいなもので、とても賑わってました。

日本以外ではよく見かけるMinisoという雑貨屋でディズニーグッズをチェック。やはりZootopia商品が席巻しておりました。クロウハウザーが大好きなので、こんなにグッズがあるのはうれしいね~高いので何も買いませんが……
モールの中に大きいBoots(マツキヨ的なドラスト)などもあり、ぶらぶら見て過ごしつつ、お腹が空いてぐずぐずしてきたので、リーズナブルなサンドイッチチェーンのPret A Mangerに駆け込みました。イートインとテイクアウトで1つの商品につき1£(220円くらい)違って発狂しそうだったので、テイクアウトしてフードコートのテーブルで食べる。円安のみじめさに大分気が沈みテンションが低くなる……。写真撮り忘れたけど私はラクサのスープとバゲット(バター付き)を食べ、ラクサは具もそこそこ入っていて温まって◎でした!同居人(パートナー)のサンドイッチは普通だったそうな。
ロンドンは物価が本当~に高いため、滞在中はとにかく節約したくて、飲み物については朝ウォーターボトルに水道水を汲んで持ち歩き、美術館やモールのウォーターサーバーで適宜補充をしていたのですが、Westfieldはフードコート付近に美味しいウォーターサーバーが常設されているみたいでありがたかった!全然キラキラしていない旅行で、ごめんね……
せっかく東ロンドンまで来たので、少し電車に乗ってBrick Laneに移動。古着屋が並ぶ通りで有名なところで、日本人もたくさん見かけました!でもいろんな店に出入りするにあたって雨なのが地味につらく、二人ともテンションが下がり続ける……カメラも濡らしたくなかったので全然写真がないです


グラフィティが圧巻で、晴れてたらショッピングがてらお散歩にメチャメチャ良さそうな通りでした!古着屋しかない巨大な地下街もあり、じっくり見てたら1日潰れそうで、有名なだけあるなと思いました。これぞという服には出会えなかったけど、見てるだけで結構楽しかったです。
ØST LONDON(古着屋じゃないけどめっちゃ服と冬小物がかわいかった)
Google Mapでは22時まで営業と書いてある、Spitalfields Marketに行ってみたところ飲食店しかもうやってませんでした。片付けしているさまを見るだけでも面白そうなお店がちょこちょこあったので、見たかったな~
日も暮れてきたのでいよいよミュージカル鑑賞に向かいます!10種類以上もの演目を毎晩やっていて当日券もたくさんあるの羨ましすぎる。今回観るミュージカルは事前にウェブサイトやアプリ経由で購入していて、当日はQRコードを見せるだけで簡単に入場できます。値段は席によって変わるものの、帝劇より安いと思うし、席によっては四季より安い。さらに四季と同じように自分で好きな席をピンポイントで指定して買えるので、満足感がすごい。日本の劇場も全部このシステムにしてくれませんか……?
Hamiltonの劇場Victoria Palace Theatreは、他の劇場たちとは少し離れた別の駅にありました。




ロンドンの劇場はどこも歴史があり、建物自体がとんでもなく立派。この雰囲気の中観劇ができる幸せよ
Hamiltonは、モアナやミラベルでおなじみのリン・マニュエル・ミランダが制作したアメリカ建国ミュージカル。クラシックなミュージカルとは異なりラップ調の曲が多いのが特徴です。Disney+で配信されているオリジナルキャスト版を見慣れすぎて、鑑賞中ずっとなんか違う……感に囚われてしまったため、舞台の配信も考え物だなと思いました……今回のキャストももちろん上手いはずなのに。
そして4時起きが祟り、劇場の薄暗さと心地よい音楽で意識が大分とぎれとぎれになってしまい、手の甲をつねりながら必死で起きてみる羽目になりました。やっぱりちゃんと寝たほうがいい。
座席は2階席最前で、想像していたよりもかなりステージとは近かったものの、やはり1階席前方の迫力には代えられないことも痛感。
Hamiltonはアメリカ建国の史実に基づいたミュージカルでありながら、キャストのほとんどは有色人種が占めることも大きな特徴なのですが、今回メインキャラクターであるスカイラー三姉妹の一人が東アジア系なのがうれしかった。代役の場合のキャストもロンドンで演劇を学んだ日本人の方らしい。
私は自分と同じ人種のキャストがいるかどうか、映画もドラマもミュージカルでもかなり気にしている方だと思う。これについて考えるととても長文になってしまうのだが……端的には東アジア系のキャストが出演していないと、自分がその作品のオーディエンス・鑑賞者として想定されていない気がして、観ていいのか、そこにいていいのか不安になるからという理由。約10年前にニューヨークのブロードウェイに観劇に行ったとき、劇場のスタッフからキャストまで白人率が非常に高く、自分と同じ東アジア系の方は見当たらず。英語がネイティブでないこと×見た目が違うことで、白人のお客さんたちと自分が受ける接客が全く異なったり、私には目を合わせてくれなかったりすることもあって、ものすごい疎外感を感じたことがある。私はここの劇場で想定されている客層じゃないんだな……という感じ。10年経って、ブロードウェイのキャストにもアジア系はたくさん増えてきているし、ウェストエンドでは日本人のキャストも大活躍していて、日本語の演目まで上演されていて人気を博している。劇場はもちろん、他のお店やホテルも含めて、今回の滞在で差別的な扱いを受けることはなくて、ロンドンもエディンバラもとても居心地の良い都市だった。「映画に不自然に有色人種を入れるな」「ロンドンは移民が多すぎてうんぬん」みたいな話をする輩が多すぎるけど、私にとってはいろんな人種の人がいればいるほど、自分もここにいていいんだな、という安心感を得られるのでその方が助かるんだよ~そして今回その恩恵をとても受けておりました。
この日のホテルに帰った後の記憶もないけど、ちゃんとシャワーを浴びて寝ました。
つづく