Grokは割と優秀で使えそうだけど生成AIとしてはイマイチかも

GRスイスポ
·
公開:2025/2/24

Grokのバージョンが上がってみたので、ちと遊んでみました。

使ってみた感想は、『割と優秀で使えそうだけど生成AIとしてはイマイチかも』でした。

次期型スイスポが出る可能性

少し、意地の悪い質問をしてみました。

まだ、メーカーからは何の情報も出ていない『次期型スイスポの出る可能性』について。

雑誌の飛ばし記事では『K14Cをベースにマイルドハイブリッドを積んだ、現行(ZCDDS)をベースとしたスイスポが出る。だいたいサイズ感は同じ』と言う記事が飛んでいます。

で、Grokが出した結論はこちら

飛ばし記事では新型が出る、と言う記事が出ていますが、Grokはどこから探し当てたのか、新型に否定的な意見も抽出しています。その理由もコスパ、排ガス規制に関するモノ。

個人的には割と説得力はあるな、と思いました。

肯定的な意見から考えてみる

まぁ、コレに関しては根拠がない、とは言わないけれど、ヨーロッパに輸出してるK14D(マイルドハイブリッド搭載のK14C)を搭載して、次期型を出すって話。

まぁ、説得力はそれなりにありますかね。

後述しますが、スイスポの問題点ってスイフトで一番売れてるグレードなのに、一番燃費が悪いと言う、スイスト独自の問題を抱えている点です(つまり、スイフトってただの実用的なコンパクトーと言うより、スポーツハッチとして見られている側面が強い)

このため、スズキ車全体の排ガス規制を苦しくしてる、と言う側面があります。

その一番売れてるスポーツの燃費が向上すれば、継続販売も難しくない説。

否定的な意見

まず、コスパの面。

ハイブリッド・システムを積めば、当然価格は跳ね上がります。

そして、スイスポはコスパの良いコンパクトハッチとして好まれてきました。そのスイスポの価格が上がってしまえば、長所の一つでもあるコスパの良さは消えてしまうので、今までのように売れなくなるのでは、と言う懸念。

もう一つは排ガス規制。

上述のように、一番売れているグレードが一番燃費が悪いため、スズキ全体の排ガス規制を圧迫していると言う現実があります。

補足すると、スズキはトヨタのような、優れたハイブリッド・システムを持っておらず、軽自動車メインのメーカーであることから、全体的な燃費は優秀であるモノの、トヨタのヤリス・ハイブリッドのような燃費お化けが存在しません。

その中で、主力車種であるスイスポが一番燃費悪い、と言うのは、排ガス規制の面から相当不利であるため、廃止するのではないか、説。

総括

Grokはこれらの結果を踏まえて『どちらとも取れる』と言う玉虫色の回答を返してきました。

確かにウソはついてないが、真実も言い当てられていない、都合の良い回答ではあります。ただ、雑誌の『マイルドハイブリッドになって新型は出るよ』と言う飛ばし記事は、部数を上げたい思惑が透けて見えます。そのために、少々バイアスが掛かっている、と言う印象です。

Grokは肯定、否定、両方ともの意見を組み合わせて、悪く言えばどっちつかず、よく言えばバイアスの掛かってない意見を返してきました。

もう一つ質問してみました。

ZC33SでTC2000を1分5秒切りする方法

現在、私は1分5秒243なので、頑張れば5秒切りできそうなのですが、その私の経験、他に周りで走っている人のセッティングを考慮すると、少々、的外れかな、と。

特にタイヤサイズに関しては正直、もっとサイズアップしないと、5秒切りは不可能だと思いますし、バネレートも少々低すぎます。

まぁ、実際のところ、5秒切りまで来ると、足回りも限られてくる(吊るしで超えられるのは、恐らく2メーカーのみ)ので、事例も少なく、回答がブレたのではないかな、と思います。

この辺は人間の口コミ、あとは経験の方が優秀だw

もう一つ聞いてみた

ヤリス(MXPA10、GRじゃないフツーのヤリスの6MT)でサーキットを走る場合、どんなチューニングが必要か

ちょっと知り合いがヤリ素でサーキット走行を考えているらしいので、Grokに聞いてみました。

まぁ、今回は『サーキット』と書いたモノの、『どこで』『何秒』と具体的には書いていません。

なので、極端な方向に振っているのと、もう一つ、TC1000で45秒切りの方法を聞いたら、かなり厳しい回答が返ってきました。

これに関しては、131ヴィッツで44秒台を出している人がいるので、全然不可能な数字ではない、と思っているのですが、かなり厳しい回答が返ってきました。

やはり事例が少ないので、回答の正確性を欠いている、と言う印象です。

回答がぶっ壊れた例

HT81Sで本庄サーキットを50秒切る方法も聞いてました。

結果、なぜかHT81Sではなく、ZC32Sの攻略法が返ってきました。

同じスイスポではありますが、世代が異なります。

この原因はHT81Sは既に古い世代の車であり、全体的な投稿数が少なめであることに加え、スズキ本社はHT81Sをスイスポに換算してない、いわば0世代に当たる車であるため、回答が不正確になったようです。

総じて考える

Grokの回答の正確性ははXの投稿数に左右される(当たり前ですが)

Webの検索も使っている雰囲気もありますが、そもそも日本のマスコミはXのアカウントでもニュースを放出しているため、あんまりWeb検索してるのかなぁ、と言う気もします(まぁ、抽出元を確認する限り、外部サイトも参照しているようには見えます)

いずれにせよ、総数としては圧倒的に少数派である(実行例が少ない)『ZC33SのTC2000 1分5秒切り』『ヤリ素でTC1000 45秒切り』『HT81Sで本庄50秒切り』と言う回答について、珍回答が出てきました。

また、生成AI、と言っておきながら、どちらかと言うとXの投稿やWeb検索で得た情報の統計を取って情報を整えた、と言う感は拭えず、生成AI、としてはまだまだ(生成はせず、統計を取っているだけ)に見えます。

自分で複数の情報を検索して、答えを考える、と言う作業を肩代わりしてくれる、と言う点では便利かもしれませんが、情報量に回答が左右される現状、人間の経験の方が圧倒的に正確だなぁ、と言うのが正直な所

ただ、バイアスが掛かってない、と言う一点においては、使えると思いますが、問題はあまりに回答が不正確で使えない、と言うところ……。

まぁ、まだまだオモチャですよ、イーロンおじさんw

@zc33s
スイスポ@タイヤ館石神井 TC2000:1'03.071(のちすたさんドライブ) TC2000:1'04.961 TC1000:0'40.649 日光:0'41.766 本庄:0'45.063 FISCOショート 0'35.674 座右の銘は 『仁義』 『やりたいこと最優先』 『迷子でもいい、迷子でも進め』 #スイフトスポーツ #スイスポ #ZC33S