学生時代は黒板を写すだけだった男が、2022年プログラミング開始時からノートを取り始めた。
あまり考えずに書いていたノートが少しずつ増えてきたため、管理方法について考えていた。そして最近定着してきた方法があるのでここに記録しておく。
ノート管理に「Inkdrop」を選んだ
これまでにも何回か記事を書いた。
Notionへ移行を検討した時期もあった。
色々試したが結局Inkdropを利用し続けている。その理由は...
拡張機能でVimのような操作を実現出来る。(最重要)
ノート管理に特化出来る。
雑音が少ない。
モバイル画面の見た目が好み。
Vimキーバインドが最重要。
この条件が満たせないと長文書くのきつい。
雑音が少ないというのは、多機能過ぎないということ。
Notionはいろいろ出来てしまうのが逆にしんどかった。ノート管理だけをしたい。
モバイルの見た目がかなり良い。あと公式サイトも。
最近リニューアルして更にかっこよくなった。
以前まではサイトを開いたプラットフォームで表示される画面が違っていたが、今回はPC画面のみで統一しているようだ。ただ、カラーテーマを切り替えることが出来る。

私はデザインが苦手だから、こういうかっこいい見た目とか憧れる。
これまでのノートの取り方
本題だが、私が利用しているInkdropでは、Notebookというフォルダのような存在を作成し、その中にNoteを作成する。Notebook内にNotebookを作成して階層構造にすることも出来る。
このNotebookを大量に作成していたのが今までの方法。
例えば、Setupという親NotebookにWindows、Mac、Androidとそれぞれの子Notebookを作成していた。カテゴリの分け方次第では深過ぎる階層が出来上がってしまう。
私が技術ノートを取る際、カテゴリはそこまで重要ではなかった。
カテゴリという概念を設けると、ノートを作成する前に「この場合はどんなカテゴリ内にノートを作れば良いんだろうか」という風に今から作成するノートをどのカテゴリに分類するべきか考える時間が発生する。意外と生真面目な私にとって、この段階でのストレスがノート管理意欲を阻害していることに気が付いた。だったらカテゴリは考えないでノートを管理しよう。
新しいノートの取り方
これまでのノートの取り方をカテゴリ別にNotebookで管理する方法とすると、新しい方法はタグで管理する方法だ。
タグで管理する方法に移行する際、以下の点に気を付けた。
NotebookはHomeとJobのみ。
これ以外にNotebookは作らないルールを定めた。
タグにキーワードを雑に登録する。
タグは後からでも簡単に取り外すことが出来るのでまずは雑で良い。
こうすることで、ノートを作成するまでのハードルを下げることが出来た。
例えば、これまでにSetup > Windows > Neovimのセットアップとして管理していたNoteをHome > Neovimのセットアップとして管理する。
20〜30個ぐらいあったNotebookを、HomeとJobの2つまで絞った。HomeとJob以外のNotebookは作成しないという自分ルールを設けることでカテゴリ命名時間を消滅することに成功した。ストレスフリーーーー!
今まではSetupやWindowsといったカテゴリで管理していた部分は、タグでSetup、Windowsを登録した。
現在、この方法はとても気に入っている。
タグ数が増えるが、階層深くまで潜る必要が無くなったのは良い体験だ。
というかInkdropの場合、今のところタグ数が増えても困ることが無い。もちろん1つのノートに10個タグを付与したりすると不恰好だし、ノート内での管理が煩雑になるのでそこは気にしながらだけども。そもそもAll Notesから検索機能もあるのでタグはせいぜい3つぐらいしか付与していない。
普段の利用シーン
私の場合、ノートはPCで書く。
そして、外出先などで手が空いた時にスマホでノートを眺める。これが基本的な使い方。
稀に外出先で閃いたことをサッとノートに書く時もある。
つまり...
今まで、新しいカテゴリでノートを作成しようとすると
カテゴリ名のNotebookを作成する
タグを登録する
ノートを作成する
という流れだった。
仮にカテゴリが更に深く分岐するような場合、手順1のカテゴリ名のNotebook作成を繰り返すことになる。
タグで管理する方法の場合、
仕事の場合はJob、それ以外の場合はHomeにノートを作成する
タグを登録する
ノートを作成する
という流れになる。
この初回ノート作成時はどちらも3ステップだが、ステップ1の労力が全く違う。カテゴリで管理する場合は、今後作成するノートが属しやすいようなカテゴリ名を考える必要があった。でないと、タグのように気軽にNotebookを作成すると管理が大変だから。タグで管理する場合は、HomeかJobのどちらで登録するか明白なので、実質ステップ1は存在しない。この時点で新規でノートを作成する場合や過去に作成したノートの管理においてタグで管理する方法のハードルが低く感じた。
この方法に移行してから、ノート数がかなり増えてきた。ノートの中身に関しては、Inkdrop作者が動画をアップロードしていたのでそれを参考にしている。