⇒(前記事)【ニュージーランド旅行記】3/14 はじまりの日
ピカピカの朝です!
機内朝食!omlet or fish!
omlet!!
ご飯も食べて元気補給したところでもう窓の下には浜や山が広がっていました
ここで少しNZについて
国土面積:27,534km2(日本の3/4ほどの大きさ)
日本と同じ島国で北島と南島で分かれています
人口:約500万人強(東京1,400万人、大阪900万人弱、500万人というと日本では兵庫県や北海道の人口くらいです)
羊の数:2,700万頭 牛の数:1,000万頭
首都:ウェリントン(今回の旅では訪れませんでした)
公用語:英語とマオリ語
英語はイギリス英語がベースのNZ独自の発音っぽい感じでした(Todayの発音がトゥダイだったり、街中で見かける文字の綴りがcentreやtheatre)
マオリ語は全てローマ字読みなので読みやすいし、主に地名や食べ物の呼び方に使われるようでした matamataとかtiritiriとかkunekuneとか繰り返しの言葉が多くてなんだかかわいい響き kiaora!という挨拶もよく耳にしました
さて、だいぶ降りてきて着陸態勢へ
雲を抜けると、どんより曇天でした
空港に入る直前に窓の外を凝視していると、早速牛がぽつぽついるのが見えてにっこり🐄
何事も無くNZ時間の朝9:00 無事Aucklandに着陸
(ちなみにNZは日本時間+4hすすんでいる)
飛行機から降りたって空港に入るまでの通路って一瞬だけど、あの細く短い空間をツカツカと歩くの、好きだ
3月半ばなので日本ではまだまだ冬のような寒い春先だが、NZでは夏が終わった秋口
まだ暑いかな~と思っていたけどお天気もどんよりしているし少し肌寒いな~くらいでした
ちなみにわたしはノースリーブワンピースに薄手のカーディガン、もっと寒かったらの念押しの登山ジャンパーも持ってた
NZは一日の中に四季があると言われるほど朝昼晩の温度差があると聞いていたので調整できる服装がGOODでした
Aucklandとはどんな町なのか
前述でNZの人口は500万人と記述したが、そのうち3分の1はこのAucklandに暮らしている
首都WellingtonはNZの都市で3番目の人口で20万人しかいないそうだ
ほぼクレジットでいけるだろうということで夫の判断で少し余裕持って5万円を空港で現金NZドルに替えてもらった
ちなみにこの時は1ドル=91円でした 1年前は85円だったので上がってきている 苦
空港から外に出て、早速スカイバスと呼ばれる2階建ての市街地直行バスに乗車
オンラインでも予約できそうだったけど直接バスの運転手に2人乗りまーすと伝えればその場でペイして普通に乗れました 乗客人数も余裕でしたよ
Auckland空港という名だが、市街地までバスで40分かかるのだ
バスの2階の一番後ろの席に乗り込み広い景色を眺める
車がビュンビュン走っているのだが、日本車がめちゃくちゃ多い
日産・TOYOTA・スバル、SUZUKIやKawasakiのバイクも走っている
日本車ってやっぱすごいんだなーと感じた
20分ほど走って信号待ちしている時、2階のわたしから見てちょうど見下ろすように道路の中州のようなところがあり、そこにちょっとオラついた兄ちゃんが佇んでいた
あんなところでどうしたのだろうと見つめていたら目が合い、ものの数秒でこちらに向かって中指を立ててきた
アジアヘイトの方だったんだろうか あまりにも到着してすぐ日本では絶対に起きない出来事が起こってめちゃくちゃ笑ってしまった(節操がなくて本当にごめんなさい)
めちゃくちゃ笑ったが、事前情報でNZはおおらかで優しいイメージが刷り込まれていたところだったので、
「いやでも移民の国で本当に色んな人がいるだろうし、今向かっている所は一番の都市部でこの国で恐らく一番治安が悪いはず」と改めて気を引き締めることもできた ここは日本ではないのだ ありがとう
どんどこ進んでAuckland市街地に到着
道中は広い道だったり住宅もありつつ超でかい木が生えていたり日本でいうとここっぽいとも表現できない不思議な町の雰囲気だったが、バスを降りると道中よりは都市っぽい!といった感じ テレビ局の近くに降りました
この日は特に予定はない Aucklandでは2泊するので市内移動で便利なAT Hopカードをまず買いに行こうとなりました
AT Hopカードとは、Suicaのようなチャージ式の交通系ICカードで、バス・電車・フェリーで使え、現金払いより安くスムーズに乗り降りできる代物
ということで徒歩でBritomart駅へ向かう
歩き始めてすぐ、曲がり角を曲がったらびっくり 上から人が降ってきました!!
Auckland一のランドマーク スカイタワーでのバンジージャンプでした 心臓出るかと思った 笑
先端までの高さが328m 東京タワーくらいかしら 南半球最大のタワーです
ここで約200mの高さからバンジージャンプできるって事前情報で知っていたけれど、角を曲がったらスカイタワーなことも把握しておらず、油断してて突然人が降ってきてびっくりした 笑笑
日本でもタワーの上をハーネス付けて歩きましょうとかはあるけど、こんなド街中で飛び降りるのは流石にないから NZやべーな、流石バンジージャンプ発祥の国だなと思った おもろすぎ
Aucklandの道はすごく上下にうねっていた 街中の上り下りがものすごくある
くねくねしたいくつもの丘の上にコンクリート張りましたみたいな、高低差もかなりあるし上下くねくね回数も多い 変な町
Aucklandは活火山と地熱地帯が集中した火山台地 だからこんな地形なんだと知った
あと道路工事や建物の工事がとても多かった あちこちでバリケードフェンスが立って、オレンジのビブスを着た工事現場のおっちゃんがたくさんいた
歩いている途中、一部工事中の交差点で信号待ちをしていると、突然走ってきた車が我々の歩く向かい側の歩道へ突っ込み、乗り上げて走り去った
幸い誰もぶつからなかったけど普通に歩行者もいるところに猛スピードで入っていったのでかなりびびった 日常茶飯事なのかなどうなのだろう わからないけど工事現場のおじちゃんも歩行者もみんな「NO!NO!NO!NO!……oh」としょんぼり顔をしていた みんなが無事でよかったよ
Britomart駅に到着
駅前には開けた広場があり、海もすぐそばのこの駅
広場にはあちこちでカモメの親子コンビの、親離れさせたい親鳥vsまだママからごはんもらいたくて必死に親を追い回し鳴きつづける雛鳥の攻防戦が見られた 巣立ちのシーズンだろうか
駅の近くや構内に、マクドナルド、H&M、スターバックスなど日本でもお馴染みのお店が立ち並び、片手にランチを持ったサラリーマンや我々のような旅行客で賑わっていた
駅に入り、カスタマーサービスでAT Hopカードを入手 大体の目安で20ドルほどチャージしました
交通ICを手に入れて、町をうろうろするには大きすぎるスーツケースが邪魔だなーと思い、ホテルチェックインまでまだ時間もあったので夫がその場ですぐ調べて近くで荷物預かりをしてくれるコンビニの予約をした
何か困ったらすぐスマホで調べられるのは本当に便利 レビューとかで細かな良い良くないも判断材料たくさんあるし
荷物を預けたあと近くのギフトショップに入った 早速ぬいぐるみを手にする
出国前に買ったそらやん(※前回の記事参照)のソフビミニキーホルダーも既にいるが、現地でも旅の相棒を見つけなければ という魂胆である
色んなNZの鳥のぬいぐるみがあった その中から二人ともが気に入って可愛いなと思ったのがTuiと呼ばれる鳥のぬいぐるみ ちょうどウエストポーチにぶら下げられそうなサイズだし うん この旅の相棒はTuiで決まり!
※旅先で全然ピン写撮らなかったから帰国して家で撮った写真
Viaduct港をお散歩
Aucklandは帆の町と呼ばれており、たくさんのヨットクルーザーが停泊していた
港沿いには飲食店が並び、テラスでワインやビールを飲んでる人もたくさん
歩いていると、小中学生くらいの子供たちの集団が皆お揃いのグリーンのウェアを着てアイスクリーム店へ吸い込まれていくのが見えた
恰好の感じから、ラグビーチームの子供たちだとわかる 練習が終わってみんなで帰りにアイスクリーム食べて帰ろー!といったところだろうか
お店はガラス張りだったので、店内でその子供たちがおっきなコーンのアイスクリームを楽しそうに食べてはしゃいでる姿も見えてこちらも嬉しくなった
そのお店はMovenpickというスイス発のアイスクリーム屋だったのだが、NZはアイスクリームが大好きな国で、一人当たりのアイス消費量が世界一だと聞いていた NZで有名なHOKEY POKEYというキャラメルアイスも絶対食べようねと夫と話していた
お昼はなに食べようか?とNZに降り立って一食目のごはんを探す
NZでは3月から解禁されたばかりのブラフオイスターという特産品がある
ブラフオイスター食べたいねーなんて言いながらお店を見て回ったけれど、1個$5、6個$30など、、、とてもじゃないけれどお腹いっぱい食べれるわけではないし高いかも~…
ということで、お腹もぺこぺこだしハンバーガー!
Gourmet Burger and Brew Kitchenという 先ほどのアイスクリーム屋のお隣のバーガーショップに入った
¥1,200~¥1,400くらい アンガスビーフの大きなハンバーガーとハイネケンのビールで乾杯 サイコ~~
3日目からはずっと車移動の日程なので、2人で乾杯できるのって案外今の内よね~と夫と話した
このお店でもそうだったし、港のレストランテラスでくつろぐお客さんもそうだったんだけど、現地の方たちはみんな何も食べずにお酒しか飲んでなかった それが当たり前だったのかな?なんでだろう
その場でみんな何食べてるのかな~と見て参考にしたかったのだが、あまりにもみんなテーブルに何もなく酒だけを飲んで過ごしていてなんの参考にもならなくて面白かった もろにお昼時なのに、なんか食べてる人いるなと思ったらほぼアジア人とか旅行客だった 結局謎のまま、不思議
腹ごしらえもしたところでフェリーに乗って対岸のDevonportへ向かう
先ほど手に入れたAT Hopカードをタッチして簡単に乗ることができました
街中で行きかうバスに大きく「AT」と書いてあったので、「あれに乗る時にこのカード使えるんだな~」と思っていたのだけど、フェリーにもデカデカと同じように「AT」と書いてあった なんと分かりやすいんだ
なんだか攻略も見ずに「この道具はここで使えるんだ」と分かるゲームのデザインのようで面白かった 同じアイコンを使うことで見る人の脳内で情報をわかりやすく誘導するという情報デザインについて考えちゃってワクワクする
旅行の話から少しズレるが、デザインと情報の結びつきとかデザインによって人の行動や心理を動かす話って大好きなんだよねえ
別々の学校だが私も夫も芸大出身で、それぞれ専門がイラストとプロダクトと分野が違うのだが、日常生活でもよくデザインの話を二人でする この机は良いデザインだね、この穴はこう動かすために開けられているんだね、とか そういう話をするのがすごく楽しい
私は家で、ダイニングの椅子の背もたれに、着ていた上着をついつい何着も重ねてかけてしまう ハンガーにかけずに椅子の背もたれに4枚,5枚も背もたれに重ねていくなんて、私がただだらしがないだけなんだが、夫から「アフォーダンス!!!」と叱られる(気になる人は「アフォーダンス理論」で検索してみてください 知覚アフォーダンスの話は面白い)
-話を戻そう
フェリーで15分ほどでDevonportへ到着
デボンといえばポケモンRSのデボンコーポレーションだね~なんて思いながら頭の中でRSなみのりのBGMを流しながらるんるんしてたらあっという間だった
フェリーを降りてすぐにある坂道のストリート街を登る
カフェやレストラン、本屋さん、小さな映画館があり、人の数は少なくかなりのどかな村っぽい雰囲気 なんだか可愛らしいとこだなーと思った
Mt.Victoriaという小高い丘の上を目指す
丘を登っていくのだが、ここに限らない話だが、木がほとんど生えていない 自然に生えたやつじゃなくて誰か植えたんだな〜と感じる木しか生えていない感じがする
火山地形の影響なんだろうね 一面が芝で覆われた小高い、山というよりは丘なのだ
登頂するまでもなく道中から町や海が見渡すことができるし、なんなら丸裸な丘だから、町の方からも「あ、あの人たち丘を登ってる~」とよく見えるだろうな~と思う 近所にこんな丘があったら天気の良いお休みの日にサンドイッチ持ってここでピクニックしたら最高だろうなあ
ゆっくり歩いてもすぐ登頂できた
曇天でも木のない小さな山は見晴らしがよくとてもいい景色だった 海も開けていて、向かいに横に広がった火山島のRangitoto島が見える
辺りを見渡したり写真を撮ったりしていると、一人のNZのおじさまが「photo please🙏」と声をかけてきた おじさんは一人でこの山に来たようだった 身軽そうだったのでこの近所なのかAucklandの方から来たのかなー
おじさんの写真を撮り、私たちの写真も撮ってくれると言ってくれたので二人で並んで撮ってもらった
🧔🏼「From Japan?」
🐱🐶「Yes~」
🧔🏼「Oh!Japan〜!My son will graduate from university next year.Then we will go on a trip to Japan! Where in Japan do you live?」
🐱🐶「We live in Osaka!!」
🧔🏼「Osaka〜!Very nice!! How do you say “your welcome” in Japanese?」
🐶「hmm "どういたしまして!"(発音難しそう)」
🧔🏼「ド、イタシ、マシ、、、?」
🐱「Oh! In Osaka we say "まいど!". "まいど!" is so easy!!」
🧔🏼「Oh!!!まいど!!!! Very nice!!! I love Osaka!!!!」
そんなお喋りをしておじさんとは別れた ほんの少しのひとときだけどすごく楽しい会話だった
大阪弁の「まいど」を慣れない英語で臆することなくすぐ教える夫の機転の速さとユーモアがすごい
こういった、私の発想では絶対浮かばないことを第3者に言い出す夫を今までもたまに見てきたが、その時横にいるわたしは確実に(出た またなんか言い始めたぞこやつ)という顔でぎょっとした表情をしている気がする
そのあとそろそろ降りようかーと思った時、変わった鳥の無き声が聞こえてきた
辺りを見回してみると…… いました!!
Tuiです!!!
※iPhone11で撮影した動画をyoutubeにあげてみました(私が撮影した動画です)
さきほど旅の相棒として迎え入れたばかりのぬいぐるみの鳥!
鳴き声がおかしい!!なにこいつ!!!!
以下、Tuiについて
Tui(和名:エリマキミツスイ)
ミツスイ科の一種(現在日本ではミツスイ科はいない。小笠原諸島固有種のメグロは且つてミツスイ科に分類されていた時期があったが研究が進んだ結果別の分類になった)
Tuiという呼び名はマオリ語
NZの固有種であり、NZの中でも特に北島で見られる 南島ではほとんど見られない サイズは日本でいうヒヨドリくらい
黒っぽくも見えるけど青緑っぽい光沢のある色味の羽
喉元にカールしたふわふわな白い羽がついているのが特徴 可愛い
首の後ろ側もグレーっぽいカールした短い毛のような羽?が生えている
声帯が2つあり、色んな鳥や物の音を真似するのが得意 その場所場所で真似するターゲットが違うので無人島にいるTuiと街近くのTuiで鳴き声が違うかも?
ユニークで大きくよく通る鳴き声なのですぐTuiだと分かる
事前調べでtuiのことは知っていたのだが、翌日に予定しているTiritirimatangi島で見れる~と想定していたので、思いもよらぬところで間近で見れるとは思わなくてめちゃくちゃ嬉しかった しかも超変な鳴き声してた 最高
興奮を胸にMt.Victoriaを降りた
行きに通り抜けた坂道のストリートで小さな本屋さんに入った
穏やかで可愛らしい空間に包まれ、夫は鳥の本を買っていた
NZ固有種の鳥について、旅立つ前にある程度名前くらいは事前に調べて頭にインプットはしていたのだが、日本の本屋では探しても探しても文献が見つからず、本当は手元に鳥のガイドが欲しかったとこだったので現地で調達できてすごくよかった こういうのはネットより圧倒的に本がいい
本屋をあとにし、ストリートを抜ける
短い時間の滞在ではあったが、Devonportは本当に静かな場所で、人がほとんど見当たらなかったが、レストランのテラスで大型犬を足元に連れたお兄さんがにこやかに食事をしていたり、カフェで談笑する老夫婦が窓越しに見えたり、ゆっくり流れる時間の中をおだやかに過ごす人の姿が少数見られてすごく良いところだった
来た時と同じ乗り場でフェリーに乗り、Aucklandの市街地へ戻る
翌日は朝から丸一日無人島へ出かける予定なので、それに備えて朝昼食の調達のためスーパーへ寄る 初めての現地スーパー どきどき
スーパーに入り、数歩歩いたところで、私とすれ違いざまにNZキッズが出口へ駆け抜けていく そのままスーパー前に留まっていたバスに乗って去っていった
「え、今、手になんか持ってへんかった…?」と夫に聞いた
スーパー入ってすぐ目の前で万引きキッズが現れたのだった びっくりした
治安については、ヨーロッパと比べたら全然いいし、そもそも人口少ないから日本とそんなに変わらないくらいかなーと思っていたけど、まず中指を立てられ、歩道に車が乗りあげ走り去り、万引きが起こった 全部NZに着いた初日の出来事だ 細かく言うと街中で酔ったおじさんが大声で歌ったり、何やらぶつぶつ暴言を早口で言いながら歩く女性も見かけた たまたまそういうタイミングだったとも考えられるけど、Aucklandは一番この国で人が集まっているところなのでやはり日本と比べたら少し治安に気を付けないといけないところなのかもなーと思った
また、補足をしておくと、この日以降はAuckland以外の滞在でしたが、他の滞在先では治安の悪さは感じることは一切なかったです この国でオッ!?となったのはこの日だけでした
当たり前だけど、スーパーではお米系のお弁当やおにぎりはひとつもなかった
持ち歩きと外での食べやすさを考慮して適当にパンを買った
それとNZで有名なWittaker'sのチョコレート!金ピカパッケージででっかい 日本に帰る頃にはだーーいすきになってた
日本から出撃してそのままはしゃぎ歩いたので、この日はここでおしまい
そのあと預けていた荷物を受け取り、18時頃ホテルにチェックインして日本から持ってきたカップ麺に早速手をつけ眠ったのだった