まほステ3章感想(サルベージ)①

さと
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はじめに

ふせったーに格納してあった当時の感想を載せます。観劇当時(2022年5月)なのでま~~今とは感情や表現が違うこと違うこと。でもそれも感想の楽しみなのでそのまましずイの手元に残したいと思いまして。

当時の私はチレッタ周りからハマっておりまして。当時はまほやくフルコースのまだ好きっぽいもの1品しか手に取れていない状況。そんな2022年当時の感想記事です。長くて文字数制限に引っかかったため、2分割。

以下、本文。転載にあたって改行やこまかな改変を加えています。

 


  

現地3回、配信1回の記憶をつなぎ合わせています。大千秋楽はまだ見てな~~~~~いです!

1章2章は配信で、3章ではじめて現地に行った人間の覚書です。にわか。 原作の解像度が合間で徐々に上がっていったのもありますが、2章でありえんほど好きになってしまって3章はお祈りしながらチケットを申し込みました。現地でまほステを観劇できたことを、心から幸運に思います。 記載量の偏りはご容赦。ミスチレが好きです。

楽曲が最高~~~!!!!!

いや1章からずっと最高だったんですけども。

まほステに引っかかったおおきなきっかけが「音楽」でした。 私は常々自分の好きなコンテンツで3拍子の曲が出ないかな? と思っているんですが、実現することはほとんどなく。 まほステを覗いてみてびっくりしたのが、3拍子どころか6/8拍子も5拍子もあるぞ!? というところで。 異世界イメージでそういった楽曲が多くなるんでしょうけど、ここまで3拍子がいっぱいあるコンテンツ、初めてで……。

しかもフレーズの引用やリプライズが多くてシーンの対比やキャラクターのテーマフレーズが分かるし……。 てかめちゃくちゃ曲数多いし……。原作でちょこっとしかない部分を音楽で膨らませて象徴的なシーンにするのもうまいし……。台詞を切り取って曲にするのもうまいし……。親愛ストを練り込んで曲にするのもうまい……。

現地最後の観劇後、あまりに最高で「ライブのあとに音源聴けない現象」に陥りました。音源ていっても配信だし公演録音ですけども、それでも、上書きすると今浴びたものが目減りしてしまう感覚に襲われた。それくらい現地で浴びるまほステは最高でした。全員曲の圧とか低音のビリビリとかすごかったですよ。 せっかくなので楽曲を中心に間奏羅列していきます、iPad満タンまで充電したからいけるはず。共に行こう、DMM動画アプリ。→全然ダメでした 書くのに10日間掛かりました。

これまでの物語

単独記事もあるよ

2章の「書き記す物語」のフレーズから始まり、2章で揃った21人の関係性をおさらいしていく流れが好きです。 マッピングも舞台の写真や晶が書き記したメモがたくさん映って、はっきりは見えないけれども楽しい。晶ここまででもかなり頑張ったんだな~というのが分かる。 2章は不穏で終わってますけど、始まりから急に殴ってこないつくりにしているのが優しい。没入までの余裕をくれるし、まほやく読んでるときの「この関係性、苦しい~……」という気持ちを思い出せる。 そして怒涛の称号フレーズたち。

(ヒース)隣にいる誰かに (シノ)胸を張っていたい

(クロエ)隣にいる誰かと (ラスティカ)世界中へ旅立とう

(ブラッドリー)分かれたはずの道なのに (ネロ)再び出会った意味

(ファウスト)忘れたはずの過去なのに (レノックス)追い続けてきた今

称号メロディー超きれいですよね。シノとヒースが目の前だったので思わず見入ってしまったんですけど、すごいずっと、すれ違ってくれてて……。近づいたり、見つめたり、背を向けたり、振り返ったりしてて……「仲直り」の人たち……。 一人ひとりいろんな場所から登場してくれるんですけど、舞台装置の高低差が良くてね~~~~!!! シノ・ヒース、クロエ・ラスティカは同じ高さ、元相棒と元主従は違うんすよねえ~……。元相棒、もしかしてネロはブラッドリー見てるけどブラッドリーは気付いてない?(配信見てます) レノとファウストは目を合わせたあとファウストが逸していたり、こう、しょっぱなからサービス精神旺盛すぎる。

(リケ)何が正しくて何が悪いのか (ミチル)強い魔法使いになりたい (ルチル)どうか思い出してください (ミスラ)覚えてないものは仕方ありません

(オズ)隣にいなくても (アーサー)感じあえる絆

(ホワイト)隣にいてほしいと (スノウ)繋ぎ止めた魂

(オーエン)嫌いなはずの色なのに (カイン)必ず奪い返す

         舞台『魔法使いの約束』第3章 「壊れかけた信頼」より

ここのリケ、何度観てもこみ上げてくるものがある。ステのリケの初々しさと潔癖さがすごく絶妙で。揺らいでるのにまっすぐで、まっすぐだから揺らいでて……。 強い絆の歌詞の後にスノホワの破綻した「隣」の歌詞持ってくるのエグすぎる……。でもどちらも強い強い結びつきゆえのことですからね。どっちがきれいでどっちが悲惨というのは、たまたまでしかありませんよ。 ミスラとルチルがちゃんと敬語なの好きです。ミスラの「ん」の伸ばしが心地よい。距離がとても遠い(良い) オーエンの困惑も好きだ。対するカインはまっすぐ見据えてるのがいいね……。

(シャイロック)あなたを誘い込む気まぐれな風

(ムル)抱きしめ 突き放し 愛し合う

(フィガロ)近づきすぎには気をつけて

(3人)見たくないものまで 見えてしまうかも

         舞台『魔法使いの約束』第3章 「これまでの物語」より

最初のほうの皆さんは明らかにひとりを思いながらも「誰か」と言っていたけどシャイロックはもう「あなた」なの、好きだよ……。

みんな二人組だけどフィガロだけソロなの邪悪で最高。フィガロってひとりで「矛盾」と「パラドックス」を体現できる男だからね。誰をひとりにするか考えたらまあ……フィガロかな……ってなるよね。わかるよ。 (私は賢者の魔法使いが奇数であることがまよやく有数の邪悪設定だと思っており、苦しみながら喜んでいます。) フィガロのこと、好きなのと同じだけ憎らしくもあったんですが、ここの歌詞を反芻しているうちに「そういうことか」と納得した。私はフィガロに近づきすぎていたのかもしれないね……。 でも近づくのが賢者の仕事なので、近づくわけです、晶は……。「見えてしまうかも」なんて牽制までしちゃってさ……。晶なら大丈夫だよ! いや、晶も戦いながら歯を食いしばりながら近づいているのだと思う。偉い。偉いよ晶。私は毎度胃と脳みそをしっちゃかめっちゃかにされてグロッキーです。

「矛盾だらけのすれ違い 難解で美しいパラドックス」 めちゃくちゃいいフレーズ~!(応援上映) 長く生きすぎているので絡まり合って解けなかったり、うっかり手放してしまったり、の遍歴ですもんね、まほやく。

壊れかけた信頼

ここからざわついてきますよソング。 2章「狂い始めた何か」から続く形の曲で合ってますかね。2章は記憶しかないので申し訳ない。

「繋いだ手 築いた信頼 交わした笑顔」 の部分、パレードの集合構図を思わせて好きです。一応ミスラとオーエンがいる、ありがてえ。一応という感じではある。 ここから「銀色の三日月 真夜中の墓地」の引用で拍子変わるとこマジで好きです。 そしてニコラス飛び降りのとこ、最高~~~!! 最高しか言えんな。冒頭からぶっ飛ばしてくるじゃん。

「離れた手 崩れた信頼 消えた笑顔」 対比フレーズありがとうございます。ここの晶がめちゃくちゃ辛そうで……。今配信見てるんですけど、あとの公演で観たときにもっと痛々しく感じたから千秋楽の配信楽しみだな。ここのメンツって比較的寄り添ってくれそうメンバー選抜なんですかね。どうなんだろ。 え? 最低限の動きで人間の剣避けるミスラ、良すぎる……。

(中央)使命を与えられ (東)宿命から逃れられず

(西)運命が囁くから (南)懸命に生き抜き

(北)天命さえも変えてやろうか

         舞台『魔法使いの約束』第3章 「壊れかけた信頼」より

ここの国別パート最高 好きじゃない人いなくない? 国別命の使い方……。 ハモリが最高だぜ。

その背中 その背丈

「深い溝」のリプライズ。→「深い溝」というか、「逃れられぬ宿命」というか……。 オズとアーサーの 「一筋の光」もこのメロディーなので、重要なメロディーですよね。オズの持ち曲をアーサーも使ってる感じなんだろうな。

心の中の道

「祝福の言葉」リプライズ。ルチル先生って最高。この曲ほんと~~~~~~~に好きなので、再登場させてくれて本当に嬉しかったです。 ルチル先生の倫理観、かなり人間と近いのですっと入ってくる。

この曲、舞台上のメンバー全員で歌ってるとずっと思ってたんですけど、最後の観劇でようやく「南の魔法使い曲」だったんだ!!! と気づけました。4人が歌ってた~~涙

「心の中の道広げていこう そこで出会う私(僕)たちは」と一人称まざってる? 気がしたんですが? どうだろう……。「違う個が出会って一緒に過ごす」という意思表示になってるのかなあと思ったんですが……。 中央と南の対比の話だったので、南の歌なんだ! と気づいた瞬間超テンション上がった。ほかの皆さんもにこにこ南の皆さんを眺めていて、良い……。ルチルだけの主張じゃなくて、南の主張になってたのがなんだか嬉しかった……。 フィガロの温かい目線がね~。いいね~。

上段ではパワーズの皆さんが道をゆく人々を演じてくださっており、それも好き。原作でも箒から見下ろす形ではありましたが、民衆を見ての言葉でしたからね。 ミチルがちょっと腑に落ちない感じらしいと聴いて見直してみたらその通りで感動した。ホワイトも気にかけてるし……。

ほんの小さな信頼

晶のソロ………………………………。 ここのシーン、原作でもすごく好きで……。晶のモノローグを曲にしてくれてありがとう……。 前賢者の言葉を読んで、雲が晴れるような心地だったんだな、とわかる。そういう曲調だよね。

前賢者の「俺がもしも、魔法使いだったとして……。魔法の力以外に誰が、俺を、必要としてくれるのか。」、の言葉、人間なので刺さっちゃうな。 前賢者の言葉で、こう、観客として少し離れた場所にいた私も一気に魔法使いたちを身近に感じてしまうんですよね。孤独とか、承認欲求とか、存在意義とか……。「私も同じだ……」となる。「私も魔法使いたちと同じ」だし「私も前賢者と同じ」だ、と、人間として賢者として一気にユニゾンする感覚というか。前賢者の言語化能力がすげ~のよ。

綱渡りするような晶の歩みが好きだ。正直魔法使いと相対するのって綱渡りですよ。こえ~よ。 「俺も同じだ」のあたりは回によって表現全然違うようなので、大千秋楽配信を楽しみにしています。

夢見る明日

1年後に書いた単独記事もあるよ

ここ対比にして1曲にしてるのすごすぎないですか!?!?!? めちゃくちゃ好きポイント。もしかしたら一番好きなシーンかも。 フィガロの寿命のシーン曲あったらどうしましょうね~って同行オタクと話してたらマジで曲になってて動揺した。どうしましょうねじゃないんだわ。まず曲じゃないけど前後のシーンについて。 フィガロの演出が炎から指パッチンになって確かにわかりやすくなったね。炎はファウストの専売特許ではあったけど。 ここの手の演技の流れがめっちゃ好きで。「昔から真面目で頑固だったけどね」でフィガロが頭を撫でようとするのをファウストが払い除ける→寿命の話をされて「騙そうとしているだけだ」とファウストがフィガロの腕を掴む→その手を剥がして自分の手で包み込み、「おやすみ、ファウスト」と手を離す→残されたファウストの手…… はえ~~~~~~ そういうことする……。手を伸ばしたり、その手を払ったり、また手繰り寄せたり……。 マッピングでもアレクとファウストの手っぽい絵が表示されており、「手」のシーンだ……と思いました。

ここのフィガロ、原作はマジで何考えてるかわからなかったんですが、ステだと「人間と魔法使いが共存する世界」を本当にいいなと思ってるのかな、と感じられる演技でした。寿命の話するときも原作より茶化してましたし、わかりやすくしているのかな、と。 真意のつかめなさがフィガロの良さだけど、その瞬間しか見られない観劇ではわかりやすさも大事ですもんね。 彼の真意を考えても考えても、裏と表を無限にめくるばかりで疲弊するのしてしまう、それもフィガロの良さですが。 ファウストはというと、戸惑いの表情がめっちゃ良くて……。最初の「嘘だ」から徐々に動揺していくところ、フィガロの「本当」を見つけられちゃう人なんだな~~と思えて……。フィガロもファウストに伝えてくて伝えたんでしょうし。ファウストはフィガロをまっすぐ見てくれてたとフィガロ自身も思ってたんだろうな。

そしてネロとリケのシーン。いかん また見返して泣いてしまった。 5/14昼、ネロがリケの頭をこう、なんていうんですかね、撫でるよりおちゃらけて小突いた後、リケと目があったときにおどけるみたいに目を見開いたのがマジのマジのマジで良くてぼろぼろ泣いた。あの目の見開き、全てが詰まってた……。

舞台は舞台の見せ方があるんだなあ~と学びますよね。ストーリーは同じでも、仕草や視線でこんなに鮮やかな印象を受けるんだ……と。 リケの言葉も声もめちゃくちゃまっすぐで、ネロのわざと少しだけ開けてある、少しだけ期待しちゃってる心の隙間にどストレートに届いているのがわかる……。ネロ、リケの歌を聴きながらずっと驚いた目でリケを追っていて……。 原作だとリケSSRのシーンなのでどちらかというとリケの印象が強かったのですが、これを受け止めたネロのことをいっぱい観られてよかった……。

そして最後、卵を持つネロの手をぎゅっと握って(ネロはびくっとする←最高)、目と目をあわせて言葉を伝えるのがめちゃくちゃめちゃくちゃ良くて……そして対比………………………………………………となり、オタクは死んだ。

歌詞もファウストの「夢見た世界」「明日を夢見るなんて……」とリケの「夢見る明日」「明日を夢見る喜び」で対比がシンプル故にど直球。メロディーもファウストが下がってリケが上がったりしているし。アレンジも全然違うし 嬉しすぎる……。単品で無限に聴かせてくれ……配信してくれ……。 あと……6/8拍子(っぽい)なので……ハマるのは……必然……………………。

世界に一つだけのスカーフ

ここ、クロエの強がりも、ラスティカの温かい声掛けも全部好きで……。ラスティカのまなざしがラスティカだった……。

ラスティカが入って曲調が明るく変わるところでチェンバロが入ってくるのめ~~~~~~ちゃくちゃいい。これ。これ……。

(クロエ)俺のくだらない空想 空っぽな想い

~中略~

(ラスティカ)

この青い鳥は 何度でも(何度でも)

自由に空を羽ばたいていく きみの空を(俺の空を)

空いっぱいの想いの中を 何度も羽ばたいていく

    舞台『魔法使いの約束』第3章 「世界に一つだけのスカーフ」より

がすごい 「空想」を「空っぽの想い」から「空いっぱいの想い」に変えるんだ、ラスティカ……。 ラスティカの返しのこういうところが本当に好きで、例え現実的じゃなくても、もっと複雑な問題だったとしても、こんな風に慰められたら元気がでちゃうよなあ、と思う。

不穏の始まり(ニコラス)

これ嫌いなオタクいないでしょ……。 初日は全部メロディーだったらしいですがもうリプライズで神経焼き切れてたので記憶が残っていませんでした。 ダンスがめちゃくちゃいいんですよニコラス……。

不穏の始まり(ジュード・ミスラ・ノーヴァ)

3拍子に変わるの好きです。ノーヴァ入ったところで4拍子に戻るのも好きです。 ここのジュードのデュエット、気持ち悪くてきれいで美しくてびっくりする。異分子という表現がぴったり。

ジュードの声がめちゃくちゃすきなんだよな……欲望ではあるけど、にごりきったものかというとそうでもなくて……。

ミスラさんは結構にやにやしてて、ノーヴァを感じる。 ミスラの腕が超長い。「美しすぎる」部分の月イメージ? の円を描く動きが美しすぎる。ノーヴァと背中合わせになるとこめちゃくちゃ好き。強そうすぎる。

ノーヴァの笑い方が結構回替わりっぽい感じなんでしょうか。愛知公演で観たときのほうが笑っていた気がする。

夢の迷宮

リズムがポップなので暗くなりすぎない入りですよね。

マッピングが花びら→粉雪→火の粉に変わっていくのがめっちゃ好き。 フィガロが後ろめたそうだしレノックスは痛々しいし……。

伸ばした手を引っ込めるレノックス、手を伸ばしても届かない晶……。 原作読み返したら一瞬でシーンが終わってびっくりしました。メインストだけだと過去の因縁が分かりづらい(敢えての作りでしょうが)部分はあるので、こうやって補完してくれるのはありがたいですよね。

しらべもの

初見から大好きだった曲。 シャイロックが「西の魔法使いも呼んでますから」で指パッチンした瞬間に「やったーーーーーーーーー!!!!!!!」ってなった。脳内スタオベ。 西曲ってマジで最高なので。「月に焦がれて」「風の行方」を聴いてください。しかも今回、出られるメンバーみんな出てくれて歌ってくれるし……しかも振りがかわいいったらなくて……。

この間のじぇーさんの配信でちょっとやってくれてようやく「NZNZ(なぞなぞ)」の指文字なのか~と理解しました。

ワクワク&かわいい&かっこいいなんですよ。最高。小道具がすごく多くて目が足りないゾーン。なんかすごい皆さんいろんなことをしてるし毎回違うことしてる人がいる。 シノが真ん中にいるときもあれば上手側に出てたときもあったり……。ヒースが本を綺麗に整えてたり、ミチルがどこまでバランス取れるかいじくっていたり……。「不成立の儀式 なぞなぞ!」でポーズ取るんですけど、フィガロの謎の腕の角度と晶のチョリースがマジで好き。助けてくれ 一生チョリースしてくれ晶……最後チョリース見納めしようと思ったらちょうど見えない角度で残念~~!!! と思ってたんですけどじぇーさんの配信の最後でチョリースしてくれた涙 ありがとう、晶のチョリース……。

ムルがクックロビンを驚かせたあとの動きもありえんくらいみんなそれぞれ動くので目が足りねえっすよこのシーン……。フィガロとスノホワが超ゆっくり「わ~(棒)」ってやるのが……好きですね……………………。

あと晶が毎回ラスティカに介護してもらってていい。晶からだとムルが結構死角なんですね。 ちなみに晶が椅子に座らないままだったり座ったあとクックロビンにどかされたり……目が足りねえ……。 間奏で晶がカインから渡された本をめっちゃ返してるの超好きです。カインの「え……」みたいなのも超好き いいな いいな 舞台って いいな(人間っていいな) 全景ください。

彼女との約束

2章のミスラはマジで歌わなかった(1幕2幕終わりの集合曲だけ)ので、ミスラのソロ曲あるかな~~いやでも歌わんかもな~~と考えながら楽しい日々を過ごしていたのですが、あ、あった……。まあ、あるか……そうか……。 チレッタ関連だと困る(ありがたい)な~~と思ってたら見事にチレッタでワハハ。 一瞬ノーヴァとのデュエットで吸収されたかな? とかは思ったけど、あった。ワハハ。

イントロが2章のあしながおじさんで、ああこのメロディーは所縁の曲っていうかチレッタを頂点としたルチルとミスラの二等辺三角形のメロディーなんだな……と。北のミスラの楽器構成ではないでしょ。 曲調はルチルの「祝福の言葉」に近いので、南のチレッタの印象というか……そういうのにも思いを馳せました。 曲調がチレッタのモチーフで、そこにルチルとミスラがそれぞれ自分のメロディー乗せてる……みたいに感じて、好でした。

ルチル、感情強めの積極性が好きだ。しかも原作では多分渡せていないハーブを渡せている。好きだ……。 思わず受け取ってしまったときのミスラの指が美しい。彫像ですよ。

「死に別れることには慣れています けど彼女とは付き合いが長かったので 俺は……」 はい…………。これを舞台の上、たったひとりで歌うんだよな……。

これ、本来はビンタされたあとの台詞だったのをここにもってきてくれたんですねえ。「俺は」のあとの目線がマジで「寂しい」で、は、吐きそうになった……。ミスラがチレッタに対して大きな思いを抱えているのを、約束判明前に見せてくれるのわかりやすくていいですね。ビンタ後にあわわわわとなるのも好きですけど、そこでこれを歌うのは緊迫感の管理としても違う気がするので。

「俺は」に続く言葉は原作通りなら「彼女の喜ぶことをしてやりたかったのかもしれません」だから、ここでちょっと考えて約束のことを思い出したのかもしれないな。「そういや約束したな……」と。タイトルも「彼女との約束」だし。そこから双子と晶に訪ねられてフローレス兄弟がチレッタの息子と判明して飛び起きるシーンに繋げているのかなと思いました。 ミスラ、モノローグだと敬語使わないのでちょっとシチュエーション的に齟齬はあるけど、そんなこと今の今まで忘れてたくらいいいとこで曲をもらったな……と思いました。

僕の騎士様

絶対曲あるだろうなと思ってたけどおもちゃ箱ソングで最高だった……。 パワーズさんが演じている操り人形っぽいのの動きがめちゃくちゃいい~~~~!! カインが終始とまどいながら騎士様ムーブさせられてるのめちゃくちゃ好き。これはオーエンに操られてるっていう見方でいいんですかね?

最後「僕だけの騎士様」でシノ・晶・カインが並んで手を差し伸べたところをカインの手を取る……というの、可愛すぎてよお……。最後黄色で騎士様とオーエンを思い切り照らすのも好きだ。

一方ヒースは常にオーエンから距離を取っているのも用心深くていい。 「だって騎士様怒ってる」の追加台詞好きです。

吹き荒れる風

もうこっからクライマックスまで走り抜けますよ!!!!!!!!!!!!!!!!!! という曲。こちらも背筋が伸びます。

これ低音がすごくて、すごい揺れるし体の中まで響いてくるんですよ。ありがとうございます。 最後のコーラスのところの迫力がすごくて、忘れたくない……彼らの声に揺らされた鼓膜を……。最後の高音って、どなたですか? ヴィンセント様? すごすぎる……。

ノーヴァの「はじめまして賢者様」のリプライズ、初めて聴いたとき興奮しすぎて呼吸が止まりそうになった。雰囲気もってく異分子がうますぎる。このメロディーで不穏コーラスするのも最高だしさあ。

ニコラスが飛んでいっちゃったときにヴィンセントとドラモンドが「風」と形容したものを、アーサーが「魔力」と形容するのを聞いて、人間の鈍感さにニッコリしちゃった。人間からしたら「嫌な風」でしかないんだな……。

結構キャラクターの場所がばらけるのでおさらいの意味でも助かるパート分けですね。

一幕まででこんなに!? 頑張ります………。

@quale
私のクオリア