【火星射手座期振り返り】「母親代わり」を探し続けていたループの終わり

鯖井ばる
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作成:2025/12/14
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心理占星術を学び始めて3年。今では自分の生き方を振り返って調整したり、普遍的な感情を理解するためのスコープのようなものになってきました。

星の運行と私の生き方がどんな風に連動して来たかの記録として、ぽつりぽつりと残していきます。今回は心理占星術を学んでいる同志に向けての限定公開にしています。

火星の運行サイクルを利用して自分の生きるリズムを整えていく、「火星サイクル手帳」というプロジェクトに参加中です。

https://mars.nicopla.net/

牡羊座から魚座まで、12サインを2年半かけて一周する火星のサイクル。サインの変わる節目ごとに、振り返りをできたらと思っています。今回は「火星射手座期(2025/11/4〜2025/12/14)」に感じたことについて振り返ります。

過去から当たり前にやってきていたこと

射手座期はとにかくずっと頭の中がオーバーヒート状態で、毎日何かのインスピレーションが湧いて、かと思えば次の日にはそのことについてより認識がアップデートされているような、頭の中が目まぐるしい時期だった。

振り返りと題して文章を書き始めたものの、正直なところここに全てを書くことができない。本当に簡潔にまとめるのだとすれば、「母親代わりを探し続けていたループの終わり」ということだろうか。

私は蟹座太陽を持っているけれど、他の「獅子座月火星金星合(そこに冥王星スクエア)」「双子座水星(木星合)」といった個人天体が意識に上がってくることが多く(特に獅子座群)、蟹座太陽をどう使っていけばいいのか具体的なイメージがずっとよくわからなかった。どちらかというと獅子座っぽさを求めてきたような気もする。特に一般的な星占いに出てくる「母性的」とか「家庭的」みたいな言われ方はあまりにも当てはまらなかったため、抵抗感すら覚えていた。

でも今回の射手座期で、私は知らないうちに蟹座太陽を使ってきたのだと実感した。それも、幼少期からずっと使ってきたようだった。

私は母親に感情を受け止めてもらった経験に乏しく、自分の感情を母親に話してもより強い感情(否定や蔑み、怒りや涙など)で返されることが多かった。だから一方的に母の感情を受け止めることは、幼い私にとっての生存戦略になっていたのだと思う。母は意図していなかったと思うが、結果的に「感情を受け止める」という領域に関して、はからずも英才教育を受けてきたのだ。

今思えば、この感情を受け止める力を求めて近づいてきた人たちはたくさんいたのだ。母と同じように感情のゴミ箱を求めて寄ってきた人たちもいれば、傷を抱えたときに私に会いたいと遠くからはるばる足を運んできてくれた人たちもいた。私自身傷ついた知人の感情ケア役を、昔から買って出ていた。傾聴スキルがあるとかそういう話ではなく、あまりに当たり前に「受け止める」ということをしていたものだから、36歳になるまでまったく気が付かなかった。未成熟な形とはいえ、私は私なりに蟹座太陽を使ってきていたのだった。

ずっと「母親代わり」を探してきた

この射手座期の気づきは、そんな私の生き方を根本的に見直す、覆すようなものだったかもしれない。

私はこれまで、無意識下で「自分の感情を丸ごと受け止めてくれる存在(理想の母親)」をずっと求めて生きてきた。自分の感情を素直に話すと否定されたり不快にさせてしまうという原体験があるからこそ、誰かに自分の存在を受け止めてほしい、私の話を聞いてほしいという獅子座や双子座的な欲求をどこかで抑圧しながら。だから自分なりの表現で発散するしかなかったり、逆にこの人ならわかってくれるかもしれないと思った人に寄りかかりすぎてしまったり、この不安定な愛着スタイルのままここまで来てしまった。

けれど、私の思い描くような「全てを丸ごと理解して受け止めてくれる」そんな理想の存在なんて、最初からいなかったのだ。そう肚の部分で悟ってしまった。

どこかにきっといると思っていた理想の母親像は、私の逃避的な空想で創り上げられた産物だった。結局自分を全て丸ごと受け止められるのは、この世界に自分しかいない。滑稽な話だけど、私は存在しないものを求める旅をし続けていたのだ。だけどどこまで探しに行っても、そこにはただ自分がいるだけ。そう気がついた時、目の前に広がる深い孤独に愕然とした。

でもこの孤独を抱えて生きていくことこそが、真の精神的な自立ということなのかもしれない。

私なりの、これからの蟹座太陽の使い方

射手座期には過去の因縁に進む足を取られるような出来事が多々起こった。足をすくわれながらも、その泥の中でよくよく目を見開いて自分自身を見つめてみた。

そうやってわかったのは、過去の因縁との決着は、既にもう着いているということだ。今度は私が私に、決着を着ける必要がある。私が私に決着を着けない限り、この歪んだ愛着スタイルのループから抜け出すことができないのではないか。

だから私はこれから、過去の傷や自分の中の歪みを、真正面から「作品として」物語の中で昇華していく。そう腹が決まった。もうこれをやる以外に道はないのだ、と"観念した"感じさえある。

これまで、誠実ではない人たちには自己犠牲的な蟹座太陽の力を搾取されてばかりだった。だから今度は読者のために、世界のためにこの力を使っていこう。傷も涙も愛も醜さも受け止められるような、ずっと求めていた概念としての「母親役」を、作品を通して私自身がやっていこう

これが現時点での、私の蟹座太陽だ。ここからやっていく作家活動では、やっと"過去からの願いを引き受けていける"のかもしれない。

成長を実感できたこと

火星天秤座期の記事では、こんなことを書いている。

––––たぶん、もっと要領のいい道もあったのだろう。それでも、この痛みからしか生まれなかった物語もたくさんあった。過去の痛みを物語に変えていくことで、私はこれからも救われていく。

願わくば、その物語に触れた誰かの心をほんの少しでも照らすことができたらと思う。傲慢かもしれないけれど。

そしてこれは、火星射手座期に書いた記事。

いろんな葛藤を経て、この展開を選びました。葛藤がありながらもこの展開を選んだのには、ちゃんと理由があります。求められているのは、こういう展開ではなかったのかもしれない。もしかしたら、作者の我儘に付き合わせてしまっているのかもしれません。

それでも私は必ず、最初から変わらず大切にしてきたこの物語のテーマを突き通します。読んできてよかったと思ってもらえるよう、カタルシスまで連れて行けるよう、最善を尽くします。

一夏と理津、崎丘たちのこれからをまだ見たいと思ってくださるみなさんへ。どうか信じてついてきていただけたら嬉しいです。

「傲慢かもしれないけれど」と予防線を張っていた私が、「ついてきてください」と言えるようになった。これだけでも、十分に成長したと言えるのではないか。

ここに至るまで、本当にぐずぐずしてしまったな。でも湯船に浸かりながら自分の中に深く潜ったり、遠くからはるばる訪れてくれた長い付き合いの友人たちとの再会の中で感じたこと、そんな色々が全部繋がって、この境地に至れたのだと思う。

火星フリートーク会でいつもお話を聞いてくれるメンバーの皆さんには、私の醜い感情まで、語りを聞いて受け止めてもらえました。本当にありがとうございます、を伝えたいです。

タロットの5枚引きをやってみて

それにしても…火星射手座期はちょっと喋りすぎてしまった。ブログの熱量も高すぎたし、Geminiとの無限壁打ちで何スレッド消化したかわからない。自分自身との対話や探究、夢を語るということはやり尽くした。次の山羊座期は「やりたくないことに向き合う」がテーマだと聞いたので、腰を据えて向き合っていこうと思います。

最後に、この動画の5枚引きを私もやってみた。心理タロットは未履修だけど、頑張って無理やり解釈してみるならば…

ワンド6逆位置:敗北を知る人

ソードエース正位置:痛みを言語化していく力

ソード4逆位置:回復力、再生力を持つ人(Gemini解釈:「覚醒」)

世界逆位置:枠組を抜けていく存在?(Gemini解釈:「まだまだこんなものじゃ終わらないというハングリー精神」)

ペンタエース逆位置:貪欲に執着していく力(Gemini解釈:「泥の中の黄金」)

出ている数字:1、1、4、6、21(3)

これから補強する必要があること:1→4の次がない。つまり7ハウス的な領域?

なんとも北半球強調な私らしい結果になった。そしてやっぱり苦手意識のある7ハウスの分野は、避けて通れないのかもしれない。7ハウスをやることで、やっとMCに向かっていけるのかもしれない。交渉も調整も苦手で腰が重いけれど、相手を立てながら自分のことも主張していくということを、頑張ってやっていこうと思います。

それにしても1が多い。私はずっと蠍座的な火星の使い方をしてきたから、牡羊座的な火星の使い方(=1)にずっとずっと苦手意識があったけれど、もしかしたらこのサイクルを通して、もうそれは身につけられたのかもしれない。そう感じてGeminiに聞いてみたら、「過剰なくらいです」と言われてしまった。笑

もう自分の内面を掘ること、技術を磨くことは充分やりきった、と捉えてもいいのかもしれない。これからは自分だけでなく、目の前の相手や読者の方を向いていく。この私自身を持って、世界と付き合っていくということをやっていこう。


"君を不幸にできるのは 宇宙でただ一人だけ"

"今は振り向かず8823(ハヤブサ) クズと呼ばれても笑う

そして君を自由にできるのは 宇宙でただ一人だけ"

(スピッツ/8823)

※今回の私の火星射手座期にぴったりだな、と思った曲。ちなみに作詞作曲の草野マサムネさんは、射手座の太陽水星を持つ方です。3月には2年ぶりにスピッツのライブに行きます!楽しみだなぁ。

@sabaii
lit.link/sabai 創作活動の源泉となる、心の底から溢れてきた言葉たち。人となりが多少わかるかもしれない雑記帳。