2023年年初 -
前半は以下のプレスリリース関連の実装を行っていた。
こちらのサービスは裏側でAzure SynapseのSpark Pool上でdotDataを動かしており、そのためのintegrationをPython + Scalaで実装していた。
5月
別件で新規プロダクトのBE/FEインターフェイスデザインのヘルプに入った。
9月 - 11月
この期間はLLMを使って社内ツールを作っていた。
OpenAI API + Streamlitで広報ドキュメントの英語->日本語翻訳の社内ツールを開発したり(このレベルだと1日くらいでできる)。日本語翻訳時に弊社プロダクトの文脈に沿った翻訳をしてもらうというのがゴールだったが、対訳例があるので実現が容易だった。GPT-3 turboよりGPT-4がやはり言語運用能力が高い。ベクトル検索としてデータフレームとの相互運用が楽なLanceDBを使って使い勝手が良かった。社内広報チームが今運用してくれている。
ほかにもツールを作ってみようとしたが、いまいちうまく行かなかった。セキュリティに関する顧客からの質問文に対して自動で回答文を生成するツールを作ろうとしたが、社内の関連セキュリティ文書から関連文書を引っ掛けてくるところで工夫が必要そう。あまり時間をかけられないまま中断。
11月 -
前述の新規プロダクトのFE実装が遅れていたのでヘルプに入った。
React + Next.jsを学んだ。プロダクトのコードがSSEが絡んでサーバー側との状態シンクに問題を抱えていて状態管理がだいぶ複雑になっているところをリファクタしたりしていた。
総評
振り返ってみると、新しいことを学べた一年だった。ただ、LLMはLLMの出力を評価するのが難しい、かつLLMの出力を制御するためのロジカルな方法がない(コーディングに比べて)というところで難しさも感じた。
最近はweb開発のはやりについていけてなかったので、このあたりをキャッチアップしつつ自分の手持ち技術を増やしていきたい。