2024/04/29 ゴジラxコング、104期オープニングライブ

たーんえー
·

ゴジラxコング 新たなる帝国

観てきた!モンスターバース(レジェンダリーが作っている怪獣映画シリーズ)で2作目となるゴジラとキングコングのクロスオーバーだが、前作以上にコングをメインに描いた作品になっていた。人間パートもほどほどで、その分コング視点でドラマパートがあったのがかなり良かったと思う。特にコングと他の猿たちの、言語を介さずとも表情や身振りで感情が伝わって来る感じが面白かった。字幕版で観たのだが、6割くらいは字幕でも吹替でも変わらない、そんな映像になっていたな。一方で、出番が減ったゴジラだが、サブ怪獣との小さな戦闘シーンもあり、格も高かったので不遇でもないと思う。戦闘シーンは文句なしで素晴らしい。色んなシチュエーション、色んな引き出しがあって、よく思い付くなと感心する。

というわけで、今回も楽しい映画だった。いや僕はすげー楽しいけど世間(特に海外)でもちゃんとウケてるのかな……?とは若干不安になるが、キング・オブ・モンスターズ以降この路線で作られ続けているということはバッチリウケてるのだろう。世の中は不思議

104期 OPENING!Fes×LIVE

前回に引き続き、みんなで!応援上映で劇場でFes×LIVEを観てきた。劇場で観ると、なんだか家で観るよりも感極まりやすい気がする。単に直近2回が泣き回(謎判定)だからなのか、映し出されたデカい画面に集中しやすい環境だからなのか。

内容としてはタイトル通り、3人制ユニットで9人のスクールアイドルクラブとなった104期の最初のライブ。冒頭のユニットごとに紹介していくメンバー紹介の演出から、非常に素晴らしい。ちなみに劇場の歓声が一番大きかったのは、衣装姿の徒町小鈴さんが映ったタイミングだった。

最初の曲は「On your mark」。奇数人になったことで瑠璃乃さんがセンターに立ち、「濁った世の中何が見えるか~」のところをばっちり決めていて良かった。変わるもの、変わらないもの、だね。予想はできたけど9人になるとダンスもフォーメーションも初見では全然目で追えなくなって、追うんじゃなくて受け止める(?)みたいな姿勢になったな。

そこから、衣装にちょっとアレンジを加えたんだよ、伝統って変わらないってことじゃないんだね、という活動記録を踏まえた話に。それを聴いてじーんとなっていたら、なんと衣装だけでなく伝統曲まで「今の私たちの気持ちで仕立て直した new version」になるという。そんなことある!?と思っていたらそのまま全然違うアイデンティティのイントロが流れ出して、情報量が多すぎるよ~と放心してしまった。その後は他のこと(104期verが103期verと比べて好きかとか)を考える余裕もなく、ただ伝統を受け取るだけでなく3人目の色を入れようという彼女たちの決断に感服していた。蓮ノ空、最強……

おまけ。先日、能が650年続いた理由について書かれた本を読んだのだけど(書いてた感想)、そこに書かれていたのは伝統を大切にすることと、初心を忘れず時代(演者やお客さん)に合わせた変化を恐れないことだった。能は昔からゆっくりだったわけじゃなく江戸時代からゆっくりになったそうだけど、アイデンティティが更に早くなった(だけではないけど)変化とも重なるな、と思う。この理屈で行くなら、能が650年続いたようにスクールアイドルクラブ(芸楽部)が650年続いてもおかしくないな……