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旅に出ていたアウイン(仮)が鑑別書を携えて自宅へ戻った。
結論。

♪ヽ(▽`)ノ♪ヽ(´▽`)ノ♪ヽ( ´▽)ノ♪
まずは何の石なのか明確となり、ひと安心である。
ひと安心ではあるが、少し前にネット上で気になる言説を見付けた。
鉱物専門誌や論文の内容を典拠としたうえで、
「最近では、アフガニスタン産のラピスラズリは鉱物種としてはアウインに属することが分かっている」
「歴史的なアフガニスタン産のラピスラズリは、アウインの含硫黄亜種としての扱いが確定的となった」(筆者注:【承】で綴った「ラズライトの定義が変更された」ことによるものであるらしい)
とのこと。
これらの事情や今までの経緯を考慮すると、アフガニスタン産であるうちのアウインは、ちょっと前であれば「ラピスラズリ」とされた石なのかも知れないなと感じた。やはりドイツ産のアウインとは毛色が違うようだ。

これはルース(裸石)のセットで、宝石加工されたアウイン=アウイナイトが入っている。真ん中の深い青色をした石がそれだ。大分前に購入したので産地不明になってしまったが、恐らくドイツ産と思われる。他のルースに比べると著しく小さいことが分かる。

定規を当ててみると2mmあるかないかというところで、まるで芥子粒のようだ。不用意にくしゃみなどした日にはどこかへ吹っ飛んでしまい、二度と見付からないだろう。
アウインといえば、母岩に小さな青い透明の結晶がくっ付いた姿が主流で、宝石加工されてからはこのように更に極小になるイメージしかなかったので、デカくて不透明で他鉱物が混じっているうちの原石は本当にアウインと言えるのかと疑問が湧いた。
だから鑑別に出した訳だが、結果アウインと名乗って差し支えないことがはっきりし、ついでに鑑別の依頼の仕方を心得た。石の場合「鑑定」という言葉はダイヤモンドだけに用いられ、その他の石は「鑑別」と呼ぶことも知った。今回の件がなければ、ラピスラズリの青色成分がラズライトからアウイン由来に変更されていたことも把握し得なかっただろう。ニュータイプ(?)のアウイン原石に出逢ったおかげで様々な知見を得た。
アウインの定義やラピスラズリとの関係性については未だによく理解し切れていないところもあるがそれは追い追い突き詰めるとして、「原石の正体を看破する」という最大の目的が達成されたのでまずは一段落としたい。

お疲れ様でした。