読書
audibleで50冊くらい読んだ
主にミステリ、SF、ビジネス書といったジャンル
「三体」のような長編をちゃんと読み通せてよかった
vTuber
6月ににじさんじの箱企画「にじGTA」が行われ、100人以上が同時に配信する群像視点コンテンツに新しさを感じてすっかりハマった
vTuberは2018年頃の黎明期に四天王だなんだと言ってた頃に見て以来ぶりで、現在男性トップの葛葉なども全然知らなかったし今はにじさんじだけでも200人近くいるのでそれらを把握しようとすると何をどこから見たらいいのかハードルが高かった
ただタレント事務所という箱での活動に面白さを感じたので、一覧をスプレッドシートにまとめたりいくつかツールを自作して体系的に理解を深めていったし、そうした作業そのものも面白かった
https://liver-streams.vercel.app/
自作したタイムラインツールではにじさんじとホロライブの配信状況を並べ、デビュー順や同期関係が確認できるようにした。これで誰がどういう位置づけなのかだいぶ理解しやすくなり9割方認識できるようになった
技術的には自分自身が実用するためにPC・タブレット・スマホで無理なく操作できるように作っていて、ふだん仕事のプロダクトではそういうのをやってないのでけっこう設計として学びがあったしドッグフーディング的に開発できてよかった
年末に行われたVCR GTAではにじさんじ・ホロライブ箱外の人たちもだいぶ面白かったので、そのうちholodexのAPIを使って個人勢なども表示できるようにしたいなと思ってる
ソロ配信はあんまり見ることはなくて、コラボ配信においての先輩後輩や同期関係での空気感・やり取りこそが醍醐味に感じている。その組み合わせによる偶発的なポテンシャルがさまざまに展開されるのを期待するところが大きい
コラボで面白いなと認知した人でもソロで見るとあんまりおもしろく感じられないこともわりとある
特に良かった例を挙げると、ホロライブのボケ・ツッコミ分布図において極北と評されていた戌神ころね(ボケ)と天音かなた(ツッコミ)の二人
あまり絡みの無かったこの二人がホロGTAを経てchained togetherで再度コラボしたことにより、企画を無視して開幕から3時間喋りっぱなしという唯一無二の化学反応が起きてたのは相当良かったなと思う
健康
夏頃に頭痛が続き、ある日めまいが起きてダウンした
これほどのはっきりしためまいは初めての体験でちょっと動くだけでひどい吐き気になるので身動きが取れなかった
親がくも膜下出血で倒れた年齢に自分もなり、遺伝的になりやすいと言われていたのでめまいも前兆症状の一つとして気にかけていた
搬送に備えてなんとか玄関の鍵は開けておいてスマホを手に持ち、救急車を呼ぶべきか分からないので初めて救急相談した
救急相談は119に7をつければいいということは知っていたけどそれだけでなく#もつけて#7119にする必要があり、実際掛けようとすると微妙に難度が高くて3回間違えた(7199→#7199→7119→#7119)
症状を話したところまずは病院に電話相談することを促され、そこから耳鼻科と脳神経外科を受診した
結果としては脳動脈瘤では無かったので、しばらくの間安静に過ごして回復した
ランニング
去年から始めたランニングは今年も引き続き。年間で1733km、月平均144km
季節によってバラつきが大きく、夏場は暑くて体調不良もあったので全然走れなかった
レースには3回出た。もっと参加してみてもいいかも
ハーフマラソン2回と10km走1回。いまのところ走るたびにベスト更新できてるしまずまず順調
年初の時点ではハーフ走りきるのも難しそうって思ってたけど、今ならもうハーフくらいの距離なら全然走りやすいなと感じているのでだいぶ長距離の感覚に慣れてきた
今年買ったシューズ
レガシーハーフマラソンで初めてニューバランスのランニングシューズを買ってみたけどクッション感など他のメーカーと違っててどれも良かった。特に1080はウォーキングでも楽しく履ける
OnのCloudmonster Hyperはけっこう高い金額で買ったのに最初走ってみたときにしっくりこなくて失敗したかなと思ったけど、履き慣れてきて良さが分かってきた
SNS
イーロン・マスク買収後、もはやツイッター時代とはすっかり別物に感じてきたのでやめることにした
ktsnさんが挙げてるネトフリのドキュメンタリー「監視資本主義」を見ると、リコメンドシステムがユーザーの行動をインサイド・ヘッドばりにコントロールするように作られていることが紹介されていて、そういうところに感じていたつらさがいよいよ際立ってきた
それだけでなく技術コミュニティ界隈のSNSノリも(そこに自分も加担してしまうことも含めて)あんま良くないなと思うところがあった
いいノリもあるけど、全体としてはマウントを取り合うような老害はてブ化していってる感じはする
あとたとえば一昔前だったら某CTOの話題とかは当事者同士の問題なんだから目にしたくない、というか目にする必要がない。ただ話題に上がってくると調べてしまうし無駄に関心を持ってしまう
その内容が有意義であるにしろないにしろ、いたずらに興味を引くような関心そのものから少し遠ざかるようにしたいなと感じた
たまにリストで監視はしてます
仕事
体調不良などがあったことにより初めてしばらく休職させてもらった
体調だけでなく前述のような興味関心的にもいろいろ考え直すところがあった
テックカンファレンスなどもそのノリがSNSの延長みたいに感じられるともはやだいぶつまらなく思えてしまい、参加している時間でコード書いたほうが良いというか、もう人がたくさん集まるところにはしばらく行かなくていいかなと感じた
会社ではこれまでデザインエディタ開発といった試行錯誤するクリエイティブなところをやらせてもらっていたけど、一方でvite化、vue3化、composition化など技術的な足回りを着実に整えて開発体験向上させるということも自分がやりたいから勝手にやっていた
そちらのほうがゴールが明確であるし投資的にモチベーション高い
12月に仕事に復帰してからは開発環境改善のほうに注力させてもらい、yarn v1からpnpm化、lint改修、CI改善・高速化など古い技術や積み重ねで劣化して気になっていたところを刷新していくようにした
休職期間中に普段の仕事を離れて趣味プロダクト開発で新しいツールに触れたことで開発体験性のギャップを感じていたこともある
よく「レガシーコードに敬意を払おう」みたいなことを言う風潮があるけどそんなのは本当に馬鹿らしいと思っていて、もう古いものは古いんだからどんどんダメ出ししてマシなものにしていったほうがいいじゃないかって思う(元の文脈が読めてないのかもだけど)
実際当時の開発者が居なくなってしまうとなかなか手をつけられなくなって敬意と言うしかなくなるのではという気もする